ほさんの映画レビュー・感想・評価

ほ

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

恥ずかしながらゴジラ映画を観るのは『シン・ゴジラ』以来2回目だったのですが、シン〜よりも王道のアクション感があった気がする。手に汗握る展開で、映画館で観るとまるでアトラクションかのよう。ストーリー云々>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.9

三宅唱監督の撮る街と光がすきだなあ。山添くんが自転車で街を走るシーンは引きの画が優しくて、とっても気持ちよかった。ただの市井の人間であることの歓びを感じる。

私の中で良い作品とは、その中に出てくるす
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カラフルな魔女~角野栄子の物語が生まれる暮らし~(2024年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

メモ
文章の構成がうまくいったとかそういうのじゃなくて、自分が気持ち良い文が書けたら成功

誰もが1つは魔法をもっている
楽しんで続けられることを見つけたい

さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

3.5

大人人気の意味がわかった!初期ディズニーのようなちょっとサイケなMV風アニメーションが可愛い!

さくらももこ先生の描くおねえさんって、少女時代に憧れる「素敵なおねえさん」って感じがしてとってもキュー
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エイブのキッチンストーリー(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ハッシュタグやSNSを前面に出したリズミカルな編集で、同じ料理映画の『シェフ』を思い出した。そして南米の料理食べたくなる。
軽く観られる雰囲気でありながら、テーマは重め。
かねてから異なる宗教間で完全
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

あ〜〜とても大切な映画に出会ってしまった。
淡々と繰り返す毎日にキラリと光るディティール。ずっとこの世界に浸っていたい、と妙に満たされた気持ちになったのは、ジム・ジャームッシュの『パターソン』を鑑賞し
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ハッピーフライト(2008年製作の映画)

3.5

航空業界のお仕事映画。もっとコメディかと思ったらわりとドキドキしながら観た。
(羽田の事故があってからだとなおさらだが、基本軽いタッチなので観やすい)

豪華キャストすぎて痺れるのと、化粧の仕方に平成
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

何年か前の私なら好きだったかもしれない…が…とても不完全燃焼….
トランスジェンダーを扱い、身体的・精神的苦痛に焦点を当てているところは非常に意義のあることだと思ったのですが、人の死の扱いが雑すぎると
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.8

マリオの世界がすきな人にはたまらない映画!
小さい時からマリオのゲームをプレイしてきた私にとっては、ゲームのキャラクターや世界に奥行きが与えられた、オフィシャルで超豪華な二次創作という感じで楽しかった
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

-

公開初日にどきどきしながら観に行って、消化しきれなくてずっと記録できてなかったけど、今年のうちに投稿だけしておこう

観た直後に書いた感想↓

・まったくの事前情報なしで映画を観るという稀有な体験がで
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.6

小学生のときにティム・バートン版の金ロー録画に虜になった人間なので、どうしてもあの奇妙でシュールでいたずらっ子みたいな世界が恋しくなってしまった
けど、これはこれでわるくなかった。王道なミュージカルフ
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交渉人 真下正義(2005年製作の映画)

3.4

クモの不気味さがよい
コナン観てるような気持ちで楽しく観られた
1990年代後半〜2000年代前半の邦画って感じのするほんのりコメディ・人情具合がたまらん

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

カメラ向けられたらポーズする宇宙人が可愛い
ウェス・アンダーソンの世界観を表面的な「映え」として切り取るのは、全然間違ってない気がした

ターミナル(2004年製作の映画)

4.0

眠いときにぼーっと観はじめたのに全然眠くならず最後まで楽しんで観られた。
私が思う"映画"の素敵なところが凝縮された作品。かったるいリアリティなんて現実に置いてくればいい

トム・ハンクスがさすがすぎ
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

すきな質感の映画だった…
東京テアトルのテロップが出て、タクシーの車窓から東京を映すカット、家族の集まりとは思えない高級料亭で食事をする家族のカット…冒頭から「ああ、今私が観たい映画だ」と思った。身体
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

土曜の夜にゆるりと鑑賞。
宮本信子が乙女で、上手いなあ、と思った。

うららのお母さんの、小市民の「せめてもの精神」の台詞がとてもよくて、思いがけず刺さった。
マラソンの時にせめてあの電柱まで!とか、
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怪物(2023年製作の映画)

3.6

校長室のシーンはシリアスなようであれはコントなのでは?そういうつもりで作ってるよね…?
だいぶエンタメに寄った作品だと思った。そういう作品だと思えば面白いけれど、取り扱うテーマに対しては誠実な印象は受
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

-

ウォッカのお前大丈夫か?と、ジンのとんだクソシステムが!に笑ってしまった

黒の組織があまりにぽんこつすぎて、最近あんまりヒヤヒヤしなくなってしまった…

青山先生原画パートはやっぱり最高

バビロン(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

すきかと言われるとすきじゃないけど、心にザラザラと残る映画だった
マーゴット・ロビーがとにかく良かった…一見下品なアバズレ女だが、本質的には自分を曲げられない不器用でピュアな人間であることがよくわかる
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コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

「人間同士の触れ合いは、いつも部分的にすぎない」
冒頭のインテリなパーティで引用されるマリリン・モンローの格言が効いている!
言葉通りの”旅”もそうだし、人生という旅をも象徴するような言葉。
旅中、憧
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

3.7

堤真一の表情が、眼が、忘れられない…
玄関のドア開けたとき、弁当屋で男を横目で意識するとき、カメラを向けているとき、雪山の吹雪の中湯川を見つめているとき、良い表情を捉えたカットがたくさんあった
不穏な
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.7

併映の『マイ・ブロークン・マリコ』と同じく遺骨や家庭にまつわる話だったけど、アプローチが全く異なって、二本立ての面白さを存分に味わえた

冒頭は「こういうのが良いんです、良いよね!」というある種の押し
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.7

役者さんがみんな良かった。特に幼少期のシイちゃんとマリコの永野芽郁と奈緒への繋がりがよすぎて、キャスティングが素晴らしいなと思った…永野芽郁のやさぐれ感もよかった。海辺でペットボトルで歯磨きしたいし、>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

-

思った以上に「音」と「荒川」の映画だった。
エンドクレジットの背景の映像がとてもよかった、溶け込みたくなったのと、河川敷を走り出したくなった

ケイコの目にタイトルほどの力強さを私は感じなかったのと、
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

3.9

こちらもお正月にぴったりな映画で、穏やかな気持ちになりました
シロさん、ケンジをはじめいつもの仲間のやり取りが微笑ましくて、時折にっこにこしながら観てしまった
かと思ったらふと涙腺にくるのは私も年か
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.5

お正月に家族で観るのにぴったりな、お重に入ったおせちみたいな映画

映画の作り手って観客よりも圧倒的有利な立場にいるなって思う、何事も見せ方次第。
ボクちゃんが足を洗うぞ!と言う展開がそろそろダルくな
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

全体的によくできているなあという印象でした。
ん?と思うところは多々あれど、演出がとにかく上手いので気にならない
君の名は、天気の子であった、音楽で時間を飛ばす演出がなくて、丁寧に描かれている感じがし
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海辺のエトランゼ(2019年製作の映画)

2.0

同性愛を扱っていることは特段意識せず、恋愛映画として観たけど(原作未読)、すべてがテンプレのように見えてしまって、目の前をただ通り過ぎていった…まちがえて総集編を再生しちゃったかと途中で確認してしまっ>>続きを読む

四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

四畳半神話大系はもはや伝統芸能だ…!TVアニメから大好きな登場人物たちが、作品の枠に捉われず、パラレルワールドを不毛かつ懸命に駆けずり回っているのがうれしい…
お馴染みの下鴨幽水荘、鴨川デルタの風景、
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みんなのヴァカンス(2020年製作の映画)

4.5

これぞ映画、これぞ人生…!!
ギヨーム・ブラックは『遭難者』を観たことがあるけれど、かなりすきな監督かもしれない…ずっと映画の中の空間にいたくなる

他人同士の人生が交わる瞬間に理由なんかいらないし、
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SOMEWHERE TO DISAPPEAR~アレック・ソスと往くアメリカの果て(2010年製作の映画)

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「写真を撮るとき、被写体を利用しているのではないか?という倫理的な問題は避けられない。だが撮られたがる人もいる。愛情に飢えている人にその傾向がある」というようなソスの言葉が印象に残った

写真を撮って
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

社会の暗い側面を扱いながらも、ロードムービーならではの爽やかさのある作品だった
車の後ろのドアがいつも開いちゃってそれを紐で閉めるところとか、良かった

ラストの「みんなでウソンの未来について話しまし
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

こいつらやってること結局戦争なんだよなあとは思いつつ、飛行機とトム・クルーズの格好良さを純粋に味わえた!ほぼアトラクションです。前作観てないけれど映画館で観て良かった、paramountのイントロムー>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

3.6

湯浅節炸裂!アニメーションはさすがの躍動感と日本人離れしたセンス
『夜は短し〜』と同じく音楽パートが不思議なほど長くておいてけぼりを感じたけど(あれも野外のやぐらみたいなとこで歌ってたな)、今回はこう
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