そばにいる誰かが抱える問題に向き合い、特別扱いじゃなく、そのままを受け入れて穏やかに支えるさり気ない優しさが温かい。会話や表情、距離感が心地良く、どのシーンも繊細に描かれていた。特に渋川清彦が印象的だ>>続きを読む
狂児の飄々とした雰囲気、とても良かった。原作を読んで持っていたイメージとは少し違うものの、綾野剛としての味わいはしっくりきた。次カラオケ行ったら「紅」歌ってみようと思う。
新しくて鮮烈な映画体験だった。
役者の演技、美術や衣装、作品のテーマや放たれるメッセージ、全ての表現において揺さぶられ、惹き込まれた。
知識や経験を得て成長し、権力や社会通念から解放され自立していく女>>続きを読む
同じように見えて、同じではない。淡々としているように見えて、変化や機微、揺らぎがある。それらを穏やかに感受できる豊かな心を平山は持っている。いつかこうありたいと思えるような豊かさのイメージ。この映画は>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
観終えた後、絶望と切ない気持ちでいっぱいになった。ただ本当の自分で穏やかに生きたいだけなのに。
にわか雨や夢の話や焼きそばで時折救われたようになる表情、罪悪感と生きることへの執念で歪んでしまったような>>続きを読む
キャッチコピー通りみんな狂っていて鮮烈。登場人物たちそれぞれの思惑と表情、狂ったその先にある滑稽さ。面白くて笑いつつも、案外ほんとにこんな感じだったのかもと真面目に考えてしまった。