hutonさんの映画レビュー・感想・評価

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暗殺の森(1970年製作の映画)

3.8

美術が印象に残る作品だった。序盤に大臣に会いに行く際のだだっ広い建物の寒々しさや、ダンスシーンで人々に囲まれていて、順応できていない主人公が印象に残った。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

壮絶な夫婦喧嘩が印象に残る作品。夫にブチ切れるザンドラの演技は心にくるものがある。
音楽のかけ方やザンドラとダニエルのコミュニケーション不全など、曖昧なストーリーを補完する演出は見落としているので、再
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.6

見ていてすごく居心地の悪くなる映画。汚言症の人がいるインタビューシーンは揺さぶられるものがあった。
出来は非常にいいと思うのだが、再度見たくはない…。

RUN/ラン(2020年製作の映画)

4.0

終始ハラハラさせられる優れたサスペンス作品でとても楽しめた!約90分と比較的短めなので、気軽に見られるのもよい。

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

中盤まではハートマン軍曹のハチャメチャな罵倒と微笑みデブの狂気に満ちた鋭い目つきが印象に残る。それ以降は本格的に戦場描写に移り、仲間の戦死とか女を買うとか別の戦争映画でも見られる王道(?)のシーケンス>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

4.0

街の治安や家族内の軋轢があっても、主人公の初恋や祖父母とのやり取りで重くならないようにしてあったと思う。自分は完全に父親目線で観てしまったが、見る人によって別の誰かに感情移入できそう。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.2

ハイクオリティな映像、丁寧な伏線回収と非常に楽しめる作品だった。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

BGMがほとんどなく、静かで内省的な印象を受ける作品だった。家福と高槻の服の色合いが両極端になっていて、抑制しがちな家福と感情を制御できない高槻の対照性を強調しているように感じた。

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.9

異物を飲み込むシーンはかなり痛々しく、正視が難しいことが多かった。しかし、夫家族が全く感情に寄り添ってくれないという主人公の立場が、一番痛々しいと感じる。

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