delicさんの映画レビュー・感想・評価

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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

4.5

小気味よくクスッと笑える会話は健在で独特の間が心地よい。これぞウッディ・アレンの映画という感じでした。
また雨のニューヨークの景色は美しく、BGMのJAZZも抜群の効果を与えている。
(やはりアコベは
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現金に体を張れ(1956年製作の映画)

4.4

奥行を考えた左右対称構図、人物のクローズアップや水平横移動による撮影、主人公の内面に立ち入らない脚本などすでにキューブリックはスタイルを確立している。
特に時系列の解体はタランティーノに多大な影響を与
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コロンバス(2017年製作の映画)

4.4

物語は急ぐ事なくゆっくり静かに進むのだが、まるで緩やかな波に乗ってているかのようで心地が良い。
また各カットに監督のこだわりを感じる。
基本左右対象構図でその中央に人物や物を置き鑑賞者に奥行きを感じさ
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劇場版ごん GON, THE LITTLE FOX(2019年製作の映画)

4.5

木彫りによる人物造形に秋に咲く彼岸花、川や小高い山々など細部までこだわったセットなど開巻すぐに新美南吉の世界観に突入する事が出来た。
新美南吉の物語は何度読んでも心に残るのだが、この世界観を見事に映像
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初恋(2020年製作の映画)

4.0

登場人物全員に個性的なキャラクターを与える事により、俳優全員が楽しんで演技しているように見える。特にコミックリリーフ的な役割のベッキーは監督のお気に入りのキャラクターではないだろか?
すごく面白かった
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ハローグッバイ(2016年製作の映画)

4.1

視聴してすぐに大体のオチが見えるだろうなと思って鑑賞していたが、あれよあれよという間に話は進み素敵なエンディングを迎える。
俳優は皆素晴らしく、特に主演を演じた2人の自然な演技は良い。
計算された構図
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ルース・エドガー(2019年製作の映画)

4.4

作品の根底には、人種差別問題を題材にしているのだが、実は結末に向けてすべてが組み立てられた愛憎ドラマ。

ラストで見せる主人公ルースの表情が全てを物語っていた。

とても重い作品なのだが、一見の価値は
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.7

俳優陣の好演、美しい衣装、移りゆく季節や情景、計算され尽くされた美しい構図などどれも素晴らしい。
時間軸を移動させながら話は進むので多少混乱はするが、監督の演出力と俳優陣の感情豊かな表現力によりあっと
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音楽(2019年製作の映画)

4.1

上手い演奏=良い演奏ではなくバンドメンバー全員の熱量が音になり、聴き手に伝わると思う。
劇中のメンバー達は初めて音を出した時の感動は一生忘れることはないだろう。
素晴らしい映画でした。

オーケストラ・クラス(2017年製作の映画)

3.9

「友よ、よく覚えておけ悪い草も悪い人間もない。育てるものが悪いだけだ」
        
ヴィクトル・ユーゴーの言葉を思い出す。


静かな余韻を残す佳作。

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

抜群の導入部、会話のテンポ、残忍なシーンのカット割、夏の暑さがジリジリと伝わってくるロケーション、そしてオチも見事に決まり面白かった!

レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

4.8

ヒリヒリとした緊迫感、やり場のない怒りや悲しみ。
「暴力は何も解決しない。ただ暴力を呼ぶだけだ」という事なのか?
今年観た映画で1番良かったと思う。

傑作

インテリア(1978年製作の映画)

4.3

延々と家族が崩壊していく過程を観させられるので正直気分は良くない。しかし俳優陣のセリフや演技だけで観せてしまう演出力は素晴らしいく、演者の些細な表情やざらついた画面での役者のクローズアップなど時折ハッ>>続きを読む

希望のかなた(2017年製作の映画)

4.3

間の取り方 仏頂面の俳優、独特な場面転換、極力説明を少なくした演出などカウリスマキ監督の作風は一貫しており、とてもユーモラスで心地が良い。
今作は難民問題を題材にしており、作品の根底にあるのは「優しさ
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.0

14歳の少年の成長物語。
音楽を通してたくましく、そしてかっこよくなる過程が良い。

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.3

陽気なミュージカルと思いきや実は重厚な人間ドラマだった。

エンドロールで流れたThe Beatlesの『Free As A Bird』の意味を考える。

クソ!イデオロギー!

若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

4.2

愛すべきキャラクター設定、細部までこだわった背景、野花や自然の中で営む生き物の描写、奥行きを考えた美術(色彩設計)声優、鈴木慶一の音楽などどれも素晴らしい。
特筆すべきは脚本の良さにあると思う。
監督
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アウトブレイク(1995年製作の映画)

3.9

殺人ウイルスによる医療現場の崩壊、感染源の特定調査、疑心暗鬼に襲われる人々、
今世界が直面するコロナショックそのものを今作は描いている。

1日でも早いコロナウイルス終息を祈るしかない。

あの子を探して(1999年製作の映画)

4.3

小さな村の代理教員をつとめることになった主人公ミンジは、都会に出稼ぎに行った生徒を追って旅にでるのだが・・・
役者達に過度な演技を要求することなく皆自然体で、日常の風景を切り取ったような演出は見事だ。
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アンジェラの灰(1999年製作の映画)

4.2

常にアベレージ以上の作品を作り続けるアラン・パーカー監督。
その中でも本作は好きな作品の1つとなる。
ストーリーは暗く正直落ち込むし、希望もないのだが、苦しい環境でもなんとか希望を見いだし生きる姿がい
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シビル・アクション(1999年製作の映画)

4.1

実話を元にした民事訴訟を題材にした作品。
金儲け主義の弁護士がある事をきっかけに改心し、正義に目覚めるというごくごくありきたりの民事訴訟映画だが、本作は他の作品と一線を画す。
結末はネタバレになるから
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シコふんじゃった。(1991年製作の映画)

3.9

愛すべきキャラクターの設定、テンポがあり独特の間がある脚本、そしてスポ根映画のお決まりのパターン(-100からの逆転)など何度観ても楽しめる作品。
中でも作品を引っ張る竹中直人は絶品だ!
多分下痢の演
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エド・ウッド(1994年製作の映画)

4.0

最低Z級映画監督エド・ウッドの半生を描いた作品。
俳優陣の好演もあり、話はテンポ良く進みとても良質な作品に仕上がっている。
落ちぶれた怪奇俳優を演じたマーティン・ランドーが監督ティム・バートン丸出し感
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恋人たちの予感(1989年製作の映画)

4.0

「セックス抜きで男女の友情は成り立つか?」
この難題に主人公の二人がジレンマを感じながら話は進む。
サリーを演じたメグ・ライアンの底抜けに明るくキュートなコメディアンヌとして作品を引っ張り、ハリーを演
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.4

細かな演出や描写により、自分が広島や呉の町にいる様な感覚になる。
そこには美しい風景があり、生物の営みや野に咲く花など普通に生活する人々がいる。
戦争中でみな貧しいのだが、貧しさゆえの悲壮感はなく、ご
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.7

デビュー作品からブレる事なく作品を作り続けるケン・ローチ。今作も過酷な現実社会を描いているのだか、そこには主人公達に対する同情などは一切なく、相変わらず突き放していて、監督の社会に対する怒りが伝わって>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます


主要5人のキャストとセリフだけで、2時間強の上映時間を飽きる事なく観せた監督の演出力は特筆に値する。
また主演2人の演技力はもちろんの事、脇を固めたローラ・ダーン、アラン・アルダ、そしてレイ・リオッ
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.3


導入部分からの緊張感は凄まじく、戦場の最前線で戦う兵士の気分になる。
また細部までこだわったセットを水平横移動するカメラワークは素晴らくなかなかお目にかかれない映像体験。

IMAXでの鑑賞をお勧め
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

4.0

露悪、偽悪という言葉しか思いつかない
ラース・フォン・トリアー
柱の後ろで観客の様子を伺う様な陰湿さがこの映画にはあるのだが、演出に力があり結局最後まで観てしまう。
監督らしからぬラストに驚いたが、心
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.4

難しい題材を飽きる事なく演出したイーストウッドは毎度の事ながら感心するし、俳優陣も皆素晴らしかった。
特にサム・ロックウェルは映画全体に躍動感をあたえている。
本当に素晴らしい作品。


安定した映画
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.6

『パラサイト半地下の家族』鑑賞
主人公達への視線は常に温かく優しいが、ドキッとする様な映像処理で冷徹な視線に変わったりと緩急のつけ方が上手い。
そして作品に一定のテンポがありリズミカルで波に乗ってるよ
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.0

最終作をIMAXで鑑賞出来た事に感無量

とうとう終わってしまったんだね。

NO SMOKING(2019年製作の映画)

5.0

刈谷日劇で『NO SMOKING』鑑賞
ロック、テクノ、エキゾチカ、アンビエント細野さんは日本の音楽シーンの先頭を走っていたのだと再認識
素晴らしいドキュメンタリー映画でした。

「ベーシストとして
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フリーソロ(2018年製作の映画)

4.2

生きるか死ぬか
100と0の世界

ラストで鳥肌がたった。

ザ・フライ(1986年製作の映画)

4.1

究極の純愛映画だと思う。

それでも、あなたは愛せますか?

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