ひれんじゃくさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ひれんじゃく

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トランスフォーマー/リベンジ(2009年製作の映画)

3.7

前回に引き続き「取り敢えずディセプティコンはみんな軍用機をコピーさせろ!!!!絵面がよくなるから!!!!」「取り敢えず工業用機械をトランスフォームさせとけ!!!!!デカくて厳つくて絵面がよくなるから!>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.9

Usやゲットアウトと同じくジョーダン・ピールの映画は大分難解だなあと感じてしまう。多分教養がないせい。少なくともいい意味でも悪い意味でもエンタメとしてお勧めするのは難しいと思った。ゲットアウトはまだち>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.0

いやーーーーロケーションが最高だし段々と醸し出される不穏な空気も大変良い。
ネタバレ注意。

























「実は殺人犯は自分です☆無罪どころかバリバリバス停に近いホ
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.3

最初のレイプシーンで挫折して以来の再挑戦。最後まで見切ると思わぬ名作で観て良かったと思った。

 主人公が非常にわかりやすい形で露悪的に書かれていて、やってることは最悪以外の何者でもないが、それでもど
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.9

何度目かの再鑑賞。

面白いと思う要素が全部詰め込まれてて大満足の大盛り一杯。たすかる。ルーサーという救いがあって良かったけどイーサンがだいぶ報われない。メッチャ悪人顔かましてくるジャンレノがよかった
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ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期(2020年製作の映画)

3.8

気づけばほぼ誰もいなくなり。トムのことも一言も触れられず。孤独の行き着く先という感じで胸が詰まったし展開に声出た。因果応報といえばそうだけど。一応息子が後を継いだけど、おそらく碌なことにならないんだろ>>続きを読む

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.4

恥ずかしながらこんな運動が韓国で起きてたなんて知らないで最初は見ていた。

ベタといえばベタだけど、お金に目が眩んで危険な依頼を受けてしまった主人公が、自分の知らなかった国の一面を目の当たりにして段々
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.4

大昔に挫折した原作を読み返し、あまりの面白さに仕事帰りの蒸し暑い電車の中でひとり感動し、そのまま熱冷めやらず勢いで再鑑賞。ただだいぶ原作とは話の流れも登場人物も世界観も異なるため、系統が似た別作品とし>>続きを読む

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.0

クレメンザ………??クレメンザ!!!!!!クレメンザ!!!!!!!という感じ。(?????)

ファミリーが発足していく過程と没落していく過程を同時にやることで感情が見事にぐちゃぐちゃになる。⤴︎と⤵
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.0

芸術的な絵(特に殺され方)が多くて口を開けながら観ていた。大昔に観ようと試みたことはあったけど、序盤の結婚式のシーンでリタイアしたのでここまで面白いとは思ってもみなかった。裏切りと血に塗れたストーリー>>続きを読む

クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

3.9

国同士が威嚇のために核兵器を向け合って「なんかやったら撃つぞ!ボタンを押すぞ!」ってやってること、そんな世界で生きることの恐ろしさを垣間見た。ソ連の人間でありながら祖国を裏切り、最後まで平和を望み続け>>続きを読む

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.9

途中までは性欲ダダ漏れの夫婦の喧嘩か………トムクルーズ顔がいいな………こんな顔のいい医者がいてたまるか……と思っていたが途中からにわかに肉欲丸出しのターセム・シンみたいな絵面がお出しされて座り直した。>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.9

単純に恐竜見たさで覗いたらドンピシャだった。そりゃそうか。「紛い物が本物としての存在を勝ち取っていく姿」「閉じ込められ保護されるべき存在から世界の一部へ融合した在り方」みたいなのが、あの女の子/恐竜と>>続きを読む

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.5

いやーー見てよかった。いい意味でのわかりやすさもそうだし、感情の揺さぶり方がうまい。観客のも主人公のも。ドイツ版リベリオン。やっぱり運命的な出会いをして反体制に目覚めていく人間からしか得られない栄養素>>続きを読む

バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

3.8

埋めても埋めても増え続ける札束、雇い主が変わるだけでめげないトムクルーズ、スケールのデカさがさすがアメリカだぜ!!!という話だった。汚いトップガン(ではない)。やっぱカルテルと安直に仲良くなっちゃあか>>続きを読む

リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.9

 誤った肉体に生まれてきてしまった魂、という言い方が正しいのかわからないけれど、性自認と肉体の性別が食い違うことの苦しさを一端だけでも想像できた気がする。もしもこの世界に「性別によって求められる態度や>>続きを読む

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.9

劇中で使われる2曲の印象がとても焼きつく。全編淡々としているだけあって、唐突に嵐のように流れる歌の旋律にこっちまでハッとさせられるような気持ちになる。叙情的。ふたりの再会と別れのシーンが本当に美しい。>>続きを読む

ブラック・レイン(1989年製作の映画)

3.9

クソ怖いヤクザがわらわらしてて震えながら見た。松田優作の気迫やばすぎ。そして常にブレードランナーを想起させる色合いと圧倒的画面の暗さにリドリースコットを感じてニヤついた。しかしまあ画面が暗すぎますね。>>続きを読む

郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942年製作の映画)

3.3

タイトル…???というかんじ。時々いい感じのショットが入ってきてておお!!とは思った。あとは時代柄仕方のない表現が多発………………

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

4.0

胸を抉られクリティカルヒットでぶっ倒れた。キャッチコピーにある「空回り」が想像の1億倍はリアルなそれで悶え苦しんだ。
細かいところを挙げるとキリがないけど、パーティのところであからさまに浮いてたりとか
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.9

狂気とも思えるセットの作り込みに終始見入った。ヤバい怪物が血を噴いて死ぬところとかどうやって撮ったんだ…などとどうでもいいことを考えてしまうくらいに。そしてこれが人形劇だと我に帰るたびに設定を忘れて見>>続きを読む

雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.1

バビロンの復習で来た。

ところどころに差し挟まれる圧巻の長回し(タップ)ダンスシーンが本当すごい。すごすぎ。どれだけの時間をかけて撮ったんだろうなと余計な心配をしてしまう。

トーキーの波を逆手に取
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サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

3.6

オープニングといい曲とピッタリ息のあった雰囲気が良かった。サントラ、プレイリスト入りですね!!!しかも恋愛を軸としない。ありがとう………………ありがとう………………ただそれくらいしか感想が出ない……す>>続きを読む

フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

3.0

再鑑賞。

障害者のふりをした健常者を使わず、当事者たちを起用しているという点においてはグレイテストショーマンなんかよりずっと素晴らしいと思う。各々の人たちの特徴が光ってたのと、余計な演出一切無しのス
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バビロン(2021年製作の映画)

4.8

 このサントラなしにはやっていけない体にされてしまったので爆音でVoodoo Mama、Welcomeをかけその間を反復横跳びしながら今文章をしたためています。だめだ2回目見に行きたい。あんな思いをし>>続きを読む

私はあなたのニグロではない(2016年製作の映画)

4.4

私はアメリカ人でもアフリカ系の血を継ぐ人間でもないので、あくまで外野として眺めるしかできない部分は大きいものの、それでもアメリカという国のグロテスクさ、生まれ持った特徴だけで甚大な被害を被り続けてきた>>続きを読む

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

4.0

ネタバレしている。






















ソーシャル・ネットワークというタイトルで、facebookという人と人とを繋ぐサービスの創業者を描いているはずなのに、自分のやらかしで失
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インフェルノ(2016年製作の映画)

3.9

イントロから掴みはバッチリ、大変ドラマチックな幕開けで胸を躍らせることができた。ダヴィンチコードシリーズは全部見たけど、オープニングはこれが1番好きかも。集大成というか今までの経験値が活かされている感>>続きを読む

天使と悪魔(2009年製作の映画)

3.9

ダヴィンチコードを見たことがあったので鑑賞。ところどころのショットが決まりすぎてて(ひとつ目の謎解きの時くらいに悪魔の顔を持った天使の像が陰影の中から浮かび上がる、カメルレンゴがあれこれあったあとに煙>>続きを読む

ベイウォッチ エクステンデッド・エディション(2017年製作の映画)

3.5

ギャグのノリとか勢いに乗り切れなかったけど、思ってたほどのクソ映画ではなかったのが意外だった。メチャクチャ失礼ですが……役者が終始楽しそうだったのでオッケーです。

人種や性別にちょっと気を配ってる感
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

5.0

再鑑賞。しかし何も見てないに等しいほど内容を忘れていたので実質初見。

ネタバレ注意。






























自分が何者なのか/正常なのか異端なのか判断を下してほ
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白鯨との闘い(2015年製作の映画)

4.0

この暗い緑色……………色遣いがまるでノーランみてえだぞ……🤔🤔となっていたらロンハワードでした。途端に正座した。

化け物みたいな鯨がジョーズみたいな執念深さで人を殺しにかかってくるのもそうなんだけど
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

4.0

たまにテンションについていけなくなる時があったけどグズグズに泣いた。思い通りにいかない環境に苦しんで、でも歌に出会って感情を爆発させる主人公を見ていると胸が苦しくなる。ブルーススプリングスティーンのこ>>続きを読む

ブラック・スキャンダル(2015年製作の映画)

3.6

ヤクザはどこの国でも仁義を重んじるのがなんか感慨深かった。紙のように人の命が吹き飛んでいくのが圧巻。ちょっと油断したらすぐ撃ち殺される。こんな街で生活するのはさ…………それでいて自分の子供に不幸があっ>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.8

え…羊…怖……という浅い感想しか抱けなくて嫌になってしまう。特に展開が〜とかいうこともなかったし、明らかにエンタメ向きの作品ではなかったし、面白いと感じるものでもなかったが、それでも終始一貫した雰囲気>>続きを読む

ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.1

エミリーブラントとベニチオデルトロ目当てで見たんですがまあそんな軽いノリで来た輩を機関銃で掃討していくような雰囲気の作品でしたね。タイトルにもあるように国境や善悪、倫理観のボーダーラインを躊躇なく踏み>>続きを読む