Huskyさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ブランカとギター弾き(2015年製作の映画)

3.9

途上国のリアルって感じで観てて心が痛い。出てくる人間のほとんどが優しくてラストが最高に良かった。

名もなき塀の中の王(2013年製作の映画)

3.8

昨日から立て続けに牢獄モノ鑑賞。
主人公の刑務所内での度重なる悪行がもう激しくて観ててワクワクしてしまう。
要所で心を動かされる場面もあり割とストーリーに引き込まれてた。
ラストも良い。

暁に祈れ(2017年製作の映画)

3.7

息苦しさで体調悪くなった。
ヤーバーとか賭け闘魚、囚人同士で入れるタトゥーなどタイ文化のダークサイドが盛り沢山に堪能できる。
血の入った注射器見せて「お前もエイズになりたいか?」ってとんでもない脅し文
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フォトグラファーズ・イン・ニューヨーク(2013年製作の映画)

3.5

ユーモアを追求したり、自然体を切り取る目的で無断で撮ったり、逆に相手への尊厳のためポーズを取ってもらったりそれぞれ多様な主義があって面白い。
やっぱりJAMEL SHABAZZの写真がピースでいいな。
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.2

噂でよく聞く韓国の格差や就職難をテーマとしてこんな飛躍したストーリーに落とし込むってのがもう凄すぎ。
切ないし痛いしそれでいて笑えるし、様々なシーンも含めとにかく衝撃的な作品。

ひとよ(2019年製作の映画)

4.2

終始息苦しくていろんな意味で感情を揺さぶられた。オープニングでここまで食らう映画はなかなかないなー。
兄弟3人の喫煙所のシーンが良かった。
蔵之介のストーリーは必要やったんか?笑

第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)

3.6

桃源郷のような映像美に相まった女性たちの悲哀がもはやアート。

わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

3.5

昭和的な町並みや美しい風景が切なく沁みる。
分相応に生きろと諭されてる気がした。

家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.2

重いし救いもないしストレスMAXやし、でもそれが社会のリアルってのがどうしようもない。
愛のある家族がいることが唯一の救い。ただ、だからこそ歩みを止められず苦悩を倍増させるっていう。
この世は地獄やね
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ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

3.8

ノリのいい雰囲気の中に常に不穏な空気が流れててずっとハラハラしながら観てた。
こんな環境なら撃たれんでも寿命縮むわ。

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.8

美しい絵作りやオシャレなファッション、コメディテイストなノリが、今までのナチス系映画で見たことないような斬新な内容だった。だからこそ余計にシリアスな場面が重い。。
リルケの言葉が食らった。

ザ・ファイブ・ブラッズ(2020年製作の映画)

4.0

黒人差別からベトナム戦争に波及したものや、地雷や罠、狂わされた人の心など現在も残る戦争の惨禍がスパイク・リーの怒りとして重くのしかかる。
いやー、疲れた。ネトフリすごいな。
ジャケットかっこいい。

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.7

世代がドンピシャなのでノスタルジー極まりない。
音楽、ファッション、egg、フィルムカメラ、チェキ・・・エモすぎる。
音楽に関してはジャンルレスで詰め込んでたけど当時コギャルって渋谷系とか聞いてたっけ
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スケート・キッチン(2018年製作の映画)

3.6

女子版kids。スケートムービーなのに何かジメっとしてて暗い。
主人公のイモっぽさとクリアフレームのウェリントンがいい感じ。

リトル・フォレスト 春夏秋冬(2018年製作の映画)

3.5

韓国版のはどんな料理でるんかなと思って観たけどあんま変わらんね。風景といい、田舎に来てしまうと自然や文化に差異が全くない気がする。
自然の物を食べ、自然をアテに酒を飲む。最高の贅沢やね。
それにしても
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.6

テーマも面白いし、ライブシーンや改めて聴くビートルズにもワクワクした。
音や映像もダニーボイルらしくやっぱりカッコいい。そしてエンドロールのタイポがイカす。
ただ、ストーリー的にはモヤッとする部分もあ
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メランコリック(2018年製作の映画)

3.8

銭湯で死体処理っていうありえないようで実際あり得るんしゃないかと思うようなシチュエーションや、暴力的なシーンと家族団欒の平和的なシーンの対比が面白い。
それぞれのキャラが魅力的で、特にその中でも松本の
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天気の子(2019年製作の映画)

4.0

細かいことは差し置いて美しい空とファンタジーでピュアなストーリーがステキやね。

鋼鉄の雨(2017年製作の映画)

3.7

実際に起こり得ると感じてしまうほどリアルで観てて恐ろしくなった。
常に核の脅威で緊張を強いられる国だからこそ作れる映画。こんな大作がネトフリで観れるってスゴイなー
こういうJSAとか工作みたいな友情系
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判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)

4.0

配管の水漏れがかかったっていう些細な揉め事から、社会問題であるレバノン右派とパレスチナ難民の対立への発展っていうウソみたいな展開。
人を知るときは、バックグラウンドや、第三者の意見、自分の中の偏ったイ
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.1

毎回光州事件関連の映画を観るたびにこれが30年前の出来事っていうか本当に起こったことっていうのが信じられない。
ただ、どうしようもない腐り切った国家ながら、記者のジャーナリズムや、刑務官や検事、学生た
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ひとつの太陽(2019年製作の映画)

3.8

地を這うような暗い話なのにふざけた演出入れたり感情が理解できない部分もあったけど、台湾映画らしい味のあるいい映画でした。

ブレッドウィナー/生きのびるために(2017年製作の映画)

3.7

生きにくい世界やで。
タリバンの中にも心がある人間がいたのが救い。

37セカンズ(2019年製作の映画)

4.2

一歩外に踏み出せば希望があるって思わせてくれるような心が洗われる話。
前半と後半のコントラストがすごく、多面的に心が揺さぶられた。

誰がための日々(2016年製作の映画)

3.8

精神病に対する本人の辛さや、家族の苦悩、無責任な隣人や医者、偏見からの生活苦、、重い。
真面目な人間ほど人生バカを見る。世の中不条理やね。

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.3

ゼインの眼差しや振る舞い。そこには12歳の少年ということを忘れてしまうような厭世的な雰囲気があって、まるでドキュメンタリーを観てるかのようなリアルさを感じた。
その中でたまに無邪気な笑顔になるシーンな
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ラジオ・コバニ(2016年製作の映画)

3.3

処理されていく屍の映像。生々しいというよりはむしろ人形のようにモノとしか見えなかった。。
この辺に行ったこともあるし、みんな優しかった記憶しかないので胸が痛い。
ISに占領された地元を奪還し復興してい
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.2

やっと観れたと思ったら実はちっちゃい頃VHSで観てたみたい。
昔みんな一度は考えたことがある夢と現実の疑問。それが昭和の雰囲気に相まってノスタルジー極まりない。
30年以上の時を経て今も面白いってスゴ
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最初の晩餐(2019年製作の映画)

4.2

家族ってなに?っていうその答えの曖昧さにすごく共感する。
食事を絡め過去と現在と行き来し、その両側での俳優たちの演技が内容ともにすごく胸打たれ終始観入ってしまった。

宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.3

歯がすり減るほど力が入るエネルギッシュな展開。
これほどの爆発した熱量をぶつけ合えるのはこの2人だからこそ。
人間くさくてたまらん。

おいしい家族(2019年製作の映画)

3.3

こんな自由で閉塞感のない文化で生きられたら幸せやろなー。

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.2

宗教はやり方次第で人を悪魔に変える。
命を投げ出して客を守るホテルスタッフの高潔さに痺れた。
息つく暇もないスリルの連続でものすごく疲れた。

台北ストーリー(1985年製作の映画)

3.2

計算された構図や退廃的な雰囲気がアート感に溢れとても渋い。
ただ、内容が淡白すぎた。。

イロイロ ぬくもりの記憶(2013年製作の映画)

3.7

ありふれた日常から転落していく様を淡々と描いているが、子役の演技とメイドとの心の繋がりがエモくて心に沁みた。