この時代の純然たる、格調高きヨーロッパ映画。いいっすね。
もうアリダ・ヴァリがパリ(それもかなり貧しいところ)に突っ立てれば、いい雰囲気になるんだからずるい。
ポエジーという便利でクリシェな言葉を使っちゃえばいいもんでないけど、ポエジーしか感じない作品。
個人的に北野武監督に1番土下座したくなる作品。ゴダールの影響をここまで咀嚼できる人はそうそういない
何かこう懐かしさを覚えた。
例えば、中学生の時に「時計仕掛け」をみたり、高校生になって背伸びしてゴダールとかフェリー二を見たりして、1人ほくそ笑んでいるような、そんな感覚。
なんかこう未知との遭遇のラストのような趣きだった(テキトー)
自分もつまらない現実から抜け出して、サンラーと一緒に旅立ちたい
なんでこんなおもしろいんだろう
昔は久蔵が〜とか菊千代が〜とか、五郎兵衛が〜とか言っていたけど、今は百姓目線になっているのは、祖先が百姓だからかなぁ
聖書を読んでも、キリストの復活を信じられない、キリスト教信者でもない自分のようなろくでなしでも、この映画で行われたフィクションの奇跡を信じられるのは、なんでだろう
年始の映画は、ヴィム・ヴェンダース。
だけど、難しかったかなぁ…2023年に「平山」氏が存在することは可能なのか、という点なんだけど…
ファンタジーにしか感じなかったかなぁ。
いやー良かった!
これなんだよね!観たかったの!
シン・ゴジはピンと来なかったのよね…だからこそ嬉しいー
「ドライブ・マイ・カー」よりこっち派かな
ラストの軽やかさと歓喜は、なかなか出せるもんじゃない!
逃げ恥と180度違う契約結婚だなぁとか…獣になれない私たち並の諦観ガッキーがまた見れる!とかくだらないことばかり鑑賞時には考えてましたが…
まあマイノリティ側の人間としては、マジョリティの暴力性が…>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
台風一過を青春の葛藤と爆発に準えた、狂気さえも感じる作品。
中盤あたりから、狂気を通り越して、もはやホラーに展開していき、最後は混沌と静寂で終わる。
すんごいモテるのに実存的な悩みを抱えた三上くんが、>>続きを読む
言うほど面白くもなかったけど、つまらなくもなかった。
レイ・リオッタがこれが遺作というのは…
モナは自分だ!と死ぬまでモラトリアムを拗らせている私にとって、凍てついた冬の南仏で疲れ果て、トマト?を投げつける地元のお祭りでパニックになり自滅してしまう、というラストは考えさせられるものだった。>>続きを読む
ラストに爆笑し、エンドロールのモンハン・オーケストラで、さらに爆笑してしまった
転落劇でもあるし、ターの欲望丸出し・それでも貪欲さにある意味感心した
正直言って、アッパークラスの夫婦の痴話喧嘩なんてどうでもええ!といいたいところだし、いうほどエロくもないし、ニコール・キッドマンに最後のセリフを言わせたかっただけな気もする…
らしいと言ってしまえば>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
前半のタイタニックなスペクタル感満載の船舶救助シーンと、後半の男女の惹かれ合い、逢引きを重ねる対比が見事の一言。
メンヘラ気味の奥さんにうんざりして、偶然知り合った女性に目移りしちゃうよくある話だけ>>続きを読む
いやーもうNO.1!言う事なし!
悪いやつをやっつける!これこそ映画よ!
耐えて、耐えて、耐えに耐えて、最後爆発させる…健さんの任侠映画よろしく、死んでもらうぜ精神でイギリス野郎をバッタバッタとやっ>>続きを読む
うーんノれなかった。
面白い箇所もあったけど、すれ違いが主題なのか、あとは出てくる男どもが勝手すぎて、見ててイラつくことの方が多かった。
元祖ジム・キャリーかと思うくらい、顔つき・オーバーな芝居>>続きを読む
みんなに愛される暴走族になろう・スーパー右翼・シャブ中少年というパワーワードを筆頭に、誰もが真似したくなる仁さんのあの殺し文句。
「やってやろうじゃないの!」
「人間向き不向きってのはあるわな」
「耕>>続きを読む
粋〜な映画。
ジャックタチと比較されるけど、タチが終始俯瞰するような視点に対し、ピエール・エテックスはクローズアップも多いし、カメラもよく動く。ジャンクロードカリエールとの共同脚本のため、そこはかと>>続きを読む
クリストファー・ノーランの作風がそうだからとしか言えないが、設定の妙でしかない。
いつ見てもHUNTER×HUNTERっぽいなぁとしか思えず、膨大な解説書を頼りに読み進めていくという作業が面倒な人にと>>続きを読む
シネマヴェーラにて鑑賞。
箱庭的感覚がウェス・アンダーソンが好きそうだし、あくまでもこれはお芝居で舞台である=メタ的な構造も含めて、おフランス的。
カミーラが3人の男のどれかを選ぶのではなく、あくまで>>続きを読む
キム・ギヨン渾身の一作。
これぞキムギヨン。
当時、軍事政権で閉塞感漂う韓国の若者たちに「くよくよするな!元気を出せ!」と熱いメッセージでこの映画を制作したという背景を知って、より好きになった。
「>>続きを読む
何をやっても長続きしない、中途半端な主人公の話と聞いて、同じ痛々しさを引きずっている自分をスクリーンに投影しようと思っていたが、だいぶ違った。
ユリヤは普通にモテるし、他に目移りするのも、自分にはま>>続きを読む