skgcさんの映画レビュー・感想・評価 - 24ページ目

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人生、ここにあり!(2008年製作の映画)

4.3

やっぱ急に映画断ちはむり。数を減らして観ることにする。
我慢できずにHuluでたまたま選んだ今作。
最高だった。

ベルサイユの子(2008年製作の映画)

3.8

失業に見舞われてしまった人はなんらかの被害者だと思うし、踏みにじられてきたんだと思う。
けど、それにしてはラストが微妙だった。
踏みにじられて、でも生きて、生き抜いてきた人たちの人生やそれまでの時間を
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さよなら、アドルフ(2012年製作の映画)

3.5

生まれたときから自然とその環境で、そういう教育の元に育ってきたドイツの子どもたちの終戦後の話。

なんの疑問もなく庇護下にあった子どもたちが、両親をなくし、価値観をなくし、怒りも悲しみもやりどころをな
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4人の食卓(2003年製作の映画)

-

久々に全然意味がわからなかったし、ネタバレや解説読んでも全くピンとこなかった!これはこれでなんか貴重!

どこまでも不穏。誰も彼も不穏。
そんでもってストーリーが全然わからん。何が言いたいのかわからん
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Ricky リッキー(2009年製作の映画)

3.3

この解釈でいいのかな、と思いつく考えが何通りもあって、どれが正解なのかわからないけど、
不思議とモヤモヤ感は少ない。

カティ、パコ、リザの3人が抱き合うシーン。
リザの肩甲骨を抑えるように、交差して
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プリースト 悪魔を葬る者(2015年製作の映画)

3.3

悪魔憑きの少女の演技がおどろおどろしくて怖すぎ。邪悪の権化かと思いきや、純真無垢な表情で泣き落としにきたりもする。主人公である青年が狼狽えたり血迷ったりするのに共感してたまらなかった。

悪魔祓いシー
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シルミド/SILMIDO(2003年製作の映画)

3.5

泣きはしなかった。けど惨めで不憫だった。

特殊任務を請け負うことで死刑を免れて役目を与えられたと思っていたけど、死に物狂いで訓練する隊員も、それを指導する軍人たちも、上層部のたった一言の決定でその存
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白いリボン(2009年製作の映画)

-

白いリボン、わたしはあんまり巻かれたなくないな。

ヤコブへの手紙(2009年製作の映画)

4.0

死ぬほどじんわりきた。
高地戦に加えてめちゃめちゃに切ない気持ちになった。けど、悲しいだけじゃなかった。ほっこりするけど、無常さというかあっけなさも後を引く作品。

盲目の牧師の元に、恩赦によって終身
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高地戦(2011年製作の映画)

4.5

「これだけ人を殺しまくったから地獄に落ちるのはわかってるけど、ここ以上の地獄がないから生きてるのかもしれない」
「俺たちは戦争と戦ってるんだ」
「戦争に勝つことは生きることだ」

思うところがありすぎ
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ハード キャンディ(2005年製作の映画)

3.4

ハードキャンディってそういう隠語があるんだね。
これはだいぶ容赦なかったなー

狼と赤ずきんの二者のうちどちらが強いかなんて分かりきってるんだけど、赤ずきんの弱さをわざと露見させるふりをして油断させて
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ヴェラ・ドレイク(2004年製作の映画)

3.7

何が正しいのかはわからないけど、法が絶対とも思えない。不幸も招いたけど、もともとは貧しい中で不幸を避けるための方法だった。たしかに命は奪ったけど、母親たちの命は救ってた。

終盤近く、ヴェラのような人
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.5

小心者なので常に身構えてたつもりだったけど、やられた。見事にビビらされて身体跳ねた。左隣の女子高生も膝抱えながら驚きまくってた。一緒に行った友だちは声漏れないようにずっと手で口抑えてた。

タイトルの
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大いなる休暇(2003年製作の映画)

4.0

みんなで精一杯に嘘をついて、精一杯にフリをして、精一杯に辛くなる。
何事にも全力で向こう見ずで正直な島民たちが大好きになりました。
医者の彼、最初は「なんやこいつ」と思ってたけど。どんどん好きになった
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さよなら子供たち(1987年製作の映画)

4.0

無邪気で正直で、時に残酷な子どもたち。
けど、そんな子どもたちの姿は、聞きかじった言葉で、自分たちとは様相や宗教の違う子をからかったりいじめたりはするものの、おとなのやり口とはまた違ったスタンスを維持
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ボンボン BOMBON(2004年製作の映画)

-

犬を商売道具にするあたりから、個人的にあんまり好きになれなかったストーリー展開。
主人公のおじさんは赤ら顔でかわいらしいし、嫌いなわけじゃない。
あと、お国柄的なものとして、いろいろな文化があるのもで
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まぼろし(2001年製作の映画)

3.8

原題は「砂の下」だそう。
邦題もなかなか好きだけど、ネタバレしてるっちゃしちゃってるから、原題そのまま訳のほうが余韻があって良いかもしれないなと思った。
あとシャーロットランプリングの主演映画の邦題の
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腹に指(1988年製作の映画)

-

なんでそんな食べるの?
しかもそこで食べちゃうの?
で、ずっと食べてんの?
嘔吐シーンあるから苦手な人はちょっと注意がいるね。

まぼろし の特典映像に入ってたショートムービー。
同監督の「ある夏の日
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ある夏の日の両親(1990年製作の映画)

3.0

「まぼろし」の特典映像で入ってたショートムービー。

音声なしで進められて行く夫婦の姿は自然でほっこりします。
バカンス先でも喧嘩はするし、ムッとした表情もする。怪我して帰ってきた夫を「馬鹿じゃないの
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ザ・フレーム(2014年製作の映画)

3.5

最初は何が何だかわからない。
珍しさのない主人公たちの個性、面白みのないストーリーに感じて、正直あまり気分は乗らない。
と思っていたら、中盤から二つのストーリーが交差しだして話は展開を見せはじめる。だ
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オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013年製作の映画)

3.3

この映画、あんまり向いてなかったみたい。オシャレな雰囲気は存分に感じたけど。合わなかったね。

ティルダ様は変わらずめちゃ麗しいし、トムヒの上半身丸出しシーン多すぎて「おお……細い……」って思いつつ儚
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ソハの地下水道(2011年製作の映画)

3.9

そうだよね、と思った。
ナチスでもなければユダヤでもないポーランド人たちの立場への共感とともに、彼らの密かな優しさと保護が沁みる。
ドイツに従わなきゃならない建前があるし、上からの命令に堂々背くには無
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少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

3.7

えっ………………………
絶句の連続。

こんな、こんな子ども、居る?必要かどうかの「要る」ではなく、この存在への不信感が募りすぎてて、びっくりだし、怖い。
なにされたん、ってくらいの母への所業の連続で
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テイキング・オブ・デボラ・ローガン(2014年製作の映画)

3.6

結構老齢な女優さんの熱演にビックリなドキュメンタリー風ホラー映画。

序盤のアルツハイマー病研究のための密着取材部分は「アリスのままで」を思い起こしました。
家族も辛いが本人はもっと辛い。ホラー映画だ
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シンプル・シモン(2010年製作の映画)

3.8

いろんな人のベストムービーで見かける所以が分かった。
これは幸せになれる映画だわ。

障害の悲しかったり切なかったりやりきれなかったりするところまで踏み込みすぎず、けどシモンじゃなきゃ成立しない話だっ
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真夜中のゆりかご(2014年製作の映画)

3.5

もはやどうにもならない状況を主人公なりに打破しようとしたら、全ての物事がマイナスに働いて結局ほとんどなにも残らなかった話だった。

主人公の思慮の浅い行動は少し目に余ったけど、子を失ったときの感情って
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1992年(2016年製作の映画)

3.4

学校の昼休憩でふと興味が湧いて再生したら途中のシーンのあまりの映し具合に内心ワタワタしてた。

主人公の少年と教師とのシーンは若い感じがすごくするけど艶かしくてちょっと困った。せめて家で観たらよかった
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ウォークラフト(2016年製作の映画)

3.3

期待以上のCGの違和感のなさ。美麗。
LOTR、エラゴン、ゲームオブスローンズあたりが好きな人にとったら世界観は抜群にストライク。

リバイバル 妻は二度殺される(2015年製作の映画)

3.9

最近の韓国映画はSFチックな時系列サスペンスが多くて良作盛りだくさん!!
時間離脱者とビューティインサイドで思わずしてやられた韓国SFジャンルですが、今作も良かった〜!

太陽フレアによる電波障害を軸
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きみはいい子(2014年製作の映画)

3.9

育児と教育の過酷さを。
いろいろな状況と環境のもとで、精一杯やってる親や教育者もいれば、そうでない者たちもいるけど。
うまくやろうと思ってもままならないことのほうが多いし、それで疲れたり嫌になったりや
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グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

3.7

1ほどではなかったのが残念!
けど、1の場合は前知識なしで観た上であんな意表をつく映画だと思ってなかったところにバーン!!ってしてやられた感がすごかったのもあってインパクトすごかった。

けど、その1
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.3


籠の中の乙女ってタイトルは、興味はひくけど、本編観終わった後だとなんか違う気もする。
両親の価値付けが凄まじいセンス発揮してて、そこはほんとおもしろかった。