horryさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

horry

horry

映画(529)
ドラマ(348)
アニメ(0)

声もなく(2020年製作の映画)

5.0

とても楽しみにしていた作品。期待どおり、よかった。ユーモアとアイロニーによって、やるせなくつらい状況を寓話として見せる手法で、見終わった後は、大きなため息が出た。
ストーリーも予想のつかない展開が続き
>>続きを読む

密偵(2016年製作の映画)

3.0

日本統治時代の韓国の独立運動団体・義烈団、黄鈺警部事件をモチーフにした作品。誰が密偵なのかを追うサスペンス・ストーリー。

すごく豪華なキャストと、ドラマティックでメッセージ性のある作品なのだけど、映
>>続きを読む

神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

4.0

シリーズになっていると、パワーダウンしていくのが通例だと思うんですが、こちらは第2章の方がかなり面白かった。
カンニム(ハ・ジョンウ)、ヘウォンメク(チュ・ジフン)、ドクチュン(キム・ヒャンギ)の3人
>>続きを読む

パーフェクト・ノーマル・ファミリー(2020年製作の映画)

4.5

トランスジェンダーの親を持つ娘の視点で描かれた家族映画(母の姿は薄い)。90年代であること、デンマークであること、などを頭において見たほうがいいかな。

MONSOON/モンスーン(2020年製作の映画)

3.0

うーん、期待が高すぎたかな。
アイデンティティをめぐる物語。物語の展開は難民であることなのだけど、ゲイ・アイデンティティもずっと響いている。セックスシーンの多さを指摘する声もあるようだけど、アイデンテ
>>続きを読む

神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

3.5

豪華キャストによるファンタジー・アクション。楽しめた。

白頭山大噴火(2019年製作の映画)

3.5

ハ・ジョンウとイビョンホン、ペ・スジにマドンソクという豪華キャストで楽しむ災害アクション・エンターテイメント。気楽に楽しめる、優良作品。
韓国政府への批判や、北朝鮮、アメリカに対する強い視線が入ってい
>>続きを読む

春原さんのうた(2021年製作の映画)

-

女性のパートナーを失った女性の物語。喪失ははっきりと言及される訳でなく、物語を包み込むように存在している。
物語というよりも、喪失を抱えて過ごす日常を描いたという方があってるかな。

静かな毎日に挟み
>>続きを読む

悪人伝(2018年製作の映画)

3.5

「ある日~真実のベール」でものすごく良かったキム・ソンジュ。こちらでの恐ろしい役もすごかった。眼力に迫力ありすぎ。

ヤクザと刑事が連続殺人犯を追い詰めるためにタッグを組む、というストーリーで、暴力シ
>>続きを読む

雨とあなたの物語(2021年製作の映画)

4.0

あまり期待してなかったのだけど、良かった。

今は、スマホですぐに連絡できて、どこにいるのか容易に分かるし、友達が髪を切ったことをSNSで知ったりもする。
でも、スマホや携帯のなかった時代には、人との
>>続きを読む

ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃ良かった!
暗殺者インナム(ファン・ジョンミン)と偏執症の殺戮者レイ(イ・ジョンジェ)と、女神役はトランス女性のユイ(パク・ジョンミン)。
アクションシーンが、本当に格好いい。そんなところ
>>続きを読む

観相師 かんそうし(2013年製作の映画)

3.0

なんとも豪華なキャスト。特に、前半のソン・ガンホとチョ・ジョンソクの掛け合いはとてもおもしろかったのと、イ・ジョンジェの悪役ぶりがよかった。

でも、なんか物足りない。豪華キャストでクーデター、観相師
>>続きを読む

10人の泥棒たち(2012年製作の映画)

3.5

泥棒の数が多い笑
裏切りや騙し合いの連続なので、どんでん返しに乗っかって楽しむ作品。集合アパートのワイヤーアクション(と言っていいと思うんだけど…)は、とてもおもしろかったです。

イ・ジョンジェ目的
>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

2.0

高評価の人が多い作品だけど、私はイマイチでした。
カーアクションもストーリーも、もたついていたし、音楽が……。
軽く流して見るにはいい作品かもしれない。

COME & GO カム・アンド・ゴー(2020年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

撮影開始のニュースをみた時からとても楽しみにしていたので、期待が高すぎたと思うのだけど、モヤモヤする作品だった。
良かったのは、やはり、大阪からアジアを捉える視点。これは本当に素晴らしかった。ありきた
>>続きを読む

悪なき殺人(2019年製作の映画)

4.0

オープニングから「えぇぇ?」って引き込まれ、「どうなるの?」の連続で、「なるほど、こうきたか」となって、「うわ……」ってなりました。映画らしい映画といえるか、と。

女性同性愛がなんのエクスキューズも
>>続きを読む

ミス・ワイフ(2015年製作の映画)

3.5

軽い感じで楽しめました。
「顔だけの男」って罵倒が夫に向けられてるシチュってすごい笑

顔だけでなく、とてもいいお父さんの同僚にキム・ビョンチョルさん。さすが、いい味でした。

リトル・ガール(2020年製作の映画)

5.0

とてもよかった。
パンフレットに佐々木掌子さんのコラムがあり、「7歳のサシャはトランスジェンダーと呼べるのでしょうか?」などの問いに答えておられる。
映画を見ている時には気づかなかったけど、パンフを読
>>続きを読む

LUCK-KEY/ラッキー(2016年製作の映画)

3.5

ユ・ヘジンさんを堪能できる映画。気軽に見られる作品

狩りの時間(2020年製作の映画)

2.0

これだけ最高のキャストで、なんでこうなった……。
演技がうまい人ばっかりなのに、台詞でキャラを説明するというひどい脚本。チャンホ(アン・ジェホン)が寂しがり屋だという台詞が何度も出てきて、がっかり。演
>>続きを読む

さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

4.0

90年代のレスリー・チャンといえば、『欲望の翼』『ブエノスアイレス』と本作。リアルタイムで見ていたので、30年近く経っての再見。
京劇の華やかさと幾度も政治に翻弄される様子、妖艶な蝶衣(レスリー・チャ
>>続きを読む

フウン姉さんの最後の旅路(2014年製作の映画)

4.5

とても良かった。
トランスジェンダーやゲイが主である旅一座。ビンゴや歌、ダンスを見せて巡業している。性的マイノリティであるために仕事に就けない背景、暴力や嫌がらせの標的にされる厳しい日常と、ユーモアと
>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

3.0

退屈だった。画面の強度は『DUNE』に敵わないし、ワクワク感もヒリヒリする感情も起こらかなった。
これまでのヒーローものとはずいぶん雰囲気が違う。バトルシーンは緊張感よりもスピードに重点があるし、セル
>>続きを読む

純粋の時代(2015年製作の映画)

2.0

キャラクターに深みがなくて、イマイチだった。セックスシーンがあるのはいいんだけど、くどい。
意地悪でダークなカンハヌルは好きなんだけど、もう少しちゃんと描いてくれたらなぁ。
太宗イ・バンウォンをチャン
>>続きを読む

僕の中のあいつ(2018年製作の映画)

5.0

入れ替わりもの、とのことで、あまり期待せずに見たのだけど、めちゃくちゃおもしろかった!男女で入れ替わりじゃなく、おじさんと男子高校生って設定が素晴らしい。

花椒の味(2019年製作の映画)

3.5

香港、台北、重慶と別々の場所で生活している三姉妹が、父の死によって出会う。それぞれが家族とのわだかまりを抱えているのだけど、ラストではそれが薄れたり、理解しあう姿が描かれる。
女性3人が主人公だけど、
>>続きを読む

茲山魚譜 チャサンオボ(2019年製作の映画)

5.0

とてもとても良かった。モノクロ映像の美しさを堪能。オススメです。
ストーリーはわりと淡々としていて、ものすごく激しい描写(一部、エグいシーンもある)とかもないのだけど、込められているメッセージは熱いと
>>続きを読む

母の残像(2015年製作の映画)

3.0

妻・母の死を取り巻く3人の男性、それぞれの視点から彼女の姿が浮かび上がってくる。『テルマ』がとても良かったので見てみた。

死と隣合わせの報道カメラマンであることと、家族が待つ家があること。伝えなけれ
>>続きを読む

サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

4.0

『スウィング・キッズ』のカン・ヒョンチョル監督。エンタメらしい、楽しんで見られる映画がうまい監督なんだと思った。ベタだけど共感をよぶ音楽の使い方は、観客の気持ちをあげてくれるものだということがよく分か>>続きを読む

グッバイ・シングル(2016年製作の映画)

3.0

大女優キム・ヘスがわがままな落ち目女優、マ・ドンソクがスタイリスト兼マネージャー。未婚女性の妊娠(と偽装妊娠)を描いたコメディ作品。
コメディ部分は面白いんだけど、少女の妊娠という大きなテーマがあまり
>>続きを読む

スウィート・シング(2020年製作の映画)

2.0

高評価の人も多いのだけど…。

米インディーズの雄と呼ばれるアレクサンダー・ロックウェル。でも、現在は大学で映画を教える先生なわけで、「イン・ザ・スープ」の頃とは違う。そういう立場やキャリアを頭から外
>>続きを読む