ペジオさんの映画レビュー・感想・評価

ペジオ

ペジオ

まだ観たことの無い映画が好き
ストレンジでいてリアリティのある多層構造な「嘘」を観て、「こんな事考える人間って…凄ぇな」という類いの感動をしたい
映画の評価において感情移入や共感に重きを置きたくない

5.0点を100点超えとしてます(個人的主観)
2.5点(50点)ぐらいが楽しめた作品の境界線

ベストムービーは順不同

映画(2369)
ドラマ(44)

第3逃亡者(1937年製作の映画)

3.9

まとまり方凄いな
84分の中に展開が盛りだくさんで本当に楽しい

ヒッチコックに限った話じゃないが、昔の映画って割りとすぐ本題のストーリーに入る気がする
ストーリーを止めずにキャラクターの紹介も同時に
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.2

シンプルなストーリーとステレオタイプでありながら厚みのあるキャラクターからはクラシック映画の如き風格を感じる
(時代設定やミュージカル演出など製作者も確信犯的だろうが)
この王道な作りは怪物との恋とい
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イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ(2010年製作の映画)

4.0

「アート」に限らず、「わかってる奴わかってない奴」問題は本当にめんどくさい
「人間なんてみんなアホ!」で終わらせてしまいたい(みんなには勿論僕も含む…ってこんな注釈入れねーといけない感じがめんどくせえ
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愛についてのキンゼイ・レポート(2004年製作の映画)

4.1

常識や道徳や感情を排した目線で物事を見つめる「探究心」の塊みたいな主人公
この映画で描かれた時代から進歩している筈の現代でさえ先進的過ぎて異質に映る
この人もスゴいが、そんな変人と長いコト生活を共にし
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スーパーチューズデー 正義を売った日(2011年製作の映画)

3.8

私の様な凡夫には複雑に感じる政治の世界を「青臭い理想と現実」を軸にわかりやす過ぎる程わかりやすく語ってくれてる
掘り下げ過ぎないキャラクターの人間性(一面的ではないが、多面的と言うほどでもない感じ)
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デンジャラス・プリズン―牢獄の処刑人―(2017年製作の映画)

4.3

ステゴロでの最強の攻撃は「床にうつ伏せに倒してからの後頭部を踏み砕く」だと確信

これはヴァイオレンス映画の久々の快作
コメディ映画で慣れ親しんだヴィンス・ヴォーンは何処へ行ったのか?
でもよく見たら
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ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

3.4

ジャウム・コレット=セラといえば「空間に浮かぶスマホ画面」ですが(?)まあ画面の情報とそれを見る役者の表情を同時に提示できて効率の良い演出なのかなって事は分かるけれど、言ってしまえば同一の視界の中に別>>続きを読む

パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

4.1

意外と「ミノタウロスの皿」みたいな話だったのか?

誰かに恋する事は、世界が広がる事と同義だったと思い出す

KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

4.2

素晴らしいのだが、人に薦めにくいのは完全に個人的な理由(タイトルがなあ~)

キャラクターやクリーチャーの造形に関しては最高だし、あえてベタな英雄譚の雛型を用いた「物語ることについての物語」としてのメ
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ダークタワー(2017年製作の映画)

3.1

大胆に繊細にお願いします

「キングのライフワーク」でもあった原作(僕は途中で挫折)をハショりにハショった映画
キングの全作品にも繋がっているという点も含めた無闇なスケールの壮大さを表現できなかったの
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9か月(1995年製作の映画)

3.5

タイトルの通り「9ヶ月」くらいのお話
この期間の男女は「仕事」とかは二の次で、とかく「子供」が中心になるのねと言わんばかりにそれだけが描かれる(まあ題材がそうなのだから「映画」としては当たり前だから、
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スモール・タウン・クライム -回り道の正義-(2017年製作の映画)

3.8

伝統的なスタイルのハードボイルドだが、この手の話は役者がハマるとやっぱ抜群に面白い
マット・スカダーみたいな主人公をジョン・ホークスが演じるっていう時点でもう八割成功してるでしょ
加えて脇役のキャラク
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フィッシュマンの涙(2015年製作の映画)

3.4

魚人間は泳ぐとき足は平泳ぎらしい

「突然変異」ってのは多分に受動的というか、外的要因に晒された結果起こるものなのか
だったら大衆の中に時代の寵児という「異物」を放り込んだ結果起こる右へ左へや、その大
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78/52(2017年製作の映画)

3.8

どこまで離れても(最終的には宇宙までいく)「あの」バスルームに帰ってくる

ヒッチコックの「サイコ」の「あの」シャワーシーンを起点に映画史に及ぼした影響、この作品を生み出す当時のアメリカ、検閲を潜り抜
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フェリーニのアマルコルド(1974年製作の映画)

4.7

悲劇も喜劇も日常も非日常も優しさも残酷も現実も幻想も、全ては「思い出」に昇華される
リアリティなんていらない
僕にはあのビニールは海にしか見えない

ニーノロータの音楽も相まって祝祭感、多幸感がハンパ
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

4.0

一発当たったらもれなく二発目がついてくる(頭に)

ガンフーよりもガンカタ派な僕としては「ガンアクション」単体よりかは、このスタイリッシュ(笑)な「世界観」込みで楽しんだ
(中盤の一階と二階での静かな
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グッド・タイム(2017年製作の映画)

4.2

「弟を助ける」っていう「目的」こそあれ、その為の「計画」の無い主人公
それを反映させた脚本(映画にとっての「計画」)がまず素晴らしい
主人公がその先を想定しないで行動する(無駄に行動力があるんだコレが
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.0

図らずも一つ前に観た映画の台詞を思い出す
「真実は無い、あるのは解釈のみ。」
観た人間の数だけ解釈が存在する
作者の意図したものでさえ無数の解釈の一つに過ぎない
違えた解釈を抱えた二人が会えない(合え
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笑う故郷(2016年製作の映画)

3.8

Q:お前にとって「故郷」は単なる「糧」か?
A:それの何が駄目なの?

作家である主人公をクソ野郎と見るか、自分の周りの全てを作品の糧にする…してしまうのが「作家」という生き物の性であり、そう在らねば
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アウトサイダー(2018年製作の映画)

3.5

「日本の刃物は世界一ィィィィーーーー!」ってくらい、まあ切れ味が良い
スパスパいけちゃう

日本描写が正確かどうかは、結局この時代の日本を直接知ってる訳じゃないので何とも言えんが、邦画で描かれる昭和よ
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シンクロナイズドモンスター(2016年製作の映画)

3.7

「正直、僕らは依存症だと思ってました」
…診断は出てないレベルなのかな彼女も
甘えの根源が「あの公園」だったとしたら、そんな公園は一日も早く無くした方が良い!


フックとなる設定からは「ヤング≒アダ
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ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

3.6

映画に限らずフィクションに触れるとき、その対象を骨の髄まで楽しみたい欲求がある
細部にまで宿る作品の内容や主張や哲学を全て「理解」したい…しなければ「完璧」に楽しめたとは言えない
(この辺は作り手と受
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トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン(1980年製作の映画)

4.1

だいぶ昔レンタル店で並んでて、惹かれて一度は手に取ったものの、「…まあいいか。今度借りれば…。」と棚に戻してしまった記憶
いつの間にか近隣のレンタル店の棚からこのタイトルは消えてしまった…
本もそうだ
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