ryoshinoさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ryoshino

ryoshino

映画(312)
ドラマ(0)
アニメ(0)

お早よう(1959年製作の映画)

4.4

やはり小津から受け取れるのは小市民の幸福というより小市民の哀しみに近いよね。定年のくだり、沈黙する笠智衆にさす影が印象的だ。とはいえ、そんな中でも生活は続く。肝心なことが言えず天気の話ばかりする佐田啓>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.5

クリエイターの作家性がバチバチに出まくってる映画を嫌いなわけがあるまい。産みの苦しみを経たエネルギーの塊をぶつけられるたび彼らに尊敬の念を覚えるのであります。
ゴジラを写さなくても成立するようなつくり
>>続きを読む

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.2

決して現実そうはならなかった、あのライブシーン、お約束のように素晴らしい。
最後も含めて人生についての寓話のようなものなんだろうが、兄の描き方がすごくほろ苦いものだった。

ふたりのベロニカ(1991年製作の映画)

4.2

映像表現の極みレベルの美しさか…ていうか裸体が。裸体が…

東京上空いらっしゃいませ(1990年製作の映画)

4.3

エモい映画だったな〜〜キャメラの動きがいいですね〜
牧瀬里穂、もはや演技してないのがグッときました、こういうめちゃくちゃで美しいみたいな映画今はないのかなあ

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.2

抑制されたクールな演出とエロティックさが実によかった。ブレードランナーみたいに結局ケイレブは本当に人間だったのかしら、とか思いを巡らすことが楽しい。謎に漂う侘び寂び感と、ナランチャみたいな唐突なダンス>>続きを読む

日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

4.4

単純にマフィア側の映画と違ってそもそも何のために警察に?という問いや手段と目的が逆転していく様はドラマ性が高いなと思った。一気に笑えない雰囲気に持っていく画の切り替えもよかったし、TKOかよ??など些>>続きを読む

裸足の季節(2015年製作の映画)

4.2

昔からこうだからそれは正しいのだ、ということを疑わない人間、悪意がない分タチが悪いが、閉じ込められた少女たちが世界を拡げようともがく姿は実に美しかったですね。あと案外笑えるシーンがあったことも好印象。

教授のおかしな妄想殺人(2015年製作の映画)

4.1

邦題……
主演2人目当てだったので眺めているだけでも楽しめた。人生こんなもんやろ感が出てたけど、結局ウディアレンって人間が好きなのか嫌いなのかわかんねえな。

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

4.4

タイトルの出方とか、他でも言われているようにすごく効果的に対比構造が使われてた、最後の「他と話した?」「森田くんが初めてだよ」というやり取りがすごく心にキた

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

4.3

ポーリーヌがエッチだったというどうしようもない感想はさておき、会話会話会話でうまく展開させてて感心する。これまでもこれからも存在しない甘酸っぱい夏のひと時に思いを馳せて、エモい感じになれます。

ズートピア(2016年製作の映画)

4.5

差別がテーマだが、提示された解釈が自分好みであった。バディものでノワール風味も実によく…これは脱帽ですわ…

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

4.5

流され続ける黒木華を通じて、岩井俊二の問題意識が様々提示される。痛いモノを見ようとしないと人は成長できないのか。いい映画だった。

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.4

なんつー映画をつくるんや…
ラストシーン、コトの収め方とディカプリオの視線!!

蜜のあわれ(2016年製作の映画)

4.1

鈴木清順をやりたいのは非常によくわかった、だとすればもっと攻めていいんじゃないと思うし予算がもう少しあったらとも思った、ことはさておきこういうのをちゃんとやってくれるメジャー女優って今貴重なのかしら。>>続きを読む

鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)

3.9

ジャパニーズカルト、高熱の時の悪夢みたいな 大学生の時にみたかったかもしれない

女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

4.3

起承転結があって見やすい。アンナカリーナは女優!って感じ。ファーって死んで終わる。

イット・フォローズ(2014年製作の映画)

4.0

ロマンチックな青春ホラー、画と音楽が良くてホラーとして新しいなと思った

マジカル・ガール(2014年製作の映画)

4.4

びっくりした、不条理さに笑いが漏れる
あんなシリアスなコスプレがあるか

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

4.5

冒頭長回しから期待をそそられる。感動の再会からの頭バーンと、ラスト、黒人と白人の悪を滅する共同作業には心が温まった。これぞタランティーノエンターテイメントというやつだな。

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

4.4

子供には世界に生と死とか、あり得ることとあり得ないこととか、そういう明確な線引きはないのか。まじで絵画にしかみえないシーンがいくつもあって、非英語圏映画ならではの「ここではないどこか」感が強くてトリッ>>続きを読む

死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

4.3

フランス人は疾走する愛を信じがち。無駄のない映像がよかった。音楽は言わずもがな。

タンポポ(1985年製作の映画)

4.3

映画ってこういうのもありなんだな、自由だ 伊丹十三のエッセイの世界観とか美意識が映画になった感じ

キャロル(2015年製作の映画)

4.4

ルーニーマーラが脱いだとか、そんなの抜きにして時代設定と演技だけで楽しめた。別にルーニーマーラが脱いだとか全然関係なく人が恋に落ちる様子が丁寧に描かれていてグッときた。いや、全くルーニーマーラが綺麗な>>続きを読む

ストレイト・アウタ・コンプトン(2015年製作の映画)

4.3

青春映画としてグッとくる出来。ことギャングスタラップなんて歌詞カード眺めてるだけじゃダメだね、ヒップホップの聴こえ方が変わるいい機会だ。

妻は告白する(1961年製作の映画)

4.4

びしょ濡れで会社に来るシーン以降、完璧だと思った。

彼岸花(1958年製作の映画)

4.5

やり取りを死ぬまでみてられる。赤が綺麗。

恐怖分子(1986年製作の映画)

4.7

すげー、BGMもなにもなく、人物ではなくて美しいカットがものを語っている。

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

4.5

映画でこんな笑ったの久しぶりかもしれない。何でもまあそういうこともあるか…と受け流していく人、インヒアレントヴァイスに似てるね。

ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

4.5

現実だか夢だか筋があるんだかないんだかわからなくても映像の強度で魅せるタイプのやつ

秋日和(1960年製作の映画)

4.6

原節子がいえ…私は…とかいって遠慮するの美しすぎるんだよな

オープニング・ナイト(1978年製作の映画)

4.1

ジーナローランズは不穏
最後の即興演技は、なにも成り立っていないというかあれでいいのか?と思ったけど