hoshinokanataさんの映画レビュー・感想・評価

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異人たち(2023年製作の映画)

4.0

原作異人たちの夏未鑑賞のため、展開が読めず物語の中に逆に惹きこまれた。
1987年のあの時代感、ブリティッシュロック、その中での孤独感
思わず号泣一歩手前までいってしまった、、

マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.8

主演かつ監督のブラッドリークーパーが凄い熱演、唯一無二の”マエストロ”レナードバーンスタインの、タイトル通り音楽と愛を描く。

家のTVで観てるのでちょいちょいWikipediaやオンライン記事や映画
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.9

12歳の時に離れ離れになった幼馴染のふたり。
主人公は北米に家族で移住し英語名ノラとなり、作家となり結婚もした。
そこに、24年ぶりに韓国で今も暮らすヘソンがノラを訪ねてニューヨークにやってくる。
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

カンヌ映画祭パルムドール、ゴールデングローブ外国語映画賞で当然ながら期待値はあがる。

フランスの雪山の山荘で暮らす作家夫婦と息子。
冒頭で起こる落下事故。ポスターのビジュアル通り倒れ死亡したのは夫。
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.9

トロント国際映画祭で観客賞を受賞。案の定?オバマ元大統領の2023年のFavorite movie にも入ってた。

押し付けられるステレオタイプにウンザリした売れないインテリ黒人作家が、覆面で書いた
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ニモーナ(2023年製作の映画)

4.0

配信開始当時に評判が良かったのに見逃してたのを今さら後悔。
王女殺しの犯人にでっち上げられた元王国の騎士バリスターと、
変幻自在のシェイプシフターで破天荒なニモーナ。
でこぼこの相棒となった2人が、本
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.2

あのティーンで忍者の亀たちがカッコ良過ぎるビジュアルになって帰ってきた!
個人的に思い入れのあるシリーズなので、このアニメーションビジュアル、脚本共に最高に良かった!
ロッテントマトも批評家観客共に9
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関心領域(2023年製作の映画)

4.2

アウシュヴィッツ収容所の初代所長、ルドルフ・ヘスとその家族が、収容所の壁を隔てた隣りに立派な庭付き、お手伝いさん(それもポーランド系ユダヤ人の)つきの家にのうのうと住んでいる様子をたんたんと描く新手の>>続きを読む

ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.9

フランス最高のオーベルジュの厨房で、美食家の主人公が考案するメニューを、完璧な逸品に仕上げる料理人。

伝統的かつ革新的な料理が素材から出来上がっていく様は、五感すべてを刺激してお腹がなるのを抑えるの
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.0

カウリスマキ監督作品を観るの久しぶり。
映画館の壁に貼られた手作りの映画評をひと通り読んだら2016年に引退宣言してたそう。だからか。

アル中気味の工場勤務男性と、スーパーをクビになった中年女性のラ
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雪山の絆(2023年製作の映画)

4.0

雪深いアンデス山脈で墜落した飛行機の生存者が71日後に奇跡的に救出されるまでを描くサバイバルドラマ。実話というのが凄い、、
前半墜落やら雪崩などはパニックアクションさながらの迫力。
当初27人生存者が
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

日本語字幕付きでもう一度観たい。
戦争を終わらせるために世界を破壊する兵器となる原爆を作った科学者の苦悩を描く。
第二次世界大戦末期、及び、終戦後のアメリカでのオッペンハイマーを巡る政治的な駆け引きも
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怪物(2023年製作の映画)

4.1

カンヌ映画祭で脚本賞なのも納得。
自身の脚本でなくとも、まごう事なき是枝監督作品なんだけど、
脚本が坂元さんだからこそ、物語にいつもと違うケミストリーが生まれそこが新鮮で良かった。
いや、もしかしたら
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.0

アカデミー賞主演男優賞ノミネート作品。
なのにスルーしてたら、友人から激推しされたため劇場へ。

父と娘のひと夏のバカンス。
父は31歳、娘は11歳。兄妹にみられるくらい若いお父さんと思春期の娘。
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.0

NYU留学してた頃、学生寮ドミトリーでマリオやりすぎて、目が回った。
画面向かって左から右にずーっと動くから、止めると世界が逆回転。
時を経て、姪っ子とNintendo Switchでマリオ。
正月休
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.5

好きな方のマーベル味が全て詰まった快作。
キャラクター、一人一人に愛を感じた。

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

4.1

映画館では人生で2作目となる名探偵コナン。
大ヒットする理由もわかる、良く出来た脚本、キャラクター、スケールが大きな展開。

絵はやっぱりあまり好きなスタイルではないけど、特に横顔。IMAXで観る必要
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東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-(2023年製作の映画)

3.9

前後編の前編だからか、ここで終わり?感が強い。
見せ場はこれから、な寸止め。

冒頭で前作のおさらいがあるのがNetflixみで親切。改めて前作は勢いがあって登場人物がみんなキラキラしてたのを思い出し
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.8

ダレンアロノフスキー節が炸裂。
コロナ禍での撮影で余計に際立つ、家に引き篭もる主人公の孤独。
PC画面の向こうの学生との熱のないやりとり。カメラはオフ。
時折り訪れる優しいヘルパーや
的外れな原理主義
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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.2

エアジョーダン誕生秘話。
今このタイミングでこの映画に出会えて良かった。
人や、心を動かすのは、人の情熱と本質をついた言葉。

ビジネスドラマとしても、エンタメ映画としても素晴らしいのは、やはり歴史的
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

レビューも良いし、映画業界知人、特に男性が激賞しているので、遅ればせながら鑑賞。
Dolby Atmosで上映してたのもラッキー。

まさかの青春スポ根ドラマで驚いた。
ポスターから想像してたのは、3
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.1

PGAやSAGも制して、宣伝文句の通りにアカデミー賞大本命に躍り出た本作。
初日にIMAXで鑑賞。
中国系移民のエブリンは、夫婦で経営するコインランドリーの国税局監査やら、娘のガールフレンド問題に、さ
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.8

アカデミー賞主演男優賞ビルナイがノミネート。
脚色賞もガズオイシグロがノミネート。

黒澤明監督の生きるを、戦後のイギリスの公務員役所にアレンジした物語。

生きるを観てないから観ようかな、、

記録
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.7

ケイトブランシェットの快演を観た。
アカデミー賞作品、監督、主演女優賞他多数ノミネート。
記録のみ

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.8

ちょっと汚いタイタニック?だと、映画業界の友人に聞いたのと、アカデミー賞作品賞にノミネートされてるので初日に鑑賞。

主人公のカップルの男の子、観たことある、、
キングスマンファーストエージェントの、
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.0

海辺のクラシックな映画館、エンパイア劇場。
チケット販売ボックスに、ポップコーン、真紅の緞帳カーテン、映写機から投射される光。

24コマの静止画の間の暗闇、光で物語が動き出す。

最近、映画の話しが
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バビロン(2021年製作の映画)

3.8

象とヘビとネズミが、、と前評判を聞いてたけど、
ネズミは見逃した。。

サイレント映画からトーキー映画へ、ハリウッド黄金時代と呼ばれた1920年代の転換期。
光と闇、エロとグロ、いや、ゲロ、
混沌とし
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タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター(2023年製作の映画)

5.0

タイタニック号に25年ぶりに乗船。
満席の映画館で啜り泣きで3Dメガネが曇る中、エンドロール前後に2回の拍手が👏

そして鑑賞後の同年代の女友達との感想戦。ジャックとローズとの身分違いのラブロマンスに
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.9

アカデミー賞作品賞含む9部門ノミネート。

意気揚々と戦地に向かった若者たちが放り込まれた西部戦線の塹壕。異常が日常な殺し合いの戦場で正気を失っていく様が辛い。

ドイツ映画なので知ってる俳優は上官役
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マーサ・ミッチェル -誰も信じなかった告発-(2022年製作の映画)

3.8

ウォーターゲート事件の闇に警鐘を鳴らした、ニクソン政権の司法長官の妻マーサ・ミッチェル。

眩しい輝きと明るさ忖度なしで当時の政権や男社会に切り込んでいく様に驚いた。
彼女は映像的なインパクトがあるの
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ジェイコブと海の怪物(2022年製作の映画)

3.7

恐ろしい伝説の海の怪物レッドを倒そうとする
キャプテンクロー率いるハンター達。

主人公ジェイコブは子供の頃、海の怪物に襲われ海に漂ってた所を助けられ今ではキャプテンクローの右腕に。

怪物レッドに傷
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エレファント・ウィスパラー:聖なる象との絆(2022年製作の映画)

3.8

親を亡くした野生の象を我が子のように育てるドキュメンタリー。
アカデミー賞ドキュメンタリー部門にノミネートされたのでNetflixで鑑賞。
吹き替えもありがたい。

野生の象との確かな心の交流があるの
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バルド、偽りの記録と一握りの真実(2022年製作の映画)

3.7

イニャリトゥ監督自身を投影したような、メキシコ人映像作家のセルフアイデンティティを探す旅路を、悪夢的なドキュメンタリー風に描く物語。

メキシコ移民として、アメリカハリウッドで成功したイニャリトゥ監督
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

新幹線の時刻表並みのタイムテーブルで上映されてるため、ハシゴしやすくてラッキー。
新宿ピカデリーの最大キャパ1番スクリーンにて鑑賞。

満席の映画館の最前列で見上げる新海誠ワールド。
12年前のあの日
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