とさんの映画レビュー・感想・評価

と

わたしたちの国立西洋美術館~奇跡のコレクションの舞台裏~(2023年製作の映画)

3.5

"わたしたちの"国立西洋美術館。好きな美術館の一つなので、その裏側が見られて良かった。学芸員さんたちのインタビューで西洋美術に興味を持ったきっかけや愛を語るシーンがすごく好き。
ドキュメンタリー映画と
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.5

サイコサスペンス楽しい!!サイコパスが何を考えてるかわかっちゃうのである程度展開は読めるけど、だからこそ観てて気持ちいいみたいなとこある。タイトルもこの作品にぴったり(解釈合ってるかは知らん)。岡田将>>続きを読む

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

4.0

はらわたが煮えくり返るようなシーンが続いてつらい。この世界は優しい人が損をするシステムになっているのでどうしようもない。杉咲花さんの演技が素晴らしい。髭の伏線。

イノセンツ(2021年製作の映画)

4.0

徹頭徹尾不快な映画。純粋な子供ならではの残虐性。セリフが極端に少なくて多くを語らない作品だけど、画作りが上手くてダレる瞬間がない。BGMの使い方も◎子役もみんな上手。猫が死ぬ。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

ファンタジー要素ありの突飛なストーリーだけどどこかクセになる不思議な世界観。とにかく自分の気持ちに正直に行動を起こしていくベラの生き様が清々しくてかっこいい。性描写多いけど日常と地続きというか、いい意>>続きを読む

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.0

ハラハラする展開はありつつもさすがにツッコミどころが多すぎた。

危険なプロット(2012年製作の映画)

3.5

淡々と展開される毒のあるストーリーに惹きつけられる。クロードくんが何を考えてるかわからないところがいいよね。

ロストケア(2023年製作の映画)

4.0

色んな人に観てもらいたい作品。法律上死刑以外で殺人を認めるハードルはあまりに高すぎるけど、"ロストケア"によって救われる人達がいることも事実としてあると思う。ラストはこの物語の落とし所として好き。やっ>>続きを読む

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.5

東大側からの最初の質問が「他者の定義について」で驚いた。その後も哲学的な討論が続いたので内容は半分も理解できていないかもしれないけれど、合間に差し込まれる当時の関係者たちのインタビューが助けになった。>>続きを読む

(2023年製作の映画)

1.0

極端な例を詰め込んだんだろうなっていう内容と、ホラー寄りのBGMや照明でひたすら暗さを演出してて、差別を助長しかねない作品だなと思った。所々にシーンと関係なく画面を這う黒い影(蜘蛛?)や変なカメラワー>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.5

評価が高くて気になったから墓場鬼太郎の1話を観たらおもしろかったので鑑賞。ストーリーはしっかりしてるし作画も良かったけど、あまりの胸糞っぷりに少し辟易してしまった。後半の大人向け・子ども向けどっちつか>>続きを読む

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.5

だった2分をループするのは確かに気が狂いそう。期待は超えなかったけどテンポ良く色んなジャンルの人間模様を見せてくれたの良かった。初期位置すき。

正欲(2023年製作の映画)

4.5

普通とは何か。物語の中で普通の人として描かれていた人物が普通でなくなる瞬間があった。静かな作品だけど2時間飽きずに見られたし無駄なシーンも一切なかったように思う。水の描写がきれい。

閉ざされた森(2003年製作の映画)

4.0

1回観ただけじゃ登場人物覚えられないし、羅生門的構成なのもあって7割くらいしか理解できてない気がするけど、どんでん返しが多くて楽しかった。

愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.0

口の悪い松岡茉優さん最高。思ってた以上に変な映画だった。

アナログ(2023年製作の映画)

4.5

ニノと波瑠さんの共演作という安心感。前半はクスッとできるシーンがたくさんあって文句なしの会話劇。同じ場面・構図でぶつ切りの編集が多かったのもメタ的な視点で笑ってしまった。男3人のシーンなんて全部アドリ>>続きを読む

駆け抜けたら、海。(年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ミュージカルパートは現実で起きたことに対する感情の誇張表現として使って欲しかった。惜しい。

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

フィニーとグウェンの兄弟愛よかった。黒電話を通して死者と話せたり予知夢的なものを見れたりするのは母からの遺伝の要素なのかな。父が完全にDVのそれなのにお咎めなしだったの嫌だったし、ベルトで叩くってやり>>続きを読む

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.5

ミステリーよりもホラー要素強め。カメラワーク凝ってて雰囲気出てた。ラストの空撮めっちゃ良い。

春に散る(2023年製作の映画)

3.5

めちゃくちゃストレートな映画。展開の省略が多くてダイジェスト的ではあったけど、季節ごとに時系列順で進んでいくからわかりやすいし先も読めちゃう。
横浜流星はこの映画のためにプロライセンスを取得してるだけ
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さよなら、退屈なレオニー(2018年製作の映画)

3.5

レオニーのファッションかわいい。キャンディで一服🍭人生を冷めた目で見るのは疲れる。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

2.5

不思議の国のアリスみたいな世界観。メタファーのつぎはぎみたいな支離滅裂なストーリー展開。ジブリはそんなに見てこなかったので特別な思い入れもなく。せめてあの異世界にワクワクできれば良かったのだけど、そこ>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.5

五条悟と夏油傑の関係性が好きすぎる。
戦闘シーンの作画めちゃくちゃ良い。

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.0

前作に負けず劣らずおもしろかった。近代のデバイスを駆使して展開されるストーリーではあるけど、根底として家族愛がキーになってるのがいいところ。ラストの解決のきっかけ好きすぎる。

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.5

ストーリーはPCとかの画面上でしか展開しないのにここまておもしろくできる脚本すごい。とにかくテンポがいいし伏線回収も多くてまさに画面にのめり込むように観た。それにしてもお父さん優秀すぎ。2回目の鑑賞だ>>続きを読む

羅生門(1950年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

台詞が聞き取りづらすぎてあってないようなものだったけど、それでも内容がある程度理解できたのは演出のうまさのおかげかな。
嘘をつく人間の浅ましさがどうとかっていうよりは、シンプルに取り乱して事実を正確に
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

2.5

ツッコミどころ満載で独特の世界観に入り込めなかった。全体的にごちゃごちゃしてるのと清潔感のない映像が続くのが生理的に受け付けなかったのかも。好みがはっきり分かれる作品。

ひとりぼっちじゃない(2023年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

脚本がめちゃくちゃで中身のない意味不明な映画。やたらとカット数が多いのにテンポも間も悪い。とってつけたような無駄なシーン多すぎ。意味もなく2時間以上の映画を作るな。カメラワークは洗練されてないしあのダ>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.0

3者の視点をシームレスに繋いで物事の見え方をガラッと変える脚本すごい。辻褄合ってないところあるような気もするけど2回観たらスッキリするんだろうなと思わせられた。子役の演技が上手すぎる。坂本龍一の音楽が>>続きを読む

波紋(2023年製作の映画)

4.0

静かな作品だけどブラックコメディとして成立してるのはキャストと演出の力かな。地味に不愉快なシーンがひたすら続くのだけどこれがおもしろい。
新興宗教にハマる主人公の主婦、突然蒸発して10年後にガンになっ
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ポゼッサー(2020年製作の映画)

3.5

意識を乗っ取った他人の身体を使ってターゲットを殺す暗殺者の話。難解でグロい作品だったけど設定は好き。

生きててごめんなさい(2023年製作の映画)

4.0

冒頭の居酒屋コントから心を掴まれた。全編通して脚本も撮り方もキャストの演技も好みだったし、BGMが必要最小限しか使われてないのもとても良かった。何より穂志もえかさんが演技してなくて最高だしめちゃくちゃ>>続きを読む

ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

4.0

かわいい映画。良い意味でファンタジー感のある王道のシンデレラストーリー。ディオールが全面協力してるだけあってファッションショーは特に見応えあった。

人生フルーツ(2016年製作の映画)

4.0

素敵な老夫婦のドキュメンタリー。幸せな人生の一つの完成形を見た気がした。でも幸せの形は人それぞれ違うから、自分もそうなりたいかというとそれは違うかも。
修一さんの設計図に書かれてる言葉が良すぎて涙腺に
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