盧舎那仏さんの映画レビュー・感想・評価

盧舎那仏

盧舎那仏

アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

4.5

ナオミ・ワッツ、
エル・ファニング、
スーザン・サランドン、
リンダ・エモンド、

私はこの4人が出ているだけで、よし!観よう!と思っちゃうくらい、個性的で演技力もあり、ちょっとコミカルで大好きな女優
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法廷遊戯(2023年製作の映画)

4.0

演技力では杉咲花ちゃんが光るが、ストーリー的には、父親の冤罪を覆す為に生きるた息子の執念に圧倒された。
『目には目を』は寛容という解釈もわからないわけではない。

つみきのいえ(2008年製作の映画)

3.5

思い出が積み重なっていく。
思い出の中に沈んでいく。
おじいさんの人生に乾杯。

おまえの罪を自白しろ(2023年製作の映画)

3.5

日本の俳優の中で最も好きなのが堤真一さんなので、存分に堪能できました。

自分の益の為に、何かを犠牲にするのは致し方ないと自分を正当化している人を腹黒く描くのは簡単な事だが、人にはそういう一面だけでは
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.0

私も、生きることが蝕まれることになりませんように。ゾンビのようになりませんように。
誰かのために自分を費やす事で喜びを感じる時に生きる力って湧いてくるんだろうな。
いつか黒澤明の原作をみたい。

別れる決心(2022年製作の映画)

3.5

迷い子の女性に出逢った聡明な刑事さんが、美しさに惹かれ共に迷い子になっていく。ギリギリの理性と闘いながら、最後まで迷子だ。

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

5.0

ミュージカル系映画好きです。
ダンス系映画も好きです。
中学生の頃、フラッシュダンスを観て、踊りの素晴らしさを知りましたが、年々レベルがあがり、圧巻の素晴らしさ。
這い上がっていくストーリー展開も、途
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ボーイズ・イン・ザ・ボート ~若者たちが託した夢(2023年製作の映画)

5.0

かっこよくてたくましくて賢くて優しい。
惚れてしまいました。

王道と言われようが、スポコンと言われようが、かまへん。ええもんはええ。

全国の二軍、頑張れ!

Winny(2023年製作の映画)

4.5

実話に基づく作品が好きなので、感慨深く観させていただいた。

ストーリーも役者さんも総じて良かった。

警察の内部告発の展開も、もっと気になるが、これ以上比率を上げるとwinnyという映画にならなくな
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パリの調香師 しあわせの香りを探して(2019年製作の映画)

3.5

人はなかなかか変われない。
だけど助言を得て少しずつ変わっていく様がうまく描かれている。
それにしても、匂いを言葉で表現するって難しいもんだ。

市子(2023年製作の映画)

4.0

離婚後300日問題、無国籍児、ヤングケアラー、ネグレクト、身内による性被害、貧困、などによる社会的弱者は存在するのは周知していたが市子のように複数の荷を背負った生い立ちの辛さはどれほどものであったろう>>続きを読む

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.5

ここにいたくない、って感じるのはあなたのせいじゃない

わたしが悲しいのは私のせい、

ちゃんとさよならが言えるって素敵な事だ

1秒先の彼女(2020年製作の映画)

3.5

一秒先の彼を観た直後に、原作の方を観てみようという好奇心から連続で。
男女の違いや細かな違いはあるが、日本のリメイク版が距離的にちょっと厳しい天の橋立にした理由がわかったり、日本版があまりに真似がうま
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.5

大きな感動がある訳ではない。
名前の画数で一日が変わる設定も陳腐。
京都に住んでいた者にとって、洛中、宇治、天の橋立の距離感が変だったり。
でもそういう事は製作サイドは全部わかっていてこの作品を作り、
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スパイ・ゲーム(2001年製作の映画)

4.5

渋みが増したロバートレッドフォードとブラピが出てるだけでも高評価。
他のスパイ映画と違い派手さは少なく、
会議室で互いをスパイし合うシーンがほとんど。ミュアの決断の早さと大胆さにキャリアを感じ。

スパイの妻(2020年製作の映画)

4.5

福原はスパイでもないし、さとこはスパイの妻にもなりきれず大意を果たせなかった結末は悲しい。
福原の裏切りは守りなのか攻めなのか、愛なのか、自己本位なのか、見ようによって異なる気がするのは、私の理解力不
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ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

5.0

映画館で見たかった美しい映画。
全てを与え、全てを奪う神から与えられた試練という言葉では語り尽くせぬ生死の境を彷徨う話。神様は見捨てたようで神は見ている。生物も自然も人間の命も全ては神の導きだと思わさ
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シャイン(1996年製作の映画)

4.0

このお話のような父子の愛情に限らずストーカーだったり、自分本位な偏った愛情に翻弄されて、精神を病む人がいる。周りは何故もっと助けてあげないのかともどかしくなる。でもピアノに苦しんだ彼がピアノに救われピ>>続きを読む

ティル(2022年製作の映画)

5.0

これは1955年の話じゃない。
今もいじめや飲酒運転による事故や戦争などで奪われなくてよい命が失われている。
私を含め、身近におこるまで他人事にしか見れない人が多い事が悲しい。
見終わった今はメイミー
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.5

評価が難しい作品。

妻から見た夫、母から見た息子、大学の教授陣からみた作家、姉から見た弟、ゲイ、お金の為に気にそぐわない仕事をするジレンマ。
いろんな角度から見ようとするとちょっとしんどい部分あり。
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12人の怒れる男 評決の行方(1997年製作の映画)

5.0

白黒で場所はほぼ暑苦しい部屋だけ。
何とお金のかかっていない映画でしょう。
でもキャストは豪華。
展開の速さや一人一人の個性の出し方に無駄がなく、引き込まれた。

ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)

4.0

シンプルな内容と圧倒的なダンスと舞台。アレンジされた聞きなじみのある音楽。コメディ要素もあり、見ごたえある映画でした。

アルマゲドン・タイム ある日々の肖像(2022年製作の映画)

5.0

人生って不公平だ。
それでも最悪の中から幸運を最大限に生かす。
そうなんかな?そうなんやろな?
抗うよりは巻かれる方がいいのか?
親の理想や希望と自分の生き方の相違。
理解者のいる幸せ。
感情ごちゃ混
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アムステルダム(2022年製作の映画)

5.0

好きなキャストだらけで、テンポもコミカルさも構成もどれも好き。
久しぶりの5点だ。

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.5

PCも携帯も存在する機能のほんの一部しか使えないオンチの私には、PCの使いこなす素早さと彼女の頭の回転の速さとこの映画の展開スピードについていくのに必死だった。
ミステリーは好きだけどホラー映画が苦手
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デリシュ!(2021年製作の映画)

4.5

大好きなフランス革命前後の時代物。
景色にも建物にも衣装にもご馳走にも見惚れてしまう。
当たり前にあるレストランの始まりのお話。
ちょっとコメディでちょっとミステリアス。
大好きな部類の映画です。
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七人の秘書 THE MOVIE(2022年製作の映画)

3.0

感動物でもないし、学びがある系でもないし、癒し系でもない、パターンのある必殺仕事人風作品。
ストーリーは気にする必要なし。
普段TVでよく見る個性的な俳優さん、女優さんとアクションを軽く楽しむべし。

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

沢山の賞を受賞しているので観てみようかと軽い気持ちで見始めた。
一見自由な生き方に見えて孤独。
同じような生活をするノマドと接していても孤独。
でも、強い。
思い出の皿に込められているように、過去の経
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.5

沢山の賞を受賞した映画。
不思議な映画。
コメディだけど、残忍なシーンが度々登場し、戦争や人種差別や貧困など当時の風刺も描かれている。
アンダーソンワールドが見事に大成されている。

ガタカ(1997年製作の映画)

5.0

夢に向かって生きる
死に向かって生きる

途中で、ヒッチコックの映画をみてる気分になった。

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

4.5

愛する人を殺された傷みや憎しみは、当事者にとっては次元の異なる想像を絶するものだろう。それを演じている役者たちのレベルは高い。このような事件がおこるたびに思うのは、真実を暴く意味とその辛さだ。憎しみの>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

生きるって大変だ。
今ある私の環境を与えてくれた両親、姉妹、夫、子ども達全てに感謝。

レールからはみ出て生きなければならない人に手を差しのべる人達がでてくるが、私はそんな奇特な人間にはなれないだろう
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トムボーイ(2011年製作の映画)

3.0

スパイものを見た後で、子どもらの表情を撮るカメラワークや展開の緩やかさに、必要以上に余白を感じてしまった。アンニュイな主役と可愛すぎる妹役にひきこまれた。

オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

3.0

ステイサムの映画は何本も見たが、この作品はコメディ要素が多かった。

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