natsuさんの映画レビュー・感想・評価

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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.4

空き時間ができたので、ふらっと鑑賞。
途中から、なるほどこれは和製ミュージカル映画なんだ、と思った。

美女と野獣、そしてアナ雪のオマージュにも感じる。

日本の要素もありつつ、海外の人も受け入れやす
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.6

乗り物による描写が好きだった。
たとえば、華子がタクシーに乗っているときに、自転車を漕ぐ美紀を見つけるシーン。それぞれの境遇とそれぞれの人生の進め方を表象しているようで、秀逸なシーンだな、と思った。
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

バレンタインデーなことをすっかり忘れて見に行ったら、満席の劇場に、チョコレートの紙袋を片手に持った溢れんばかりのカップル。私の左隣にもいたけれど、観終わって退場の順番待ちをする間、ずっと無言だった。果>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

4.2

愛情を、愛情として扱いすぎずに、ただそこに惰性的に、無意識的に、そして優しく流れる様をたっぷり描いた2時間。思い返せば特別に思えることを、特別扱いしすぎずに描いているのがとても温かかった。夏になったら>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.2

終始、愛と優しさと信頼に溢れてる映画だった。恋とかなしに歳の差あっても信頼されるって実はものすごく難しいことなんじゃないかと思うので、ああいう歳の重ね方をしたいな。ただ相手を想ってそっと包めるのってな>>続きを読む

君が世界のはじまり(2020年製作の映画)

3.7

サムい場面と痛い場面がおおくて、世間の評判ほど馴染んでくる感じはなかったけれど、そのサムさこそが青春なんだろうな、とおもった。

自分がなんなのか、誰に受け入れられるのか、誰に拒まれるのか、そういうひ
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.9

いい意味で、普通の恋愛映画。
色々なジェンダー観とかセクシャリティが近年で浸透しつつあって、男同士であることそのものを特別視しなくなってきてるというか、「ああ、そうなのね」くらいで見れる時代になってき
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コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

3.9

今劇場で上映している最新版を見に行く予定ができたので、ドラマを見たことがないのもあり予習のために視聴。

周りにハマってる人がたくさんいるのは知ってたけど、最後まで見終わって、なるほどーーー!!!と。
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グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりのフランス映画。
この温度感、好きだな〜。

じとっとした暑さの中で、夢か現実かわからない絶妙な距離感で見る白昼夢のよう。目覚めたときにほんのじんわりと汗をかいていそうな。

終わり方がとって
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his(2020年製作の映画)

3.1

自分のコンディションとタイミングが作品と合ってなかったのもあって、うーん期待しすぎたかもしれない…と思った。そして元奥さんもカップルひとりひとりも、全員がそれぞれ生きるの大変そうすぎて、不覚にも死にた>>続きを読む

人魚の眠る家(2018年製作の映画)

3.5

身体とは?魂とは?
生きていく上で身体はたしかに必要だけれど、そこに本人の意志や魂が宿っていない場合「生きている」と言えるのだろうか?かといって、身体が存在しない魂は周囲から魂として認識すらされない。
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坂道のアポロン(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

いつ観たか思い出せないので日付は適当…。

やっぱりジャズっていいなあ。
あとスクリーンにうつる小松菜奈ちゃんって本当に特別でとびきり美しいなあ。

最後の最後、歌わんのかーい!て思った笑

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

面白かった。すぐに感想を書かなかったことを後悔している。

人々が生み出す「普通」という概念って本当に魔物だ。

観た人の自由な解釈も含めて、面白さのある作品だと思った。ジョーカーを自分だと思ったり、
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よこがお(2019年製作の映画)

4.0

好意と憎悪って、ちょっとしたことであっという間に入れ替わる。そしてまた、その劇に巻き込まれるのも、紙一重。自分が何一つ悪くなくたって、理不尽に突きつけられる悪意は世の中に山ほど存在する。

その残酷さ
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パンとバスと2度目のハツコイ(2017年製作の映画)

3.8

けっこう前に観たからあまり内容覚えてないけれど、美味しいパンを食べたくなる映画だったことは覚えてる。

深川麻衣さん、着々と素敵な女優さんになっていってて嬉しいな。

劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~(2019年製作の映画)

2.7

初めてのグランドシネマサンシャイン!映画館は今後どんどんアトラクション化していくんだなーと思った。映画館で見ることの付加価値が加わることで、映画館で映画を観る人が増えるならとっても良いことだなと感じた>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

初めて映写事故に遭遇した作品。
いちばん良いシーンで真っ暗になったので、流れ遮られて、えー……と思った。

差別について色々と考えさせられた。
黒人が視界に入った瞬間、まるで極めて正しい方程式を結ぶか
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.1

スリルの連続って感じだった。
間違いなく言えるのは、本免試験の前日に見るべき映画ではなかった、ということ。運転する気失せた。笑

暗黒女子(2017年製作の映画)

3.5

映像化決定という報道が出た時点で、作品そのものが気になって小説読んでいたので内容は知っている状態で観た。

ディアナのくだり、ロケ費が足りなかったんだろうけど、突然あまりにもチープな映像で笑ってしまっ
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殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

4.3

2019年のラストに、宝物のような映画を観てしまった、と思った。

フラれるのが怖いキャピ子ちゃんと、撫子ちゃんを好きになることで彼女からの好意が消えることを恐れた八千代くんと、人間の終着点である「死
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ちょっと今から仕事やめてくる(2017年製作の映画)

2.8

良い意味でも悪い意味でも想像通りの映画だった。

ブラック企業に勤めてるわけじゃないのに仕事辞めたくて死にたいって思うことのある自分の不甲斐なさよ…、となった。

誰かがこの間、人生のことを「親が子に
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.2

小松菜奈ちゃんって本当に何度見てもトクベツな女の子だよなあ。スクリーンという概念は菜奈ちゃんのために存在してるんじゃないかとおもうくらい、映画館の画面がとびきり似合う。

今日もどこかでそっと、この映
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ダンスウィズミー(2019年製作の映画)

2.9

初矢口監督。
大体想像通りの範囲内で面白かったけど、細かい演出とかから、日本映画って本当にお金がないんだろうなって感じた。

おそらく完全なるミュージカル映画ではないんだろうけど、やっぱりミュージカル
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21世紀の女の子(2018年製作の映画)

2.9

ジェンダーについてはわりと日頃からたくさん考えてきてる側だと思っていたけれど、正直「わからない」のパンチをたくさんくらい続けた気分だった。

この人たちはどういう経験からこの映画を作ろうと思ったのだろ
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.3

圧倒的天才に嫉妬した。
ドラム役の人がタバコくわえながら叩いてる姿、めちゃめちゃかっこいい。

途中ストーリーダレるなあと思ったけど、最後のライブシーンは圧巻だった。インタビューとか読むといい感じにリ
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

見終わった瞬間に「今の日本じゃん」と思った。

外からみてわかりやすく「強そう」「すごそう」なものに執着して、そしてその存在があるというだけで自分たちが強いと勘違いしてしまう。実際戦闘するとなると命中
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

3.2

話は大体予想通り。

しょうこちゃんの妹の健気な愛情がとっても愛おしかった。死ぬのを止めるために死ぬ姿を提示するって、不器用さの究極という感じがする。

絵がとっても綺麗だなあと思った。
正直私は京都
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.7

ツイッターでおすすめされていて気になったので視聴。

最初はつまんないなあと思ってたけど、途中トゥルーマンが気付き始めたあたりからどんどん面白くなっていった。

あと、冷静に人件費めちゃめちゃかかって
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

何年か前に小説が本屋大賞に選ばれたときに読んで、どうも文体が苦手で序盤で離脱した作品。映像だとすんなり入ってきたし、なんなら文庫本が読みにくかったのって、共病文庫の設定上あえてそうなってるのかなと思っ>>続きを読む

サッドティー(2013年製作の映画)

3.0

「好きってより、ただ会いたいってほうが本当な気がするよ」

好きって言葉は結局、世の中に渦巻く沢山の他者への愛だったり自己への愛だったり、いろんなごちゃごちゃしたものをざっくりと名付けた二文字でしかな
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ホットギミック ガールミーツボーイ(2019年製作の映画)

3.5

自分がどこまで行っても「女の子」から抜け出せない運命にあるのだということを美しく残酷に突きつけられた2時間だった。気づけばボロボロ泣いていた。

「女の子」であるという事実は、ものすごく美しくて、光栄
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バクマン。(2015年製作の映画)

4.2

おっもしろかった。
監督とスタッフの映画・漫画への愛をたっぷり見せてもらえた感じ。特に、最後のエンドロール!!なんてお洒落な。文字を打ち込むだけのほうがずっと楽なのに、あえてああいうこだわりを見せると
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

「ハッピーエンドじゃない」
公開当時にアルバイトをしていた映画館で、漏れ聞こえてくるお客さんの感想のほとんどが、これを占めていた。

そうかあ、ハッピーエンドじゃないのか、と思いながら観てみたら、最近
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.3

新海誠ファンの友人に勧められて視聴。

正直、君の名はを観た時は、脳内御花畑感が否めなくて苦手だなーと思ったのだけれど、この作品は見慣れた新宿の街を使っていることもあって、現実と夢との狭間のような感じ
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.2

出てる人全員、きもちわるくて吐きそうだった。彼らが劇中で飲んだ大量の缶ビールのゴミをかき集めて「しっかりしろよ!!!」って投げつけてやりたいくらいには。でも、そう思ってしまう自分がいちばん気持ち悪いな>>続きを読む

チワワちゃん(2018年製作の映画)

3.2

観終わってから、ずっとチワワちゃんへ思いを馳せてしまう。

スクリーン越しでしか会ったことないのに、もうずっと前から知り合いだったような気がして、会いたい、行かないで、と思ってしまう。

けっきょく人
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