木下さんの映画レビュー・感想・評価

木下

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デッド・カーム/戦慄の航海(1988年製作の映画)

4.7

サスペンスとして一級品すぎる…
船上という逃げられない空間での攻防が惹きつけられる。

子供を失い、愛と喪失に苦しむ夫婦を招かれざる客が襲い、引き離される展開・設定が非常に良い。

無線機でのやり取り
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フッテージ(2012年製作の映画)

3.0

サスペンススリラーとして緊張感がしっかり出ていて、随所に出てくるホラーフッテージの生々しさがスパイスとして上手に機能している。
夫婦関係の変化を描くシーンがワンカットで多々描かれており見事。
一方、ク
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グリーン・ゾーン(2010年製作の映画)

3.9

緊迫感のあるアクションシーンの数々に、イラク戦争の謎に迫る1人の兵士の姿がサスペンスフルに描かれる。
ポールグリーンダラスらしい高速カットにドキュメンタリールック、惹きつけられる。
やや物語として不器
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メカニック ワールドミッション(2016年製作の映画)

3.6

凄腕ステイサムが自分の元仲間に、世界中の武器商人の暗殺を依頼する
敵役がステイサムにヌルすぎるような?ステイサムとヒロインがすぐに恋に落ちすぎなような?トミーリージョーンズ、全然活躍してないような?
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MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

4.6

アクションが止まらず楽しすぎる。
意味がわからない。
もうサメ関係ないじゃんなステイサムアクションてんこ盛りで大好き。
サメVSタコという謎シーンもたまらない。
アクティブなコメディもドキドキハラハラ
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.8

ステイサムVSデカいサメ
おバカな設定の割に真面目な内容が多い。
サメとの遭遇やワクワクな展開が楽しい。

大脱走(1963年製作の映画)

3.5

前半のセットアップが長すぎる割にわかりにくすぎる。
脱獄に向けて準備が進んでいくワクワク感、それぞれの感情や行動が明確で親しみやすい。
脱獄が全然上手くいかない絶妙なバッドエンドが後に引く

プリンセスと魔法のキス(2009年製作の映画)

5.0

キャラクターが大量にいるのに全員にきちんと欲望があり、課題の解決が描かれている
あまりの作劇の素晴らしさに圧倒される
イマジネーション溢れる映像も素晴らしい
主人公が将来の夢に固執し、最も大切なことが
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恐怖人形(2019年製作の映画)

2.5

本気なのかコメディなのかよくわからない、おもしろホラーに仕上がっていて嫌いではない一本
役者の芝居がみんなダメで面白い
撮影照明も甘い
しょんべんしながら殺されると血尿になるカットは素晴らしい

アナライズ・ミー(1999年製作の映画)

4.0

ハリウッドの脚本リストに入りそうな売れる設定に、的確な配役、物語の構造や本気だからこそ笑えるコメディシチュエーションなど、全体的にクオリティが高い
ロバートデニーロの演技の振り幅が豊か
デニーロの病気
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

2.8

設定が面白そうだが、あまりに地味で登場人物たちの感情が理解できない
やや手抜きにも見える緩いトーンや撮影がサスペンスにもコメディにも昇華できていない

やっぱり契約破棄していいですか!?(2018年製作の映画)

3.8

死にたい作家志望者、ノルマを達成したい殺し屋、自殺に共感する編集者など、各人の思想や欲望がきちんとドラマを進めている。
ラフに人が死んでいる様などコメディとしても強い演出が多い。
後半が失速する印象で
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.5

人間を描くのが上手。
バラバラに見える人間が実は共通の寂しさ、自分のことを好きになってくれない人間に対しての好意。
丁寧に人間関係、セリフで掬い取る。

VOID(2023年製作の映画)

3.2

世界に違和感を感じる主人公の在り方がいい
周りの役者も優秀で芝居が自然なのはもちろん、自然であることが不愉快になる設計が素晴らしい
細かなセリフやキャスティングも見事で、撮影、編集、ホラー描写のストイ
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グレムリン2/新種誕生(1990年製作の映画)

3.4

1作目より多彩な演出があり、楽しめるはずだが、なぜか退屈に感じてしまった
キャラクター的な芝居や楽しい造形、映画が途中で止まったり、アニメーション雷グレムリンが出たりと映像が楽しい。それぞれのキャラ立
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アオラレ(2020年製作の映画)

3.2

ラッセルクロウの芝居以外に良いところがないにも関わらず、ラッセルクロウの喋り出しが遅い

基本的にずっと車で追いかけっこ、途中で殺人を繰り返し、絵的に飽き飽きする

ラストのクラクション鳴らす鳴らさな
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グレムリン(1984年製作の映画)

3.3

何も考えずに見れる娯楽作

やや子供向けだが展開が常に変わりキャラ付けも豊かで楽しい

ヒロインが唐突にクリスマスを嫌いになった理由を話すカットが異常で面白い

余命10年(2022年製作の映画)

3.4

俳優陣みんな素晴らしい芝居
感情のぶつかり合いが見事に表現されている
素敵なショットが多く真摯に作られた一本

一方で物語としては展開が弱く、途中で飽きる
同じような感情や物語がループしている印象

Rat Tat Tat(2023年製作の映画)

2.0

雰囲気だけで乗り切ってる印象

編集やライティングは悪くないが物語やテーマ、恐怖、全てのレベルが低い

作家が好き放題やった結果、ちゃんとスベッてる

洗浄(2023年製作の映画)

3.3

特異なアングルや編集、カラコレ、水を欲するアクションなど、ホラーとしてクールな一本

ただ映画として登場人物の感情や物語としての面白さが欠落しており、意図的ではあるものの、ただの雰囲気もののMVと変わ
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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

幸せは誰かの犠牲の上に成り立っている、という企画の料理が見事

老人と若者、いじめっ子といじめられっ子、夢を叶える者と諦める者、長編だからこそできる多角的な視点で強者と弱者を描けていた

奇妙な人間の
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氷の接吻(1999年製作の映画)

2.0

諜報員がターゲットの殺人女に惹かれ、付きまとう映画
物語が理解しづらい

目撃(1997年製作の映画)

4.5

幼少期に見た頃は地味で退屈な映画の印象だったが、今見ると見事な脚本やきめ細やかな演出など圧倒されるものがある
それぞれのキャラの感情を描きながら、きちんと一つの物語が進んでいく
証拠のナイフやネックレ
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チェンジング・レーン(2002年製作の映画)

4.0

異なる裁判に向かう男2人が高速の車線変更で接触事故を起こす。
お互いに不幸になったことで恨みをぶつけ合う。
地獄のような展開を俳優たちが名演。
男2人のいざこざから、本質的な問題解決へチェンジングレー
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ターザン:REBORN(2016年製作の映画)

3.6

どんちゃん騒ぎで誤魔化してるが、腹落ちしないストーリー展開と人間の感情、意外と複雑で取っ付きにくい設定でのめり込めない

クローズアップのショットは良かった

茶飲友達(2022年製作の映画)

2.7

題材はいいが話がまとまっていない
それぞれのキャラを描こうとしているが物足りない印象

ザ・クリーナー 消された殺人(2007年製作の映画)

4.0

スピード感のあるショットとじっくり見せるショットの絡み合い、
回想ナレーションと見せかけてセリフ、
などビジュアルもきちんと整理されながら人間ドラマとして強いものを感じた
特に主人公の複雑な背景をうま
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デス・ウィッシュ(2017年製作の映画)

4.0

シンプルで洗練された印象の作品
重いテーマながらもライトな印象を程よく取り入れ娯楽映画として気持ちのいい作品

狼よさらばやブレイブワンといった大切なものを失ったものによる自警を丁寧に描けている

事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

3.0

悪評名高い一本
ただ思ってたより見れたもの
ストイックで考察系、意味深系ホラーばかり見ていたせいか緩く見れて助かった
ホラー描写はYouTuberレベルだが、人間ドラマの組み方、それぞれのキャラの思考
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