草の根マンガ劇場
ノスタルジックな雰囲気が作中全体を流れている。そこまで個々人について物語が展開されるのではなく、寺田ヒロオがトキワ荘を後ろから眺めているような印象。
漫画で評価されることの厳しさや>>続きを読む
溥儀の人生
溢れ出る大作感。
あまり多くを語らせるよりは、魅せるスタイルで、場面場面で感情移入することができる。この映画では、くわしい裏事情まではわからないけど、生まれついた中国皇帝という立場にとこ>>続きを読む
アブハジア紛争から戦争を知る
ジョージアから独立を求めるアブハジアの紛争が物語の舞台。
エストニア人×ジョージア人×チェチェン人×ロシア人とさまざまな立場の人物が物語を織りなす。
一部の人が分かり>>続きを読む
サム・ライミin MCU
サム・ライミユニバースが、気まぐれにMCUの世界と接触を繰り返すような映画になった印象。スパイダーマンよりも他のサム・ライミ作品の影響を感じる。
そのためか、MCUシリーズ>>続きを読む
黒猫の復讐
【時期】803〜806頃、750頃〜763年
前半は、空海の妖術ウォッチ。
後半から楊貴妃や玄宗皇帝、阿倍仲麻呂が生きていた50年前の物語になる。
日本語タイトルは、『美しき王妃の謎>>続きを読む
全員怪人二十面相
殺人の容疑者の顔を見たにも関わらず、頭を打って人の顔が見るたびに変わってしまう障害を負ってしまう。
自分や他人の顔が見るたびに変わってしまうのは、もしかすると目が見えないよりも厄介>>続きを読む
こんなリーダーはやだ
ドリフなどに影響を与えたらしいナンセンスギャグの連続。
やや現代の基準から見て度が過ぎているので、笑えるかはわからない。マルクス兄弟も開戦のシーンは、ただ笑わせるつもりで作って>>続きを読む
会議は踊る、現場は惑う
ドラマ未鑑賞。
かっこよければいいんだよ!
という姿勢が伝わってくるような演出の数々。テーマが流れると共に、走り出す青島は象徴的。名台詞も登場。
お話がコンパクトにまとまって>>続きを読む
ギリシャ神話の登場人物を満遍なく登場させた一大スペクタクル。
ギリシャ神話については、ゲームの『God of War』をプレイしたくらいの知識。名前からそれぞれの登場人物について調べてみるとさらに面>>続きを読む
地下から空へ
【時期】1957年〜1960年
アメリカの教科書に載ってるNASAの技術者の若い頃の話。
田舎町で男の子4人がいると、スタンド・バイ・ミーを思い出す。彼らは旅に出るわけではないけど、>>続きを読む
生きる苦しみを形に
【時期】1939年〜1950年頃
【人物】J・D・サリンジャー
『ライ麦畑をつかまえて』未読。
作者のサリンジャーの伝記映画。小説の中の一節がおそらく頻繁に出てきているが、わか>>続きを読む
ピアノバトル
映像は綺麗だが、やや断片的でわかりにくい感じがした。主要人物が天才なので、なおさら感情移入がしにくい事態に。
漫画であるのだめカンタービレとは、硬派な雰囲気で対極の雰囲気の作品に。>>続きを読む
吠える検事
『検察側の証人』というアガサ・クリスティーの作品があるが、多分関係ない。
どのような罪を犯すのかが気になるところだったが、思った以上にしっかり罪を犯していた。
政治家関連の話が、ややノ>>続きを読む
4人の犯人 5人の狙撃手
勝てそう、と思うがこの話は実話らしい。人質が1クラス分の子供であるだけに、当事者たちの緊張感は半端ではなかったと思う。スコープの十字で画面を4分割して時間の経過を表す手法は>>続きを読む
テェィヤテェィヤ
狼たちの午後的な何か。
豪華俳優陣の真面目なクライムドラマ
びっくり展開は起きないけど、現実的な銀行強盗の話。強盗がみんなこの手の人間だったら警察は苦労しそう。
なぜかインドっぽい>>続きを読む
不倫の代償
前向きそうなタイトルに騙されそうになるが、悲劇である。前にも「太陽がいっぱい」で同じことを思った。
場面場面で見ると正当なラブロマンスに見えるが、主人公は愛の罠に陥っていく。
心で思う>>続きを読む
現代版透明人間
近未来的な光学技術で実現できてしまえそうなところが、ありそうでなかった作品。20年くらい前のインビジブルは、薬で体全体が透明になるという設定で、アクション映画として楽しめた。
今作>>続きを読む
この世の地獄
SF映画で軽々しく登場する核の恐ろしさを世代を超えて描く。
ドキュメンタリーのような映像で、本当に起こったことかのようなリアリティがある。耳に残るタイプ音も段々と音が減っていく。
一>>続きを読む
お金持ちが最後までやりたいことやる話
エミリア・クラークがゲームオブスローンズとは別人のように親しみやすい女性に。
GTZ
自然現象に注目したスケールが大きい話
黄猿や赤犬もかつては子どもだったことを想像させてくれる作品。
バトル迫力はほぼよりないが、渋みを感じる大人テイストな仕上がりに。
色使いがカッコいい。
自由への線路を敷く
アメリカの紙幣に載る予定の女性のお話。
黒人奴隷を扱う映画の中では残虐な描写は少なく見やすい方。
主題歌がミュージカルの曲のようで、そのままみんなで踊れそうな感じ。
見る博物館
白黒の映画をカラー化する試みを最近よく目にするようになったが、この映画はその究極系のような気がする。
まるで現代のホームビデオでも見ているようで、疎遠に感じた昔の人々も今と地続きである>>続きを読む
絵画みたいな映画
想像力による救済。
自分自身で物語は良い結末へと導いていけるのだというメッセージを感じた。
昔のスタントマンが登場する場面の映像が、想像以上にすごくて驚いた。フレームレートが今よ>>続きを読む
物語を描く物語
若草物語は何度も映像化されているようだが、初めての鑑賞。
他の作品よりは、4姉妹の年齢が少し高いらしい。少女時代は回想のように挟まれるためやや後日談とダイジェストを見ているような感覚>>続きを読む
ゴリラvsウルフvsアリゲイター
ハリウッド版のゴジラでも人類はなかなか頑張っているが、今作では明らかに映像としておかしい人間が一人混じっている。
悪役が陳腐で拍子抜けするが、想像を上回る爽快バト>>続きを読む
過去との戦い
やや冗長に感じるも、劇中の音楽がある場面とマッチしてとても良い。今作でもっとも評価されている部分だろう。また、タブーとして扱われたハンセン病の存在をエンターテイメントの領域まで押し上げ>>続きを読む
ある車掌の救い
見ているだけで寒くなる冬の駅舎に対して、部屋の中や過去の描写では映像が暖かい。出てくる女の子があまりに都合が良すぎて呆れるが、全体として感動作に仕上がっている。無常な現実を前に健気に>>続きを読む
アイランド・アローン
弾丸が製造されて誰かの脳天を撃ち抜くまでの過程を見せた「ロードオブウォー」の始まりのように、宅配の荷物が運ばれるところから始まる。
どこかの学校に入りどこかの会社に入って、い>>続きを読む
世界を救うのは?
ミヒャエル・エンデの世界を映像化。
舞台劇のようで、登場人物の質感がすごい。子供たちが本を離れて、テレビやゲームに夢中になり始めた時代の物語。
今やスマホでスマホの悪影響を見られる>>続きを読む
何のためのテスト
オーシャンズシリーズみたいな雰囲気の映画。試験をこんなにスタイリッシュに映像化できるのがすごい。登場人物たちが小賢しい奴らしかいない上、試験監督は追跡者と化しているため、社会派な要>>続きを読む
隣り合う愛と罪
『search/サーチ』は、PC画面のみでサスペンスを演出していたのに対して、こちらは、警察の通報司令室縛り。
私たちはオペレーターのヘッドホンを通して事件について知ることになる。>>続きを読む
ジジイ×ト×マヤク
かつてアメリカとメキシコの境で戦ってきた男は、歳を取ってもなお過去と戦っていた。…という話ではないが、イーストウッドの演じてきた役をどこか感じてしまう。
イーストウッドは自分自身>>続きを読む
ハマちゃんの受難
いつも楽天家のハマちゃんが今回ばかりは絶望の連続。人生こういう時もある。
社員旅行で大分の別府。
派遣社員が案内することもあるのか。
今回はスーさんの出番がやや少なくて悲しいですが>>続きを読む
言葉を紡ぐ、言葉を届ける
原作未読。
前半は原作ありきで、後半はオリジナルらしい。テレビ版では代筆をするヴァイオレットが依頼者の要望を叶えつつも、人同士の繋がりについて学んでいく話。オリジナル部分で>>続きを読む
雪と消えた昭和維新
【時期】1932〜1936年
【出来事】
1932年 五・一五事件
1936年 ニ・二六事件
歴史的な背景を駆け足で紹介しつつ、ニ・二六事件の実行犯の一人である皇道派将校の悲恋>>続きを読む
ませた少年の成長物語
好奇心旺盛な少年は、宿題を出されていなくても常に自由研究のようなことをやっている。そしてお姉さんの胸の膨らみから存在論を問い始めるまでになる。このような少年が世界の謎を明らかに>>続きを読む