こうさんの映画レビュー・感想・評価

こう

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JUNK WORLD(2025年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

日本の作品なのに字幕。ストーリーとは関係のないところで笑わせてくる。これはジャンキー。

グロテスクでスタイリッシュで滑稽でクール。大胆で精密で…カオス。

エンドロールのメイキング映像までが作品。金
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国宝(2025年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

劇場予告で高まった期待を軽々超えた。

冒頭終わり、ミミズクの刺青に重なるようなタイトルバックに痺れた。

3時間は映画として長く感じてしまうことが多いけど、この作品には必要な時間だった。血も芸も見た
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無名の人生(2024年製作の映画)

3.5

93分とは思えない濃さ。
3時間くらいそこに居たかの様な疲労感。

人間の汚さや気持ち悪さが詰まっている。アニメーションだから観れた。
動きは最小限なのに余白を想像できるから足りないところがない。
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岸辺露伴は動かない 懺悔室(2025年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます


「最高の幸せは最大の絶望を連れてくる」

毎度のことながら、この内容をこのクオリティで実写化していることが凄い。

ポップコーンのシーンで大東駿介の魅力が爆発してた。

蛍火の杜へ(2011年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます


「デートみたいですねぇ」
「デートなんですねぇ」

内山昂輝は"蛍"がよく似合う。

ハンサム・デビル/ぼくたちのチーム(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます


"壁"の隙間から見えるふたりをメインビジュアルしたセンスが素晴らしい。

ブルーとイエローのコントラストで目も楽しめた。ネッドの表情の豊かさとコナーの魅惑的なルックスはスクリーンによく映える。

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Flow(2024年製作の映画)

4.0

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人が暮らした跡と動物と自然の物語。

ゲームの世界に入り込んだようなタッチのアニメーション。ファンタジーだけどまるでドキュメンタリーのようなリアルさ。IMAXで観たいくらい映像も音楽も良かった。

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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

テレビ版観た後で良かった。

数年前に劇場で予告を観て作画の美しさと迫力に惹かれて気になっていた。これはスクリーンで観たら凄そう。
公開日が12月24日なのはさすが。

別の世界線でも戦わざるを得ない
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劇場版 僕とロボコ(2025年製作の映画)

3.5

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贅沢がすぎる。

ガラ空きの客席に向かって応援を仰ぐなんとも言えない空気感すら面白い。

公開日の夜、館内は混んでいたけどほとんどがコナンを観に来た人達だっただろう。

私はこっち側です。

シンシン/SING SING(2023年製作の映画)

3.5

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「俺たちは皆、人間に戻るために集まってるんだ」

ウィキッド ふたりの魔女(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

グリンダの二次元の様な美しさに目が潤う。

衣装が素敵。

圧巻のパフォーマンス。

お互いを友達と呼べるまでに、強くて明確な嫌悪感を越えるほどの"何か"を汲み取れなかった。登場人物達の言葉がただ通り
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片思い世界(2025年製作の映画)

3.5

この3人が同じスクリーンに映っているだけで観る価値がある。そのくらい美しい。

ただ、あまりにも美しすぎて違和感を覚える。"演技が上手い"と感じてしまうこの世界感とのギャップを拭いきれなかった。

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ミッキー17(2024年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

盛り沢山で長く感じた。
焦点が合わない居心地の悪さ。

実写版『王蟲』。

ショッピングモール内に響き渡る子供の泣き叫ぶ声(ほぼ悲鳴)とクリーパーの喚き声が重なる。脳や眼球が破裂しなくても精神的なダメ
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BETTER MAN/ベター・マン(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

少し前にYouTubeで『Rock DJ』の動画を観た。公開前の映画のワンシーンだと知らずに、完成度の高いMVだと思って観たから、特大のネタバレを自ら喰らいに行ってしまった。(作品を知るきっかけにはな>>続きを読む

ハイキュー!! 勝者と敗者(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

TV版に追加されたシーン↓

伊達工の3年生引退試合後、部室で泣いている3年生の言葉に二口と青根が気合いを入れるシーン(次の青葉城西との試合への流れがスムーズになるように、部室ではなく試合会場のままに
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ハイキュー!! 終わりと始まり(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

旭さんと西谷が揉めて壊したモップを2.3年で直すシーンと黒尾と研磨が幼少期から1人時間差をしているシーンが追加

劇場版4作品の追加シーンを改めてTV版に追加してほしい。で、一気に観たい。

ハイキュー!! コンセプトの戦い(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

TV版では描かれなかった「100点の1点だな!」の回想シーンと白鳥沢の引退で牛若から五色への「頼むぞ」のシーン。観れて良かった。

劇場版モノノ怪 第二章 火鼠(2025年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

圧巻。密度の高い74分。


前作『唐草』を観たときはあまりの情報力の多さに面食らってしまったが、今回は気合いを入れて臨んだおかけでストーリーに集中できた…といってもやはり曲線美や色彩、柄×柄が好きす
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ハイキュー!! 才能とセンス(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

アニメの総集編だけかと思ったら、アニメでは描かれなかった重要すぎる漫画のおまけページのシーンが映像化されていて嬉しい。

容姿は華やかなのに誰よりも泥臭くて人間味のある及川が良い。

ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

観ているだけで息が上がる。

10年ぶりにアニメを観て再燃。
興奮が最高潮に達したタイミングで配信された幸運。

アニメより更に選手の動きがリアル。
スピード感とボール追う視点が臨場感を強める。

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鯨が消えた入り江(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

『トワイライト・ウォリアーズ』でテランス・ラウが気になって。

同じ郵便受けで繋がる過去との文通は『イルマーレ』を彷彿とさせる。都合良く進むストーリーに疑問を持ちながらもハッピーエンドを望まずにはいら
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ファーストキス 1ST KISS(2025年製作の映画)

3.5

あまりに遠くて眩しい。

私はまだこの感情を知らない。

未来の私がこの作品を観てボロ泣きするようなひとになってたら良いな。

野生の島のロズ(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます


「野生のロボット」

相反する存在の面白さ。

「彼女は変わった考えの持ち主で
親切こそが生き抜くコツだと」

動物達の"休戦"は自然界のプログラムに反する。ロボットが仕事のない場所に居続けることは
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おやすみ オポチュニティ(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

『宙わたる教室』でオポチュニティの轍の写真が印象的だったので。ドラマの中で名取佳純が"この子"と呼んだ気持ちが良くわかる。

双子の「スピリット」の存在。

地球より1時間長い火星の1日(ソル)。
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TOUCH/タッチ(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます


過去と現在、言語や文化、価値観や想いが混ざり合う濃厚で長い121分。

私生活を覗き見ているような緊張感。

戦争が終わっても被爆者の戦争は終わっていない。

I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます


自分のトラウマなんて他人からしたら至極どうでも良い。ほとんどの人間は自分の不幸だけが1番辛い。

現実の世界が思うように行かなければ行かないほど、映画の世界に居場所を探す。

住む場所を変えて人間関
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マンマ・ミーア!(2008年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

『レ・ミゼラブル』の余韻でアマンダ・サイフリッドが観たくて。

「マンマ・ミーア!(なんてこった!)」

母親のひと夏の恋の相手3人を結婚式に呼んで自分の父親を見つけ出すというタイトル通りのとんでもな
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レ・ミゼラブル デジタルリマスター/リミックス(2012年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

やっと観れた。
何度も配信で妥協しそうになったけど、いつか再上映するだろうと待っていた。諦めなくて良かった。

序盤で"全編"ミュージカルということに気づいて怯んだ。台詞なら半分ほどになるだろうけど、
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ホワイトバード はじまりのワンダー(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

惜しい。引き込まれては突き返されの繰り返しで没入できなかった。

『ワンダー 君は太陽』のいじめっ子のその後。重要な繋がりのはずなのに、取ってつけた様な違和感。素敵な写真を台なしにするほどワンダーに寄
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

IMAXの本領発揮。
頭が興奮して眠れない。

ショートのアン・ハサウェイ良すぎ。