ぼのごさんの映画レビュー・感想・評価

ぼのご

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グランド・マスター(2013年製作の映画)

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イップマンは良い監督に恵まれていますね。
今作は流石のウォン・カーウァイ監督で、途轍も無い映像美…! 特に雪や雨による銀色の世界が際立っていた。どの場面も絵になっていて、伝記的な色合いの濃さも相まって
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無垢なる証人(2019年製作の映画)

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ある事件の目撃者が自閉スペクトラム症でまだ未成年の女の子ジウだったということから、法廷でのサスペンス要素も入りつつ障害に対する世間の偏見があぶり出されていく。

容疑者を弁護するスノは元々熱血だったけ
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モンソーのパン屋の女の子(1963年製作の映画)

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ただのナンパの話なんだけど、主人公が彷徨い歩くパリの街並みが綺麗で、淡々とした雰囲気もクセになる。

よくすれ違う女性に声をかけ、次に会ったら食事をする約束を取り付ける男子学生。早くデートがしたくて毎
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シュザンヌの生き方(1963年製作の映画)

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虚栄心丸出しで人を平気で利用するチャラいジャイアンみたいなギヨームと、強者と親しくしていることに何か価値を見出しているような卑屈な主人公。そこになんでも言うことを聞く都合の良い女シュザンヌが加わって、>>続きを読む

モード家の一夜(1968年製作の映画)

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仕事で来た街、街にも人々にも馴染めない主人公。久しぶりに旧友と再会して、旧友の女友達とも合流して、家でお酒を飲みながら夜の時間をいっぱいに使っておしゃべりする三人。こういうゆったりとした時間っていいな>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

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平凡な日常が曜日ごとに紹介されていく序盤、テンポが良過ぎてもはや音楽笑

主人公は家庭でも職場でもあらゆる場所でナメられまくり。息苦しそうだな〜とぼんやり思ったけど、ナメてた相手が実は最強だった系の話
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アオラレ(2020年製作の映画)

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攻撃的に鳴らしてしまったクラクション一つが原因で、ラッセル・クロウ演じるヤバい男に狙われ煽られるレイチェル。
主人公がヤバい奴に目をつけられ周りの人々が殺されていくというあらすじから『ヒッチャー』のよ
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約束の宇宙(そら)(2019年製作の映画)

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宇宙飛行士っていう職業は特殊ではあるけど、やりたいことと子育ての両立の難しさを感じた。
サラには娘を託せる元夫がいて、児童福祉司か何かだと思われるウェンディーがかなり親身に支援してくれたのもあって、ど
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ブラックバード 家族が家族であるうちに(2019年製作の映画)

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病に冒され、まだ元気なうちに安楽死することを決断する母リリー。そこに集う家族。安楽死がモチーフにあるけど、テーマは家族についてなのかなって印象があった。

夫は医者をやっていて妻に全面協力。家族同然の
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ビーチ・バム まじめに不真面目(2019年製作の映画)

3.1

何にも執着が無い主人公。強いて言えば自由に捉われているところはあるかもしれない。
前作の『スプリング・ブレイカーズ』では様々な登場人物の不安や葛藤、心の揺れ動きが三者三様に描かれていたけど、今作の主人
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スプリング・ブレイカーズ(2012年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

息苦しい日常から逃れるため、春休みを使って旅行に出かける仲良し四人組。スプリング・ブレイクの様子は度を越した現実逃避で、日常をぶっ壊している感じが清々した。下品なんだけど日常でも下品な人なんて沢山いる>>続きを読む

黒い家(1999年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

『黒い家』は原作を終盤近くまで読んでいたんだけど、サイコパスを題材にしたホラーなだけあって描写がエグくて読むのをやめてしまった作品。話自体はたまに気になっていたから、今回映画で最後まで観ることが出来て>>続きを読む

御法度(1999年製作の映画)

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時代劇。物の怪が出て来たりするわけではないんだけど、妖しい不思議な雰囲気ですごく引き込まれた。

殺陣シーンもしっかりしてあって、田代の北辰一刀流の剣先がちゃんと揺れていたり、それぞれの剣の流派が反映
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

かなり身に覚えのある、現代社会の押し潰されそうな息苦しさがよく捉えられてあった。
ドキュメンタリー監督の主人公。教師との関係を疑われ自殺した女子生徒の遺族への取材風景から始まり、冒頭からつらい。遺族は
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

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仕事だったり夫の同伴だったり、特別来たくて来たわけでもない異国の地で出会ったふたりが共鳴し合ってはじけていく様子が楽しい。青春の感覚があった。段々と友達以上になっていくものの踏み込み過ぎず、恋人までに>>続きを読む

光りの墓(2015年製作の映画)

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淡々と進んでいく映像がどの瞬間も美しくて、落ち着いた声や葉擦れの音なんかがとっても気持ち良い。そこにいる人たちも皆無邪気で、目や耳や心まで癒された。

ちょいちょい自然に挟まれる下ネタが意味わからない
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映画:フィッシュマンズ(2021年製作の映画)

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一時期よく聴いていたフィッシュマンズ。ここ数年はあまり聴いていなかったけど、改めて聴くとやっぱりめちゃくちゃ良い!
昔はフィッシュマンズの曲の音が特に好きで聴いてたけど、今聴くと歌詞も最高だった。
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ノマドランド(2020年製作の映画)

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夫を亡くし、リーマンショックの影響で住む場所も失い、キャンピングカーで移動しながら生活するノマド(遊牧民)となったファーン。
「先生はホームレスになったの?」と元教え子に聞かれて「ハウスレスよ。ホーム
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ミナリ(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

農業で成功することを夢見る韓国系移民のジェイコブが、家族と共にアメリカの田舎に引っ越す。ろくに相談していなかったようで妻のモニカはカンカン。夢を追うのは大いに結構だけど、話し合いも無しにだったらそりゃ>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

前作より更にバイオレンスシーンがえげつなくて、まさにLEVEL2。

眼球に指を突っ込むような開けっぴろげな暴力描写には本能的に震えてしまう程で、特に驚いたのは瀕死の人間がカサカサ動いている場面。殺し
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レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

4.7

瑞々しくて微笑ましくて最高だった。
パリの都内っ子で垢抜けた学生のミラベルと、田舎暮らしでパリの美大に通う予定のある絵描きのレネット。ミラベルの自転車が田舎道でパンクしたことによって出会うふたり。
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クレールの膝(1970年製作の映画)

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人に気持ち悪いとかあまり言いたくないけど、主人公のおじさんが犯罪級に気持ち悪かった笑
一線を越えることがないのが救い。
というか、一線を越えさせずにここまで気持ち悪くて現実にもいそうな大人を捉えきって
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コレクションする女(1967年製作の映画)

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バカンスのため一つ屋根の下に集う男女。
透き通っていて太陽の光にきらめく海がとっても綺麗。

そこにいる人間たちはというと、相手の気を引こうとしたり投げやりになったり、大したこともやれないのに冒険を求
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ホラーでファンタジーな雰囲気というのは前情報で知っていたけど、ミュージカルでもあったんだ! 歌が得意な人魚とミュージカルの相性は抜群だった。
人魚の美しい歌声にも純粋に聴き入ったけど、テクノ音楽がふん
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僕の中のあいつ(2018年製作の映画)

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気楽に観れるけど軽過ぎもせず、気分にちょうど合っていて楽しめた。中身の入れ替わりというあり得ない現象が起きなかったら、どの人も悲惨な結末を辿っていたと思う。

いじめられっ子の高校生にヤクザ紛いの社長
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カリスマ(1999年製作の映画)

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人質も犯人も両方助けようとして、結果的に両方とも死なせてしまう藪池。上からは人質だけ助ければ良かったんだと言われそのままクビ。真面目で不器用だと社会の中では生きづらいな。

休養で森に行く藪池。森は思
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アリス(1988年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

冒頭、小川のせせらぎ。音が心地良いなと思ったら、その後も作中の至るところで様々な音が効果的に使われていた。
小物類も凝りに凝っていて、色彩や汚れ具合なんかも丁寧で良い美術。

川のほとりから室内?に戻
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ウィジャ ビギニング ~呪い襲い殺す~(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

しっかりと作られた良い洋ホラーだった。
恐怖は抑えめだけど不気味な演出が冴えている。取り憑かれた妹が姉の耳元で何かを吹き込んでいる場面や、姉が鏡を見た時に口元が縫われていく場面は本当に気味が悪い。そう
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あの日のように抱きしめて(2014年製作の映画)

4.5

収容所から戻ってきた妻のネリーに気が付かない夫のジョニー。他の知人や友人はすぐ彼女に気がつくのに、ジョニーだけがひたすら気が付かない。ジョニーは知り合いの仕草や言葉遣いまで細かく捉えている描写がされて>>続きを読む

水を抱く女(2020年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ウンディーネの神話を女性の視点から描いたという、現代版ウンディーネ神話。
『水を抱く女』という邦題を最初に見た時は、江國香織さんの『きらきらひかる』という小説を思い出した。一番初めに『水を抱く』って章
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ダーティ・ダンシング(1987年製作の映画)

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ミュージカルじゃないんだけど陽気な歌と踊りが盛り沢山で多幸感があった。特にラストのダンスシーンには感動して目が潤んだ。知らなかったけどかなり有名なシーンらしい。

夏休みに避暑地に来た主人公一家。良い
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イカリエ-XB1(1963年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

生命探査で地球から旅立つ飛行船。
カメラワークと構図が丁寧。電子音を使った音楽が印象に残る。皆で踊っている場面や運動広場で身体を動かしている場面は、なんか中毒性あって繰り返し観ちゃった。

冒頭から不
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

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音楽が作品の隅々までビシッとキマっていた。カーアクションも疾走感溢れていて、冒頭からして痺れる!

ノリノリでずっと音楽を聴いている主人公は一見すると変人なんだけど、話をしていると案外まとも。音楽を聴
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トレーニング デイ(2001年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

犯罪紛いの捜査をしたり相棒の新米刑事に半強制的に麻薬を吸わせたり、デンゼル・ワシントンの悪徳刑事っぷりに震える。『孤狼の血』の日岡と大上の関係を連想した。
「狼に勝てるのは狼だけ。羊を守るためには自分
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

人の命が軽くて悪趣味だけど、ところどころ笑える場面があって気楽に観れた。でも大佐や水玉君には充分愛着湧いていたのに、あっさり殺されてしまってだいぶ苦痛だった…。

ハーレイ・クインはかなり魅力的。おめ
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ノクターン(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ポスターに惹かれて観た。

独特の音楽にピアノに熱中している光景、妖しい絵の数々が魅力的。異様な光の配色はポスターと基本同じなのに、ポスターほど強烈には残らなかった。
冒頭とラストのイメージの重なり、
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