moeさんの映画レビュー・感想・評価

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生きる(1952年製作の映画)

4.0

男は呆気なく死んでしまった。
だがお葬式で始まる、そこからの答え合わせの展開がとても面白い。

志村喬の死と対峙した狂気を感じる表情が印象に残る。

ビル・ナイはどう表現したのかしら。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

男は影から光を見つめていた。
いつでもその顔には微笑みを湛えながら。

近所のほうきで掃く音で目を覚まし、歯を磨き、髭を整え、顔を洗う。玄関に並べた持ち物を順にポケットにしまう。ただ同じ日常を繰り返す
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.9

美男美女ではなく、中年で、ありふれた2人。
日々悪化していくウクライナ情勢、自身の生活も不安定でままならない。息苦しさが募る。
しかしそんな彼らが信じた愛は美しく、純粋で、希望だ。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

-

どこを切り取っても写真集のよう。美しすぎる色合いには現実味がなく模型を見ているみたい。

ラヴ・アゲイン(2023年製作の映画)

3.0

フランクフルトから羽田行きのANA機内にて。

つまらん。

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

-

飛行機の中では気持ちの良いものを見たいので途中で断念した。

恋人たちの予感(1989年製作の映画)

4.0

ずっとそこには予感があった。
メグライナー可愛い。愛嬌があって素敵。
忌憚ない意見が言い合える関係って良いなあ。

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.5

ずっと雨が降っていた。
人間に忌み嫌われ、人目を避けて生きる様は、まるで深い海に生きる白い鯨の様だった。


チャーリー自身がそう強く感じながら、生きてきたのだと思う。
唯一晴れていたのは家族3人で行
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あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.6

ロージーが建てたホテルの照明、私の部屋のと同じだった。

シンデレラ(2021年製作の映画)

3.5

国際色豊かな感じや踊りが「グレイテストショーマン」を思い出した。流行りなのかな。でも「グレイテストショーマン」の方が音楽が良い。

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.0

うーん…
安田顕と寺尾聰の演技は良かったけどね。人物描写かしら?何か足りないと思ってしまった。大丈夫かな。私心枯れてる?
でもソ連が行ったように、戦時中の日本の指揮系統を維持した方が管理しやすいという
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.0

少しずつ未練ができ、彼を囲む隣人たちとの関係も変わり、最後には生きる理由ができてよかった。

狭い地域社会に生きるのも良いなと思えた。

エンディングの曲だけ違和感。

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.2

おすすめされて観た!面白い

「あなたが普通じゃないからこそ、より良い世界になったのよ。」
というジョーンの台詞が良いね。
「時には誰も想像しなかった人が誰にも想像できない偉業を成し遂げる。」
という
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グレムリン(1984年製作の映画)

3.5

蛹の辺りからエイリアンだよ、これ。

フラッシュダンスみたいなグレムリンもいたね。

ギズモは終始かわいい。

久しぶりに観たら、思ったより残酷で笑ってしまった。本当にクリスマスに観る子供映画なのだろ
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.6

新海誠監督×アクションはどうも結びつかないなあ。
出会ったばかりで恋に落ち、命までかけて助けるというのはどうかな、そんな事あるのかしら。

るるる〜はあ、の音楽がとても耳に残った。

言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.8

男の子が大きくなったら先生を迎えに行こうと決意して終わるのが良い。

新海誠監督の映画はロマンチック。出会い方とかね。

マルケータ・ラザロヴァー(1967年製作の映画)

3.9

甘美なる悪夢。
映像は美しいのに、憎悪が憎悪を生む展開だけに観ているのが辛い。
お話自体難解だったな。少し情報を入れてから観ればよかった。

マルケータが木漏れ日の中で目覚めるシーンの美しさは、それは
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.7

カールが親より親身。トム・ハンクスはこういう役がぴったりだ。

「僕を止めてよ」と父に言う言葉が切ない。

実在する人物の若い頃と現在の写真を見たけれど、現在の方が良いお顔をしている。カールという良い
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グリーンランドー地球最後の2日間ー(2020年製作の映画)

3.7

ノアの方舟だね。

走馬灯のシーンで終わる方が良いと思ったけれど、そこで終わらないのがアメリカ映画らしい。

ユー・ガット・メール(1998年製作の映画)

4.8

観ていて幸せな気分になるね。
メグ・ライアンとトム・ハンクスのコンビ最高だ。

アンジェリカの微笑み(2010年製作の映画)

3.7

ロイ・アンダーソンもこの監督もシャガールが好きね。

ヨーロッパの映画は、繊細な美学が宿っていていい。暗闇に漂うスモークの美しさよ。

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