べにさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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真夏の夜のジャズ 4K(1959年製作の映画)

3.8

ちゃんとJAZZを聴こうかなと考えているこの頃なので、この作品を観てみようと思いました。

1958年のニューポート・ジャズ・フェスティバルの様子とのことですが、客席もおしゃれ〜。

普段もフェスとか
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his(2020年製作の映画)

3.7

今泉監督のなのか、最近の若者の描き方なのか、実際の若者もそうなのか、喜怒哀楽の薄い?リアクションに乏しい?人物がメインな作品はあまり好みではないのですが、
この作品では宮沢氷魚がそこを、迅という人物の
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間奏曲はパリで(2013年製作の映画)

3.4

タイトル通り「間奏曲」とか、演歌ちっくに言うなら「すきま風」的なことが、フランス映画的に小洒落た画で描かれてた。

というかパリって、お店や街並み、道路を横断するだけでも小洒落て見える(笑)。


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金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト(2017年製作の映画)

3.7

ウイルスや豪雨、その前には地震や津波、自然からの脅威は人間にはコントロールが出来なくて今みんな苦しんでるのに、
100年前には思想とか国家の争いでこんなにも理不尽なことが起きていたのかと、なんとも哀し
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もったいないキッチン(2020年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

取り扱うことの意義は分かるし、廃棄食材を利用して食事を作るのも面白いとは思う。映画としてはありだけれど、描かれてる、というか話の進め方には一部賛同出来ない、観ていてイラついた部分もあった。

「廃棄食
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

こんな酷い、というか原始的な思考の戦争がつい100年前行われていたなんて。

映画のセットとは思えない、壮大なロケだと思います。
映画になるくらいだから、最後は伝令を伝えることに成功したのは解ってるん
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グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇(2019年製作の映画)

3.3

う〜ん、悪くなかったけど、後半ちょっと心持ち悪かったかな。

大食いとか、力持ちとか、身を粉にして働いて、好きな息抜きのときはとびっきりのオシャレをして出掛ける、
なんて素敵な女性だし、
その女性と偽
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.7

面白かった。

程よいサスペンス(笑)。
途中で亡くなったこと自体の種明かしはされるので、その後は人間関係というか人間模様の妙、怖さ。

しかし、親がお金持ちだと争いごとが絶えませんね、どこの国も。
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43年後のアイ・ラヴ・ユー(2019年製作の映画)

3.5

昔の恋人に会うべく、彼女がアルツハイマーで入所してるホームに、自分もアルツハイマーの振りをして潜り込む。
その際のお友達とのやりとりがサイコー。
その後の、「思い出してくれ作戦」もまぁ楽しいけど、こっ
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団地(2015年製作の映画)

3.0

途中から、
というかもともとの設定が、
何とも不可思議な物語。

なんか後半は非現実的で(いや、私達がいま生きてる時空の方が非現実的なのかも知れないが(笑))ビックリだったけれど、
それを淡々と演じる
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しあわせのパン(2011年製作の映画)

3.6

大きな事件が起こるようなことは無いのだけれど、冷静に考えるとこれで生計が立てられるのかなとかと思っちゃうけれど、忙しない毎日に忘れかけていた時間と人との過ごし方を知らせてくれるような作品でした。

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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

4.1

私は、ウッディ・アレンの作品、好き〜。

古い映画のようなフォントで最初にキャストのクレジットが出てきたり、流れる音楽も心地よい。

主人公もギャツビーとアシュレイ、ってクラシカルな名前で素敵♥

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鉄道運転士の花束(2016年製作の映画)

3.9

電車を運転してて何人轢き殺すかみたいな題材に手放しで喜ぶのがありなのか無しなのかわかりにくいけれど、市井に生きる人々の人情的な作品でした。

歳を取って、今までの人生を振り返りながら終活に向かう人、
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海辺の映画館―キネマの玉手箱(2019年製作の映画)

4.0

なんとも言えない。
大林ワールド全開の映画で、好き苦手はあると思う。 
私も最初の幸宏さんのシーンは少々戸惑いました。

でも大林監督の言いたいこと、伝えたいことがたくさんあってそれが溢れ出てる感じ。
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私の知らないわたしの素顔(2019年製作の映画)

3.7

怖い、こわい。
分からなくない(と思う)だけに、こわい。

50代とのことだけど、それなりに美人で、しかも大学教授という知識もステイタスもある。離婚はしてるけれど息子もちゃんと育ってるし、常識人、羨ま
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テルアビブ・オン・ファイア(2018年製作の映画)

3.7

イスラエルやパレスチナのことがちゃんと分かっていないので、恐らく表面的な部分しか捉えきれてないのだろうけど、それでも面白かった。

そもそもこんなタイトルだから、重苦しい話なのかと思いきや、ドラマの撮
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劇場(2020年製作の映画)

3.5

山﨑賢人が、いい!

小説は読んだけれど、又吉さんの文才には拍手を贈りたいと思ったものの、内容はあまりに自分や自分の周りの人の行動や考え方と異なるのでモヤモヤは残った。
それだけに映画化もどんなものか
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紙の月(2014年製作の映画)

3.6

怖っ。

原作のあらすじをみて、「見たことあったような、無いような」と思ったのは、ラストのタイの場面。
映画ではタイでのことはとてもあっさりと描かれていたので、私が観たのはNHKのドラマの方かな。
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.8

面白かった。

こんな設定は映画ならでは!と思ったら、実話をヒントに書かれた話だとのことでビックリ。

冒頭のシーンがよく分からないまま話しが進むけれど、ラストでそこも終息。
見たあとから考えると、な
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マチネの終わりに(2019年製作の映画)

3.3

ダメというのとも違うんだけど、なんか、なんか物足りない。
期待が大きすぎたのかな?
福山雅治と石田ゆり子、大人の恋物語かと思ってたけど。

原作は読んでいないので、味わい方が分かりませんが。

各論で
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しあわせはどこにある(2014年製作の映画)

3.4

幸せ探しの旅。
「青い鳥」のように結局は目の前に、だけれども、そこに気づく過程はやはり必要なんだと思う。

どんな国や地域に生まれ生きても、みんながそれぞれの幸せを感じられますように。


それにして
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.5

「クレイジー・リッチ」を見て、みなさんの感想やネタバレを読んていたら、主人公の親友、ペク・リンを演じていたオークワフィナがこの作品にも出てたということで、次に見てみようと思っていたら、ちょうど地上波で>>続きを読む

クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.9

ハリウッド版というかシンガポールを舞台にした「花より男子」と皆さんの感想にあったけど、確かに(•‿•)

シンデレラストーリーも好きだし、ゴージャスさも好きだし、それでいて母親と子供の関係性というか描
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マジック・イン・ムーンライト(2014年製作の映画)

3.4

両手を上げて素晴らしい、というようなお話ではないし、かなりのこじつけ(全体的な話もそうだし、最後にカップルになる2人の年齢も不自然)とは思うけど、テンポも良く、音楽も素敵で可愛らしいお話で、気軽に楽し>>続きを読む

アリスのままで(2014年製作の映画)

3.8

作品としては素晴らしかったけど、でも治療法も無い病気で、これからの彼女や家族のことを考えると、辛かったです。


主人公アリスは大学で教鞭をとるくらいの知性の人だから、自分自身が何かおかしいぞというの
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人生スイッチ(2014年製作の映画)

-

たしかにどれも日常でもありうるようなことが、ちょこっと行き違うだけで・・・というのはあるけど、酷すぎる(笑)。
一つの事象や事実に対して、こんなひねくれた考えや対応をする人が自分の周りにはいないので、
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Girl/ガール(2018年製作の映画)

3.8

自分はシスジェンダーだけれど
最近はテレビタレントさんでLGBTであることをオープンにする人も増えてきたし、映画で同性同士のキスシーンをみることも少なくないし、「そういう時代になったなぁ」ぐらいにしか
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ルース・エドガー(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ステレオタイプ的な黒人問題(黒人vs.白人)をテーマにした社会派作品かと思ったら、サスペンス?でした。
その展開に心地よい驚き。

完璧なアメリカ黒人にならなければという黒人ならではの気負い。
確かに
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ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

3.7

表現が難しい。
周囲の映画好きの方々は大絶賛していたので、期待が大きすぎたか?
作品として素晴らしいものであることは感じられたけれど
私が未熟な分、テーマに関しては淡々と見るしかできず。

若い人たち
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駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

3.4

歌舞伎座で「東慶寺花だより」を観たときはコメディタッチに描かれていたので、それよりはドラマッチクな描き方をしていたので見ごたえはあったと思います。

大泉洋さんのひょうひょうとした感じも良いし、最初は
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

3.6

歌と踊りの部分が楽しくて、思わず一緒に踊りたくなっちゃう映画。踊れないけど、そう思える映画。

確かに人って、本を読めば登場人物たちを想像するから、その作品がドラマや映画になったとき、「この役者さんじ
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真実(2019年製作の映画)

4.0

主人公ファビエンヌをカトリーヌ・ドヌーヴ本人にダブらせて見てしまう(ぐらいかなりギリギリの設定)が、それも含めて作品としての面白さもあるし、ちょっぴりドヌーヴにも親しみがわく。そんな映画。

映画俳優
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水曜日が消えた(2020年製作の映画)

3.4

今迄、中村倫也の芝居をそんなにいくつも見てきた訳じゃないので、今回出来れば他の曜日の彼ももう少しじっくり見てみたかった。

とはいえ、中村倫也という俳優の力量を見せつけているような作品。ブレイクしたの
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ハゲタカ(2009年製作の映画)

3.6

アマプラでなくても、DVD持ってるんだけどね。

話も硬派で好きなんだけど、ドラマ版のときの鷲津が好きすぎて(大森南朋ではなく、あくまでも鷲津ファン)何度も見て、DVD買って、映画も楽しみだった。
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

アメリカの、というか海外のラブコメって下ネタとか汚い言葉多いところが好きじゃないんだけど、これはまぁ許容範囲、というか作品としての楽しさのが勝ってたかな。

私達一人ひとりでさえ家族や友達とも意見が異
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第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)

3.7

今の時代の人間から見れば、そもそもストーリーの構図というか設定がドラマティック過ぎるので、話はただただ淡々と、第三夫人として嫁いできた14歳の少女の目線で日々が描かれてるだけ。

夫人同士の喧嘩や、主
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