HYHSさんの映画レビュー・感想・評価

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怪物(2023年製作の映画)

4.0

人にはそれぞれの心に怪物たる部分が存在している。ただ何をもってしてそれを「怪物」と呼ぶ時がくるのか。視点も焦点も違うくせにそれぞれが持つものさしを突き合わせているそんな感じが気持ち悪く。誰しもが経験し>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.6

特撮ヒーローものというフィクション作品を理路整然と庵野理論で解体再構築した映画。

はじまりからショッカーが血しぶきを上げて倒れていくことにそらそうだと感心。殴ったら血が出るという当たり前だけど特撮ヒ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.7

漫画を違う視点、宮城の視点を中心に見たら。という映画。原作本人の描くアナザーストーリーもあって楽しめる。だからこそわざわざ今でも映画になり得た。(漫画をいかにリアルにという現代の技術もあってという事は>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

そう!プレゼンってそういう事!と思わせられるような展開と交渉力の大切さ、当たり前の権利の主張、そして何より信じる強い心。ビジネス本を映画にした感じだけど、NIKEが好きだと熱くなる。

今でこそスニー
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ライド・ライク・ア・ガール(2019年製作の映画)

3.8

全く競馬に興味がない自分でも最後10分間、手を握りしめ没頭し、すごく清々しい気持ちになった。
その為の前80分は家族愛、性差別への葛藤を中心に、要所要所で馬という被写体がすごく綺麗にかっこよく撮られて
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ルース・エドガー(2019年製作の映画)

3.7

人はレッテルをつけたがる。
それが正しい正しくないではなく。
それが人というものだと感じた。
きっと人はという存在があり続けるあいだはその価値観はなくならないのだろうと思うと悲しくも感じたが、それが人
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ワイルド・ローズ(2018年製作の映画)

3.8

親になるとはこういう事。という固定概念に対して自分はどうなのか推し量る事が出来る映画。
どちらに振れたからダメとかではない。
どちらも気持ちも分かる。
それでいいじゃないか。という気持ちにさせてくれた
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.5

気分が悪くなった。
すごく胸糞悪い。
そう言った意味ではよく出来た映画。
評価が難しい。

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

3.9

言わずもがな。

でもこのタイミングで見るのは良かった。
あらためて人間て。自然て。と考えさせられる。

映画として、スクリーンで見る事を目的として作られたものを映画館で見ることが出来てよかった。

透明人間(2019年製作の映画)

3.8

透明になれたら。
と誰もが考えた事がある題材で、そういう使い方もあるかと、考えたら分かるが考えつかない方法が怖い。

カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.9

青春という時期に出会う音楽は例えブルースでなくても人を変える事が出来る。
でも彼にはブルースだったからこそ。
必然性というものをいつどんなタイミングで手にする事ができるか、また手にした時にそれを偶然や
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ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

3.8

楽しい映画。
小学校の図書館で手にした時のワクワク感がそのまま映画になっている。
あーだ、こーだ、ではなく見終わった後ただただ楽しかったと口にする映画。

キャッツ(2019年製作の映画)

3.0

ミュージカル。
完全なるミュージカルが映画という枠組みで映像化した時この作品になるというお手本。
映画にしかできない事は多角的視点という映画では当たり前の撮影として取り込んではいるが、映画の枠からもミ
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.1

単調に進むのかと思いきや、次の展開になる毎に明らかになっていく真実が、ちょうど良い、無理のないテンポでこちらを引き込んでいく。
人の欲がどんどんと人を凶器にしていく。

37セカンズ(2019年製作の映画)

3.8

その、優しさは時に優しさではない。
自分の弱いところをちゃんと見ることが出来る人ほど強く優しい人。
世の中には優しさという言葉をふりかざして人を傷つける人がいる。
本当に優しい人は優しさという言葉なし
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.7

あの時の政府の初動対応、愚かさは分かっていたものの、この映画に描かれたような対応を本当にしていたのなら、政治家という人間は人を思うという人間的な部分を見つめ直す必要がある。
実際に現場で注力し続けた人
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.9

隠さなくていい。
そのままの自分で輝き続けて欲しい。
シャイニングというワードが怖れとリンクする言葉ではなくなる為の作品。
映像や音楽で要所要所にキューブリックを垣間見える。

決算!忠臣蔵(2019年製作の映画)

3.6

バカがトップでも予算、収支管理ができるやつが側近にいる事。
バカがやりたいといった事に理路整然と予算を突き付け、それをどうするか考えれるやつがいればよい。

ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.8

HOMEとは帰る場所の事ではなく一緒に過ごす人がいるところのこと。

マチネの終わりに(2019年製作の映画)

3.7

未来は過去を変える。
過去も変える事ができる。
思い出の庭の石も祖母の命を奪った途端そこへの思い出が変わってしまう。

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