原題のchildeとは、「上品な出身の若者」を意味する古英語後期に使われたchild(こども)が変形した綴りなのか。
それで『貴公子』なのか、納得。
多対一の接近戦に強すぎてマンガだった。
全てのキャラが相手の話を全く聞かずに同時に好き勝手喋り倒す映画は観ていて疲れるので好きじゃない。
映画としての出来がどうであれ、無軌道で身勝手な行い観ているのがツラく楽しめない。
主演級4人の演技も良かったが、原作のシナリオが良いのだな。
沖縄を映すにしてもやけに彩度低めのジメッとした画造りだと思ったら『ソナチネ』で似た様に沖縄を映した撮影監督だったとは納得。
最高の時間だ>>続きを読む
夢追い人に刺さる映画だ。
向里祐香の抑制されたトーンで内部崩壊していく演技が恐ろしく素晴らしい。
ミュージシャン志望の役者は若葉竜也に似ている。
ピエール瀧と東出昌大と唐田えりかとASKAだけが放つ、魅力とも呼べない妖し気な魔力がある。
時間軸をシャッフルした見せ方にも関わらず分かりづらさが皆無で、脚本・演出・演技・撮影・編集・音楽と全てが完璧な映画。
さすがリュック・ベッソン。
奇妙な映画だな。
ファーストカットの蛙のOL映像から不穏な空気がしたが、東京に行く中盤以降の展開について行けず、真面目に鑑賞して損した感はある。
平田敦子とペットボトルおじさんが夫婦で、窪塚愛流の>>続きを読む
興味深いドキュメンタリーで140分退屈せずに観られた。
たびたび映る服部文祥の含蓄と重厚感が凄く、劇場の大きなスクリーンでMOROHAのライブを大音響で聴かせる演出にはまんまと感動する。
客席もほ>>続きを読む
泣き出しそうなトーンのへチャムクレ声で武器になりそうな素養を見出せないが、それでも古川琴音の出ている作品は全て観たいと思う抗えない魅力が炸裂していた。
2019年に撮影したというデビュー2年目当時の>>続きを読む
言葉より語るもの。
レーガンとオバマに仕えたアメリカ合衆国大統領専属写真家のドキュメンタリー。
畏れを抱えた被写体には精霊が宿る。
被写体に最大限の敬意を払う者にしか人物画は撮れない、撮ってはな>>続きを読む
2つ隣の席のオジさんは80分ずっとクスクス笑っており、前の席のオネーさんも最後はゲラゲラ爆笑していた。
この監督のセンス凄いな。
役のしょうもなさと可愛げを引き出す手腕が絶妙。
全席売り切れという>>続きを読む
物語がどこに着地するか読めない展開も含めてまさに怪作。
すごい映画だ。
ライブシーンは『ポーラX』みがあった。
何と潔く爽やかで思いやりに満ちた物語なのだろう。日本の映画は最高だ。
松村北斗と上白石萌音、2つの希望の星が放つ光がまばゆい。
映画はこれで良い。これが良い。
何も足さない、何も引かない。
ラストの一言に繋げるための演出、天才か。
主役の子が天使すぎる…
『The Quiet Girl』という原題を考慮すると、何でもかん>>続きを読む
脚本家の自己陶酔感というか自慰行為を見せられている感じが拭えなかった。
長い割に面白くない。
そんなに面白くはなかった。
子供はともかく大人のキャラはもう少し台詞があると退屈しなかったかも。
刑事役の二人など知らないキャストも多かったが、みんな高水準の演技で物語に没入することができた。
締まった黒と緑色が印象的な撮影で、小島聖の初登場シーン前の焼けた空や山頂から移す街並みのロングショット>>続きを読む
メチャクチャ面白いし、センス良いな。
監督はかなりのサッカーフリークなのだろうか。
変態が造る映画だが観れてしまう。
エマ・ストーンはアカデミー主演女優賞を手にしてもまだ掴みたい物、見たい地平があるんだな。恐ろしい渇望。
衣装のデザインがどれも素晴らしく、展示会で観たくなるレベル>>続きを読む
23年前の作品だがアニメーションを用いた映像表現の最高到達点なのではないか。下から上へ舞う吹雪。今敏、天才だわ。
鈴置さんの声の色気が限界突破しており、一度で良いからご一緒してみたかったという後悔が>>続きを読む