ヴぇるさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ヴぇる

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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

2.7

世間の評価程面白くはない映画だ。

確かに音楽と、最初の冒険は評価出来る。これが最終盤まで持続出来れば4.0以上のスコアは固かっただろうが、ピークは序盤のみで残りは特に面白みに欠ける。

登場人物も特
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ゲーム・ナイト(2018年製作の映画)

4.0

近年のコメディでは私の中でナンバーワンの出来だ。

当初はレイチェル・マクアダムスが見れると言うだけで視聴を始めたが、ブラックジョークや俳優、過去の映画のジョークが多彩でいくつか分からないものもあった
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グラディエーター(2000年製作の映画)

3.5

2001年以降の歴史映画のパイオニア的存在であり、作品賞も納得の作品だ。

いわゆるリベンジ系の歴史映画であり、現代のベン・ハーと言っても過言ではないだろう。ラッセル・クロウは映画次第で名優だったりバ
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ロジャー・ラビット(1988年製作の映画)

3.0

子供だましのクレイジーなカートゥーン映画だ。だがそれこそが子供の求めているもので、当時は受け入れられたのだろう。

8社程のカートゥーンムービーキャラが大集結した今作品、最初にマペットや機械を取り入れ
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アロハ(2015年製作の映画)

2.5

最高なキャストにクソ脚本を当てはめたらどうなるかわかる映画だ

個人的には演者は最高だ。レイチェル・マクアダムス、ブラッドリークーパー、エマ・ストーン、ここまでのメンツを集めてただのメロドラマを作った
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レインマン(1988年製作の映画)

2.6

ハッキリ言って現代を生きる私には一切響いてこない映画だ。

今の時代この様な題材の映画は多岐にわたり傑作名作は星の数ほどある。そのような映画の草分け的存在でリスペクトすべきなのは理解出来るが、やはり比
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

4.1

スタッフロールが始まっても心臓の高鳴りを感じたまま頭を抱え動けなくなる映画だ。

コステロが死んだ後の銃弾に無駄な1発は無く、1発打っていく毎にこの映画のスコアが上がっていくのが聞こえた傑作だ。

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エニイ・ギブン・サンデー(1999年製作の映画)

3.0

当時のアメフト事情の背景を描いている作品で、いわゆる熱い娯楽映画だ。

先に述べておくが今作は目に余るほどに感情に整合性が取れておらず雑に言うと適当に作ったように見える。
感情の変化がうまく写しきれて
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ベン・ハー(1959年製作の映画)

3.2

当時をリスペクトする事は勿論大事だが如何せん納得に欠ける映画だ。

いわゆるリベンジ系の映画であり、そこに宗教要素を絡めるという昔ながらの映画だが、当時数々の賞レースを勝ち抜いた要因は金の力だろう。
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運び屋(2018年製作の映画)

3.7

名作と言っていい部類の作品だ。

ジャケットや予告編を見るに重く暗い映画を連想してしまうイーストウッドの作品だが、タッチは軽い感覚もあり、しかし彼の作品の重厚さも感じさせてくれる素晴らしいバランスの取
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ミーン・ガールズ(2004年製作の映画)

3.6

2000年代のカースト制の学園生活を描いた作品であり非常にキュートな一作だ。

公開当時レイチェル・マクアダムス(26)アマンダ・ミシェル・サイフリッド(19)の2人を含む4人が上位カーストの学園生活
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.0

クレイジーなDICKSの映画だ。

PG15が指定されている通り下品さを極めた映画になっており、いわゆるひとつの突き抜けた作品になっている。

真面目なレビューをすると数え切れないほどのアイテムに対し
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恋とニュースのつくり方(2010年製作の映画)

3.0

私はレイチェル・マクアダムスの大ファンで女優の中でナンバーワンだ。

出なければ今作は視聴していないし気にすることすらなく仮に見たとしても大酷評していただろう。
所謂この手のコメディ映画はブレイクを果
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バーレスク(2010年製作の映画)

3.0

私はミュージカル、ミュージック映画が好きでCHICAGOがトップオブトップと思っており今作にも期待したが期待し過ぎたようだ。

曲自身は悪くなく1.2曲ぐらいは乗れるものもあり、クリスティーナ・アギレ
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.4

監督のセンスが光るダークな1作でありハマる人にはどハマりする映画だ。

ミステリーサスペンスの王道とも言うべき形で物語は進んでいくが、ミステリー自体は落ち着いた雰囲気で進んでいくため少々退屈と思えるシ
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

5.0

個人的なモノクロ映画での最高傑作だ。
懸命に人生を生きているからこそ、こんなにも生き生きと役者全員が画面に映えるのだと教えてくれた映画である。

ウィットに飛んだジョーク、序盤からテンポのいい展開、分
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.8

映像技術をフルに活かし、モノクロ映画に絵が付いてるのではと錯覚してしまう映像作品だ。

まずは何よりもモノクロの映像に触れたい。近年だと2012年にアーティストが作品賞を受賞したが、映像を比べると一線
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

2.8

過去を乗り越えることが出来ない男の人生を描いている映画だ。

叙情的で、冬の寒々しいマンチェスターを映し出しており、これは彼の心の中を反映しての演出かと思う。つまり、彼の現状を画面に投影することは成功
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.4

日本人には一般受けする映画ではないが、映画好きには評価される作品だろう。

序盤から中盤にかけてはストーリーが明確且つテンポよく進むので物語に入り込むことは容易だ。さらにデニーロの演技は味がありすぎる
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ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

3.8

2000年代を代表する作品と言っていいだろう。
緊迫したシーン、謎を呼ぶミステリー、キャラのたった演者達、そして分かりやすい言葉に、この年代のドラマチックな撮影技法。個人的にこの時代の映画は好きな上に
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

2.6

まず今作を語る前にキャッチコピーで『嘘』を書いた日本の広告会社は今後一切映画に関わらないべきだ
Wikipediaにもあるが、

>>トラヴァースは「『プライベート・ライアン』を超える戦闘シーン」と評
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.8

監督と脚本のセンスが光る素晴らしい作品だ。
今作は典型的なハートウォーミングな映画ではなく独自の手法を取り入れ、さらに一人一人にスポットを当てていくという難問にも挑戦している。このような題材を扱ってい
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

1.3

ハッキリ言って軽薄で浅い映画だ。
加えて、ラブストーリーにも問題提起にもなれないただの娯楽映画であり評価はハッキリ言って低い。
尊厳死や安楽死を扱い作品賞を獲得したミリオンダラーベイビーの1/100も
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.6

着眼点は素晴らしいし、展開やテンポも音楽も良い。

中盤のラドクリフが覚醒したシーンはこの映画のハイライトと言っていい程素晴らしい出来だし、最初の海のシーンは心が躍るほどの疾走感だ。

だが、前半は無
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.1

『悪くは無いが、作品賞を取れなかったのも致し方ない』そんな印象の映画だ。

人種差別問題の映画はハッキリ言って溢れ過ぎているほどあるので、重く辛い内容の方が人々には問題意識として認識されやすく印象に残
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.0

パーフェクトと言ってもいい出来だ。

4の製作が発表になった時世界中が
『この作品は3で完結した。4は必要なし、金を得るための不必要な続編はいらない』

という論評だったが、それを間違いだったと言わ締
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バイス(2018年製作の映画)

3.5

着眼点は良いし物語として成立し庶民に関連したインパクトのある話なので入り込むことは容易だ。

が、監督の伝えたいことはわかるがクドイ。最初と最後に国民をバカにした演出があったが、『つまり国民が真剣にな
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アラジン(2019年製作の映画)

1.8

ハッキリ言ってB級映画だ。
ディズニー配給ではなく、インドあたりの配給会社が模倣して作ったと言われてもなんの疑問も持たない。
近年の映画の悪い所ばかり真似をしている前半はワーストだ。暗くし見えにくい画
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ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

3.6

実際に起こったテロの映画ということで、もちろんショッキングな内容であり、感情を揺さぶられる作品だ。
いわゆる『敵』の姿は見ることはなく主人公や周りが逃げ惑う姿を映すことに終始するが、それでも時間を忘れ
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

正直アメコミ作品は全て肌に合わないが唯一ダークナイトでのジョーカーに興味を持っての視聴である。

正直に言って序盤の1時間は彼がどのように不遇を囲い何を考えていたのか過去に何があったのかという内容なの
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天気の子(2019年製作の映画)

3.2

映像美が無くなってしまっては新海誠ではないのでそこは最低限魅せてくれたが、
他に関してははっきり言って雑でイマイチという言葉が1番しっくりくる。‬

主人公の行動に関して新海節炸裂!とのような感想が
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.6

ホロコースト関連の映画は星の数程あるとは思うが、その中のトップと言っていいだろう。

当時の残虐な歴史は現代を生きる我々に知ることは出来ないが、当時に比べたら2Lの容器にその痛みを1滴入れたぐらいの苦
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.3

正直退屈なシーンも無くはないが、それは70年代の作品だし仕方がなかろう。
しかしこの時代の狂っていたアメリカをキッチリ写しており、感情移入こそ難しいが、何を伝えたいのかは嫌という程伝わる映画である。
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Fate/kaleid liner Prisma☆Illya プリズマ☆ファンタズム(2019年製作の映画)

1.1

アニメに関してはレビューしない方針だったが、これについてはひどいの一言なので、怒りのままにレビューする。
自分史アニメ映画ワースト5位に入る。


まず、序盤のギャグは助走だと思いこの後いつイリヤ、美
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.4

脚本ははっきり言ってお粗末なレベルだと思う。
だがしかし挿入歌と役者の演技で作品賞にまでのし上がった映画だ。
BGMは様々なパロディで使われている程の子気味のいいリズムでこれから何が起こるのかワクワク
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クラッシュ(2004年製作の映画)

3.8

現代に起こっているものを分かりやすく映画として見せ伝え、飽きることなく見続けることが出来、受け手に強烈に訴えかけることが出来る正に作品賞に相応しい作品だ。
確かに黒人問題にフォーカスを合わせているが、
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