トールキンさんの映画レビュー・感想・評価

トールキン

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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.2

予想以上に良かったので個人的に高評価。

お互いにとって初恋の12歳の男女の甘く切ないラブストーリー。あまり過去に類を見ないような良い意味でしんみりとさせてくれるラブストーリーモノ。

最初から最後ま
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青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

4.5

井上淳一監督、主演の井浦新さんの舞台挨拶上映を鑑賞。期待値は元々高かったけどそれを超えるくらい良かった。2時間があっという間なくらい没入してた。

映画館という空間で映画を見るということ。メジャーな作
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止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

3.8

「青春ジャック止められるか、俺たちを2」の予習を込めて鑑賞。
冒頭から昭和の雰囲気に圧倒される。学生運動に燃える若者、フリーセックス、性丸出しの映画、誰もがどこでも当たり前の喫煙、 1969年、昭和4
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恋のいばら(2023年製作の映画)

3.6

城定秀夫監督作品ということで。評価低めだけど意外と面白かった。愛憎渦巻くドロドロな感じかと予想してしてたけど意外とコミカルな部分もあって気が付いたらジワジワと自然とのめり込んで見れたし、途中シュールな>>続きを読む

オールド・ルーキー(2002年製作の映画)

3.9

実話系のサクセスストーリー+家族愛の感動ストーリーという映画としては極めて普遍的な作品だけどシンプルに胸が熱くなるし自然と涙が出る。シンプルでベタな作品ほど真っ直ぐ心に響くというもの。久しぶりに見たけ>>続きを読む

川の底からこんにちは(2009年製作の映画)

4.0

現代社会を頑張り過ぎて生きている全ての人に見てもらいたい。ちょっと元気を無くした時にまた見たくなる。
自分なんて所詮ちっぽけな人間だ、大した夢も目標も無くダラダラと生きている。仮にそうだとしても自分の
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.1

女性同士の友情ものの感動ストーリーだと思ってたけどそんな単純なものじゃなく、それ以上に色々感じさせてくれた作品でした。ただ、個人的には若干の消化不良でモヤモヤする点もいくつかあった。それでも最後の最後>>続きを読む

愛なのに(2021年製作の映画)

3.9

城定秀夫監督作品にちょっとハマりつつあるので鑑賞。脚本が今泉力哉監督なのでその独特の世界観は安心感があって見やすい。無音な情景で繰り広げられる会話劇と言うか会話のやり取りが見ていてとても心地が良いし自>>続きを読む

銀平町シネマブルース(2022年製作の映画)

4.2

小出恵介の役者復帰作品とのことです。スキャンダルが発覚した当時、何やってんだこの人、って正直蔑むような思いになったけど、まあそれはそれとして今作では画面に映る彼のお芝居や一挙一動にとても惹きつけられて>>続きを読む

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.2

何とも恐ろしい映画を見ちまったなって言うのが率直な感想。高評価な作品だけどそれでも賛否が分かれてはいたけど個人的にはめちゃくちゃ良かった。ジャンルとしてはサスペンス(クライムサスペンス)系なんだけどま>>続きを読む

南極料理人(2009年製作の映画)

4.0

食わず嫌いでなかなか見ようとしてこなかったけどこんなに面白い作品だとは思わなかった。南極基地の隊員の日常がただただ描かれるだけなんだけど終始に渡ってニヤニヤが止まらないくらい面白おかしい。過酷な環境下>>続きを読む

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.0

評価高くて人気作品だけど実は初めて鑑賞。単純に面白かった。笑えてテンション上がって最後はちょっと泣かせてくれる。気分上げようと思ってコメディ映画チョイスしたけど見て正解で見た後に元気が出る作品。

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トールキン 旅のはじまり(2019年製作の映画)

3.8

「ロードオブザリング」が大好きなのでずっと見たかった作品。ついにアマプラで配信されたのでさっそく鑑賞。内容自体は大きな展開など無く淡々としていたけど作品そのもので言えばファンなら必見と思えるくらいの出>>続きを読む

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

4.2

昨年12月に公開された「市子」で主演女優賞にノミネートされるほどの役どころと圧巻の演技力で魅力した杉咲花。わずか3ヶ月後に公開された今作でもものすごい存在感で、ただただ胸が締め付けられるような自然と涙>>続きを読む

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.9

冒頭からド派手なハチャメチャアクションにただただ見入ってしまう。ストーリーは現実と創作の話が入り混じって進んでいき、斬新で面白い。難し過ぎず逆にシンプル過ぎないちょうど良いようなストーリー構成で順を追>>続きを読む

コットンテール(2022年製作の映画)

4.1

「家族」をテーマにした作品は当然数多くあって個人的に過去にけっこう見ているけど今作も非常に良かったし考えさせられるものがあった。高評価だけど感想や意見は色々分かれているので見るの迷ったけど純粋に見れて>>続きを読む

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.1

公開されるまで全く知らなくて予告も見たことなく、あらすじ読んだだけで絶対面白いやつだと思って鑑賞。期待通り、いや期待以上の面白さだった。
ミリタリーアクション映画って独特の緊張感があるんだけど、こんな
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.0

現在デジタルリマスター版が劇場公開されているとのことで、アマプラで無料配信されてるのを偶然見つけて鑑賞。

タランティーノ監督についてはそんなに語れるほど詳しくないけど、タランティーノらしさってこうい
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.9

良くも悪くもシンプルで見やすい作品でした。シンプルだからこそまっすぐ心に響くものを感じ取れた。短い時間で上手くまとまっていて何も考えずにサクッと見れるという大衆向けなエンタメムービーとしては良い点。だ>>続きを読む

マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

4.0

リメイク作品のさらに現代版リメイク作品ということで、現代版西部劇としての綺麗な映像、迫力あるアクション要素、さらに西部開拓時代の雄大な風景にとても見応えを感じることが出来た。この手のアクション映画見る>>続きを読む

Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?(2004年製作の映画)

4.0

現在「テルマ&ルイーズ」の4K版が公開中で、そう言えばスーザン・サランドンが出てたな、他にどんな作品に出てたのかな、というわけでこの作品に行き着いた。昔見たことあって10年以上ぶりの2回目。役所広司の>>続きを読む

コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

どこにも自分の居場所が無い9歳の少女、コットがひと夏の体験で感じて手に入れたものとは。
主人公コットを演じたキャサリン・クリンチ。映画初出演で子役ながらも彼女の存在感にただただ魅せられる。9歳の少女と
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.3

良い意味で咀嚼が難しい、どう良かったのか、その良さを言葉で上手く言い表せないけれどすごく心地良いようなじんわりと温かく優しい気持ちになれ、見終わった後にふんわりと優しい気持ちに包まれるような、そんな余>>続きを読む

ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

4.0

「はじまりのうた」、「シングストリート」は見たことあったけどこちらはまだ見てなかったので鑑賞。上記2作品と比べると評価はそこそこだけどそれなりに期待してたら予想以上に良かったので個人的には高評価。この>>続きを読む

キック・アス(2010年製作の映画)

3.9

王道なヒーローアクションモノと言うよりもちょっと風変わりなアクションモノって感じ。正に文字通りのアクションコメディでアクションはスカッとしてコメディ要素は普通に笑ってしまうくらい面白くてそのバランス感>>続きを読む

世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

4.0

ありきたりと言えばありきたりな泣けるラブストーリーモノかと思ったら後半以降からさらにグッと引き込まれていった。ちょっと予想外と言うかしてやられた感がすごい。普通にハッピーエンドかと思いきやものすごい現>>続きを読む

そばかす(2022年製作の映画)

3.9

「多様性」、「ジェンダーレス」、「普通とは」、いわゆるそういったテーマやメッセージ性を扱う今作。普遍的かつこういう題材の作品ていうのはここ近年増えてきている気がする。それについては後で触れるとして、>>続きを読む

SOMEWHERE(2010年製作の映画)

3.5

昔見た「ロスト・イン・トランスレーション」が良かったので同じソフィア・コッポラ監督作品のこちらを鑑賞。独特の世界観を持つ作品に対してその良さを感じようと色々な部分から見ようとするが今作はあまりその良さ>>続きを読む

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

4.1

よく耳にするいわゆる「尊い命が犠牲になる」という言葉がある。普段何気なく、何不自由無く当たり前の日常を送っている僕自身からすればその尊い命という本質的な意味は分かっていないと思う。本作の18歳の少女、>>続きを読む

ミッドナイトクロス(1981年製作の映画)

3.8

たまたま偶然この作品を知ってあらすじ読んでめちゃくちゃ惹かれるものがあったのでその勢いのまま鑑賞。40年以上前の作品だけど知ってる方、むしろこれ好きって方いらっしゃるのかな。掘り出しもん感があってなか>>続きを読む

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.0

ただただ微笑ましいこの世界観についつい笑みが溢れっぱなしだった。優しくほっこりさせられる。好きなものを共感共有出来るって本当に素晴らしくて尊い。

女子高生とお婆ちゃんの友達関係って現実じゃほぼあり得
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

4.5

冒頭からいきなりテンション上げさせてくれた。懐かし過ぎて鳥肌が立ちっぱなし。個人的にSEEDのキャラクターはメインキャラはもちろん、サブキャラ、脇役キャラも含めてみんな好きなので一人一人が本当に懐かし>>続きを読む

猫は逃げた(2021年製作の映画)

3.8

好きな今泉監督作品ということで鑑賞。
ずっと淡々としていて大きな見せ場はなく、ボーっと見ていたけど逆に言えば全体的にほのぼのしていて飽きずに見れた。後半以降は展開にちょっとした工夫があってなるほど、と
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ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀(1990年製作の映画)

3.9

ゾンビ映画大好きな自分としてはゾンビ映画のパイオニア、元祖の作品(リメイクではあるが)は見とかないとなあと思い、いつの間に配信されてたので鑑賞。

昔の映画だから演出とかその他諸々色々荒いんだろうなと
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ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)

4.6

個人的にはカラー版より良かったので評価上乗せで。同じ映画なのにモノクロにすることでここまで雰囲気が違うのに驚き。作中の時代背景と見事にマッチしていて昭和の時代感をめちゃくちゃ感じられた。そんなレトロ感>>続きを読む

コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

3.9

最初から最後までずっと胸くそな感じでこの胸くそ感、憂鬱感は韓国映画独特だなあと改めて思わされる。この手の映画ならではと言うような良い意味で気分が落ち込む内容。

生半可な正義感をかざしても所詮は集団心
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