誰かタイムマシンを発明して、劇場公開時に観に行かなかった私を殴ってくれ。
自立までの物語としても上手いが何より人間関係の描き方がツボでツボで……トニー、その男だけはやめておいたほうがいい……でも好き>>続きを読む
Netflix配信最終日に滑り込み。
過酷な大自然、その側近くで生きる白人貧困層と余所者の主人公。直近の公開作『ウインド・リバー』を彷彿とさせる構図だけど、この3要素がある作品は他にもありそう。評論>>続きを読む
構成がめちゃめちゃ面白い、が自分の倫理コードにめちゃめちゃ引っかかるので、手放しに人に勧めるのは躊躇われる……。
すごく面白かった!という感情の中に点々と混じるすごく不快だった要素の記憶……。
このレビューはネタバレを含みます
ワンオペ育児からの心温まる話かと思いきやそんなこともなかった。少なくともお金がない今の状態で子育てしたいとは全然感じなかったよ……。
シャーリーズ・セロン案じる主人公はバイセクシュアルなんだけど、そ>>続きを読む
頻繁に笑え、頻繁に背筋が凍る、高品質ブラックコメディ。
笑えるセリフ/シーンには脚本にないものが多いと聞いたけど、役者がみんな上手すぎる、いっそ舞台化してほしい。
練り込まれた犯罪計画(脚本)が流れるように展開され回収されるというシリーズの醍醐味、は残念ながら感じられず(ご都合主義や現実にはあり得ないだろうという穴やミスがあって主人公たちに都合よく話が進みすぎる>>続きを読む
Netflixに入っている方、とにかく観てくれ……。
何らかの作品で笑ったとき、「いま私は何で笑ったのか」「それは笑ってよいことだったのか」「笑うことでどういう社会的な通念に加担することになるのか」>>続きを読む
ウインド・リバーとミッション:インポッシブルを立て続けに観て、無性にジェレミー・レナーが観たくなったので。
大勢の命と同様に1人の命を大切にするって、「悪役側」の人間をあんなにホイホイ殺してるとあんまり説得力ないような……。
真実が見えにくい世界に身を置いていて、本当に敵なのか、敵だとして殺していいのか、そ>>続きを読む
最新作の公開に備え、知り合いからとりあえず4と5は観たほうがいいよと言われたので
2本観るとシリーズの「お約束」というか十八番というか、そういう部分がわかってきて、先に地上波で観た5で引っかかった部>>続きを読む
作品自体はトーンも好みだしおすすめしたいのだけど、エンドクレジットの “The Weinstein Company” が目に入った瞬間から作中のレイプシーンがさらなる醜悪さを伴ってリフレインしていて、>>続きを読む
カーチェイスのシーンでトム・クルーズが着ているシャツの柄がとてもよい。
自分のツボに入ったかどうかと、製作陣に対して好印象を抱くかどうかは、それぞれ全く影響し合わないというわけではないけども別の評価>>続きを読む
上映後のトークも含め、ところどころモヤっとするところはありつつも、インターセックスとかセクシュアルマイノリティとか全くわかりません、という方の入門編としては網羅的に重要な点をおさえていて良いんじゃない>>続きを読む
自分を表現する踊りってこういうのを指しているのかと納得させられる。
最後の舞台のも好きだけど、自宅でのが印象に残っている。
昔の映像、残っていないのだろうししょうがないのだけど、もっと見たかったな〜>>続きを読む
人間性に溢れた、それでいて無駄な脂肪のない引き締まった筋肉質な作品でした。
過去にも似たようなこと書いてますがらどこか人間性が破壊されてしまっていることを象徴するかのようなインダストリアルな音楽、最高>>続きを読む
27thRRT⑦
あんな移民差別が激しいところに連れてきて、これからどうするんだろう、と思ってラストも素直には喜べなかったな……。
ゲオルグができた人過ぎて人生10回目くらいなのかと思った。
あと羊>>続きを読む
27thRRT⑤
これが今年観た中ではベストかな〜!
崖を登っていく途中、薄々この後何が起こるか察せられた時の緊張感と虚無感が最高。
27thRRT④
登場人物が無神経な言動をするたびに、我が身を振り返って頭を抱えるなど。
27thRRT③
「ウィリアムは君だけのものじゃない」のシーンが刺さった。
お金を貰ってセックスすることの社会的な意味について、もうちょっと考えたい。
あと、やっぱりアラン・カミングとRDJって似て>>続きを読む
27thRRT②
傑作選の中では一番好き。
音楽が大きすぎるとか、あんな人がいない中であの距離感じゃ……笑とか、ツッコミどころも多いのだけど、そのおかげで鑑賞後の感想合戦が盛り上がったからよし。
27thRRT①
よきフェミニズム映画。レイプシーンがしんどかった……。
誘拐の話じゃなくて、創作物と作者とそのファンの関係の話だった。
好きな作品の作者や製作側が倫理的に許されぬことをしていたと発覚した時、いったち作品に対してはどういう態度をとるべきか、という問いを突き>>続きを読む
そんな話だったのこれ……。事前情報入れないほうがよいと聞いて、その通り何も調べずに行ったのですが、そんな話だったのこれ……。
ほとんどの場合、あるシーンはその次のシーンのためにあって、畢竟すべてのシ>>続きを読む
予告編から勝手にいわゆる感動ポルノだと思い込んでしまって、公開時は選択肢から外していたのだけど、群像劇的な面もあって楽しめたよ〜。見もせずにジャッジするのは良くなかったと反省……。
ちょっと字幕が>>続きを読む
うーん、ものすごくハイクオリティなストップモーションアニメであること以外、記憶にあまり残らないし、「もしそれ人間の実写でやったら絶対批判食らうじゃん……」っていうのが多くて、もやもやが常にまとわりつい>>続きを読む
徹頭徹尾、隅から隅まで中島かずき。
バットマンを観に行ったはずが劇団新感線とキルラキルも観てきたのかもしれない。
作画とモーションは素晴らしく、舞台となった中世日本っぽいものだけでなく、序盤のガジェ>>続きを読む
リンクレイター節炸裂の会話劇で楽しめたが、しかし女性の扱い……まず女性がほとんど出てこないし、話の俎上にあがってもオブジェクトとしてで、そこだけ観ていて辛かったかな。電車の中の、ベトナム戦争時の思い出>>続きを読む
これはー! すごくよかったです!!!
素麺食べて帰りました。
家族に限らず、自分を何かしらの集団の中におき、それをアイデンティティの一部とすることって、自分とその集団(を構成する人々)との境目を取り>>続きを読む
今まであまり観たことのないタイプの面白さがあった。原作はロングランヒットの一人芝居と知って納得!
最初はクリスティとティンロのパートがくっきり分かれすぎていて、えっ、自分と全然違う人生を歩んでいるで>>続きを読む
同じ白人貧困層ものではあるけど、もうひたすらに辛くて目を背けたかった『アイ,トーニャ』で負った傷の手当てをしてくれる作品。現実は『アイ,トーニャ』に近いのだろうけども、やっぱりこれくらいの映画的ファン>>続きを読む