べにさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

べに

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ある船頭の話(2019年製作の映画)

3.5

観る前は長いと思ったけど、見終わるとそれほど長さは感じなかった。
山に挟まれた川、その美しい色合いと時間の動きまで止めるような映像はクリストファー・ドイルと知り何となく納得。
オダギリジョーの初長編監
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.5

リーマン・ショックがいつ起こったか、知っていながら観てるはずなのに、ハラハラドキドキしながら見れたのは作品の力か。

とはいえ、サブプライムローン問題まではともかく、DOSとかその辺になると訳わかんな
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グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

3.3

以前、香取慎吾くんがラジオのトークの中で話していたので観てみた作品。

大枠のストーリーとしての大どんでん返しは見事で、そこは楽しめた。

反面、4人の動機とか執着が薄くしか感じられなかったので、話と
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人情紙風船(1937年製作の映画)

3.5

「髪結新三」を脚色したものと聞いていたので、歌舞伎を観るので少しは話がわかるかなと思ったけど、ストーリーは何だかなァ、という感じだった。

1937年の制作とのことで、音が聞き取りづらいところがあるの
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キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

3.8

ファッショナブルなコメディ、大好き。

話に出来すぎたところはあるけど、
人への信頼、たゆまぬ努力、諦めない心、愛嬌は大事だということを改めて感じさせてくれる作品でした。

そして頑張っていれば周りも
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.0

ずっとずっと気になっててやっと観た作品。

実話がベースという点を含め、
骨組みはベタだけど、
人と人との繋がりってやっぱり素敵だな、と思える(感想もベタですみません)。

性別はもとより国籍、民族に
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新喜劇王(2019年製作の映画)

3.6

ドタバタコメディだけど、アメリカンドリーム的なハッピーエンドで、私は好きかな。

失礼ながら主演の女優さんが綺麗すぎないのがいい(木南晴夏さんを泥臭くした感じ)。

彼氏(いわくつきだけど)と仲良しの
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しゃべれども しゃべれども(2007年製作の映画)

3.1

落語も好きだし、確か友達がエキストラで出たと言ってた気がしたので今更ながら見てみたけど。

落語家の二つ目(太一くん)のところに「話し方を習いたい」として入門してきた解説ベタな元プロ野球選手、関西弁の
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.9

誰かが泣き叫んだり、すごいアメリカン・ドリームのようなことが起こるわけでもなく、派手な展開ではないのだけど、
観終わった後にコクリと頷くような、そんな作品でした。


門脇麦さんはルックスより実力で名
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

4.0

映画館で声を出して笑ったの久しぶり(もちろんマスクの中で、です)。

40代半ばの人間って、自身の健康や親問題なども出てくる。
彼らを通して家族や他人も含めた“人”との関わり方を丁寧に描いていると思い
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.8

コメディではないのだけど、どんでん返し的な展開で、とても面白かったです。

裏社会とかギャングとかクスリが出てくる作品は、ドンパチ(銃撃)とか血とかあるので、私の苦手分野なのではありますが、
これはイ
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最高の人生の見つけ方(2019年製作の映画)

3.2

あらすじ以上でも以下でもないお話。

オリジナルを見ると色々とした違いがネガティブに感じる所もあるのかもしれませんが、
私はこっちを先に見たので、その部分はセーフ。

設定自体は出来すぎなとこはありま
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ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

3.8

全く分けわかんなかったけど(笑)、
嫌いじゃない。

レオス・カラックス監督の作品を見てみようと思っただけなのに、たまたまアマプラで観れるこの作品から観てしまった、って感じです。

他の作品見てから、
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.9

最初から緩いズッコケ感たっぷり。
組織の中のおちこぼれチームが、個性的な仲間と一つの大きな事件を解決、組織や他のチームにも認められるようになる、という大筋では王道のコメディサクセスストーリー。


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空白(2021年製作の映画)

4.1

救われたんだか、救われてないんだか。


物語の始まりの事故はとてつもなく悲しい出来事だけど、
そこまでの話も、その後の話も、
自分や自分の周りには起こってないだけで、現実世界には十分起こり得るような
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総理の夫(2021年製作の映画)

3.8

コテコテのコメディかと思いきや、
素敵な夫婦の物語で、何度か涙、涙。見たあとの心地が良い作品でした。


奇しくも自民党総裁選の真っ只中。
もしかしたらもしかしたら、日本初の女性総理が現実化するかも、
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.0

舞台「検察側の証人」(アガサ・クリスティ原作)を観に行ったら、公演パンフレットのインタビュー「面白いと思ったミステリー作品は?」で出演の小瀧望くんと成河さんが揃ってこの作品を挙げていたので、観てみまし>>続きを読む

マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

3.0

原作未読。

前作同様、多くの人が行き交うホテルが舞台のミステリーなので、チョイ役も含めて錚々たる出演者。

恐らく作者の思惑通り「この人怪しい」と騙されながら見ている(笑)ので、
お話や役者さんの芝
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Red(2020年製作の映画)

3.0

原作未読。

魅せる作品にはなっていたけれど、
なんかしっくりこなかった。

塔子(夏帆)と鞍田(妻夫木聡)の再会の場面、見ててきゅ〜ん♡とはするけどさ(笑)、学園モノでも無いのに今どきこんな再会の設
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キング・コーン 世界を作る魔法の一粒(2007年製作の映画)

3.8

中々興味深い作品でした。

経済に弱く、ニュースで株価や為替の情報と共になんでとうもろこしや大豆の相場が出てくるのか分かってなかったのですが、そこの理解を助けてくれました。

アメリカで生産されている
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SP 革命篇(2011年製作の映画)

2.5

このアプリの検索機能で「成河」さんを検索したらこの作品が出てきたので。

岡田くんがやってて人気もあったドラマ作品(から出た映画)と知ってはいたけど、ドラマも全く見ていなかったので、
いきなりこの「革
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.3

今年のアカデミー賞受賞作品とのことで期待しすぎのかもしれない。
割と最近描かれることの多い社会格差とそこにいる人々、中高年たちのこの後の生き方(病気が原因の終活も含む)、家族との付き合い方、この作品も
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キネマの天地(1986年製作の映画)

3.2

かの有名な「蒲田行進曲」を東映出身の深作欣二監督が撮ったことを無念に思い、松竹が山田洋次監督で力を込めて制作した作品(だそう)。


田中絹代がモデルだという新人女優の奮闘ぶりをベースにして
もぉ、“
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カンナさん大成功です!(2006年製作の映画)

3.2

15年くらい前の作品なのに、この前NHKドラマでやってた「きれいのくに」と同じようなこと、
整形に対する世間の価値観や、整形をしようがしまいが“自分”への肯定について描いていると思いました。


しか
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ローマに消えた男(2013年製作の映画)

3.8

私はこういうの結構好き。

入れ替わるのが双子、音信不通、全く生き方が違ってた、というのはちょっと出来すぎな気はするけど。
顔だって双子とはいえ大人になるとそれぞれの生き方で纏う雰囲気違ってくるからね
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ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

芳根京子ちゃんの芝居が良かったなぁ。

タイトルから恋愛ものだと勝手に想像してしまっていたら、心理サスペンス的なお話で驚いたけれど、ドキドキしながら最後まで飽きずに見ることができました。

窪塚洋介さ
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mellow(2020年製作の映画)

3.1

「想いを伝える」
勇気を持って、見返りを求めるのではなく、ただ伝える。
そんなシンプルなことだけど、
とっても大事で、とっても難しくて、とっても愛おしいことなんだな、と感じました。


センス良さげな
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サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)

2.9

原作未読。

名のある役者さんばかり出てるので
誰が犯人でもおかしくない感じ。
なるほど、と思う人物ではあるけれど、
それぞれの設定というか人物背景が薄すぎて、感情移入出来ないどころか、家でBlu-r
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

3.2

お気楽に楽しめて良かったです。

三浦春馬くんや竹内結子さんの姿を見るのはちょっと寂しかったけれど、彼らを追っかけするほどのファンとかではないので、たまたま観た映画で彼らが笑顔でいてくれ良かったです。
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.8

原作読んでないけど、
話として私は好きかな。

大泉洋さん演じる業界渡り歩いてる編集長。
なんだかんだいっても、要は仕事できる。ちゃんとものを知ってる。知識量すごい。

展開は映画らしくて楽しめたけど
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チェイシング・エイミー(1997年製作の映画)

3.5

LGBTの問題というより、“女性の過去に拘る男”の本音をついてる的な作品。

自分がどんな人が好きなのか、どんな性癖があるか分からないから色んな人と付き合った、
そんな過去があって今の自分がいる、
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消えた声が、その名を呼ぶ(2014年製作の映画)

3.7

アルメニア人のジェノサイドから運良く逃れ、離れ離れになった家族との再会を果たすお話。

「1917命をかけた伝令」とかもそうだけど、映画になるくらいだから、結末はうまく逃れて家族と会えたんだろうと想像
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.6

アカデミー賞6部門ノミネート、と聞いていたので、
ものすごい感動を期待してしまったけど、
正直そこまでではない。
なぜなら物語は淡々と進むから。
でもラストで「ふ〜む」という感じではある。


パパが
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アダムズ・アップル(2005年製作の映画)

3.2

タイトルからして聖書絡みのお話と想像は出来たので、多少現実離れなストーリーであろうとは思ってたけれど、
想像以上にブッ飛び過ぎてて驚き。

ダークな流れではあるし、
グロいシーンも出てくるけれど、
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グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

3.5

図らずもこの前見た「秘密への招待状」に続き、自らの余命を知った人の残りの生き方みたいな作品。


私も日頃から「楽しくやらせてもらってるし、いつ死んでも後悔無いわ〜」と言ってるけれど、
いざ余命1年と
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秘密への招待状(2019年製作の映画)

3.4

タイトルが「AFTER THE WEDDING」となっていたので、何かと思ったら、そういうタイトルのデンマーク映画のリメイクなんですね。


その言葉が表す通り、とある結婚式を境に主人公とその家族の人
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