いしやまさんの映画レビュー・感想・評価 - 31ページ目

いしやま

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パレードへようこそ(2014年製作の映画)

3.8

1984年、同性愛者の団体がスト中の炭坑夫たちを支援すべく立ち上がります。

大袈裟でなく素朴に描かれている分、感情移入しやすかったです。
当時のゲイネタが満載になってるので、ニューウェイブ系の音楽等
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パイレーツ・ロック(2009年製作の映画)

5.0

個人的なベスト映画のひとつ。
60年代のブリティッシュ・ロックやファッションが好きなら間違いないと思います。
ビル・ナイやニック・フロスト、P.S.ホフマンなど好きな俳優ばかりで、とにかくゴキゲンで何
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インターステラー(2014年製作の映画)

3.7

今更ですが映画館で観ました。
映画芸術のひとつの魅力は時間を自由に操れるところでしょう。本作もそれを見事に実現しているし、それが感動を呼ぶポイントだと思います。

アイム・ソー・エキサイテッド!(2013年製作の映画)

3.3

ここまで平均スコアが低いとは意外でしたが、特に盛り上がりなくズルズルと進んでいく感じは確かにしました。
冒頭の豪華なカメオが最高潮だったのかも。

夫たち、妻たち(1992年製作の映画)

3.6

アレン自身も40を越える自作の中で出来に満足している一本として挙げている作品。
ドキュメント風でジャズ音楽もほとんど使われていません。
こうはなるなよ、というより、こんなもんだぞ、というメッセージなの
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アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

3.3

前作を引き継いだ盛り沢山の内容でしたが、色々やりすぎてどこにフォーカスしたいのかよくわからない部分はありました。
フェリシティ・ジョーンズなど新登場のキャラクターの描かれ方も含めて、次回作(ないのか?
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リベンジ・マッチ(2013年製作の映画)

3.8

なかなか笑えるし、試合シーンのふたりはヨボヨボだけど格好良かった。スタローンとデニーロという設定だけでなく中身もしっかりしていました。
息子役のジョン・バーンサルは良い俳優だなと思いました。

バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

3.4

オチとかプロットはどうあれプロセスはなかなか楽しめました。このキャストならそれだけでも画になってしまうなと。
2000年前後っぽさも存分に感じられてよかったと思います。

007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.2

ワクワクしました。まずはアデルによるテーマ曲が良い。前作は淡白な印象でしたが、本作は各キャラクターがクローズアップされていたのも気に入りました。
そしてレイフ・ファインズら新しく加わったキャストも格好
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.7

ここ最近、天才数学者/科学者の作品が話題ですが本作もそのひとつ。
途中、サイコ・サスペンス的な展開に少し戸惑いましたが、天才故の苦悩がしっかり描かれていました。
あとはジェニファー・コネリーが単純に好
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告発の行方(1988年製作の映画)

3.0

ジョディ・フォスターがオスカーを獲得したことで知られる本作ですが、作品としては主役ふたりの友情や加害者たちの描き方を含め多少薄っぺらい感じがします。

007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.4

良くも悪くも淡白な印象。
前作"カジノ・ロワイヤル"からの繋がりが強く、前作を観たのがだいぶ前でも楽しめはしましたが出来れば続けて見た方が新鮮に楽しめるかもしれません。
オルガ・キュリレンコはどこかあ
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X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)

3.4

ローガンはもちろん、良作だった"ファースト・ジェネレーション"のキャストが中心になってます。
言ってしまえばだいぶブッ飛んだ設定と展開でしたが、現在との対比で"若さ"というものが面白く描かれていました
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ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅(2013年製作の映画)

3.3

くせ者の父と、それに困り果てながらも理解しようと葛藤する息子。
素朴なロードムービーかファンタジーかという違いこそあれど、ラストの小さな奇跡をみてもティム・バートン監督作"ビッグ・フィッシュ"と近いも
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.5

語り継がれるべき物語を、しかるべきキャストとスタッフで映画化した作品だと感じました。マシュー・グードはもともと好きな俳優でしたが適役だったと思います。
また、本作でもオスカーにノミネートされたアレクサ
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惑星ソラリス(1972年製作の映画)

4.1

タルコフスキー監督による名SF作。
まずは冒頭から監督らしい自然の美しい描写にうっとりしてしまう。説明的でなくゆっくりと引き込まれる物語展開も見事ではあるが、作品の根本は哲学だと思う。
"本物である"
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昼顔(1967年製作の映画)

3.5

妄想と現実が唐突に入り混じる構成に困惑しますが、それがまさにドヌーヴ演じる主人公の頭の中なのでしょう。彼女と一緒に未知の世界へ足を踏み入れていく感覚でした。

胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

3.9

コミカルでありながらリアル。そして何よりファッショナブル。

デカメロン(1970年製作の映画)

2.7

パゾリーニ流のエッチなオムニバス・コメディといった感じ。

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.1

話自体は全く違いますが、作品全体のトーンなど"ファイトクラブ"と通ずる部分が多いなと感じました。制作年も同じなんですね。
日常が非日常になっていく様子を描いていますが、どのキャラクターにもあまり共感は
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スコルピオンの恋まじない(2001年製作の映画)

4.4

ハリウッドでは軒並み酷評されてますが、数あるウディ・アレン作品の中でもかなり好きな方です。
確かにウディ・アレン自身はロマコメの主人公として老い過ぎてはいますが、そこはご愛嬌。プロットもなかなか新鮮で
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獄門島(1977年製作の映画)

3.0

市川崑監督による金田一シリーズ三作目。
三作目にもなると、どうしても似たり寄ったりに思えてしまいますね。
大原麗子さんがとっても綺麗。

悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

3.5

市川崑監督による金田一シリーズ二作目。
前半こそスロースタートで情報を飲み込むのでやっとですが、後半はなかなかスリリングでラストはドラマチックです。

エル・トポ(1970年製作の映画)

-

点数の付けようがないです。
前半で笑いすぎてドラマ性がちょっと増す後半には体力が残ってませんでした。
映像は絶品です。

犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.4

スケキヨというアイコニックなキャラクターを含め、視覚的なインパクトの強い作品を見事に映像化しています。
この頃の石坂浩二はミラクルひかるにそっくりですね。

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.6

英語版DVDにて。
予告から、終始ロマンティックな物語だと勝手に予想していましたが、実際はほろ苦く現実を突きつけられるような印象でした。実話だから当たり前といえば当たり前ですが。
60年代のイギリスら
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セッション(2014年製作の映画)

4.0

本国版DVDにて。
オープニングシーンからメインテーマへの流れがとにかく格好いい。
音楽って本当はこういうもんだと再認識します。

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.4

本国版DVDにて。
やはり緻密な撮影/構成とキャストのアンサンブルが非常に魅力的。
日本人には伝わりにくい部分も多い作品かと勝手に想像してましたが全然そんなことなかったです。

ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

3.4

才能溢れるが心の弱い女性と、ずる賢く情けない男の話。
かなり滑稽に描かれてはいるし面白いんですが、クリストフ・ヴァルツの演技に迫力がありすぎてどうしても怖い方が先行してしまいました。

シカゴ(2002年製作の映画)

3.7

キャラクターも演出も非常に親しみやすくて楽しい映画でした。
主演ふたりのパフォーマンスも、さすがアメリカは違うなと思わせてくれる。
リチャード・ギアの歌声はピーター・ガブリエルみたいでした。

イーダ(2013年製作の映画)

4.6

とっても良かった。
修道女の誓いを目前に控えた少女が、自由に生きる叔母に初めて会い、顔も知らない両親の跡を辿る。そして人との出会いによって揺れ動いていく。
重いテーマを扱ってもいますが、淡々とした演出
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フォックスキャッチャー(2014年製作の映画)

3.8

カンヌ映画祭監督賞も納得の、思わず息を呑んでしまうリアルな演出でした。
メイン3人の迫真の演技にもいちいちドキドキさせられます。

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.7

極限状態での複雑な精神状態をしっかりと表現し切って観客を引き込ませるブラッドリー・クーパーの演技がすばらしかった。
一方で演出にはムラがあるように個人的には感じました。
ともあれ新鮮で緊張感のある作品
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カフカの「城」(1997年製作の映画)

2.9

カフカ未完の小説をハネケが忠実に再現したテレビ映画。未完のものを忠実に再現するということは…必然的にそういうことになります。
原作は未読ですが、ハネケ的な演出によくマッチしていました。

ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.0

ラストの解釈や、ネオンの映える街並みなど映像のディテールも含めて何度観ても楽しめる作品だと思います。

トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

4.7

見逃したと諦めていたら渋谷アップリンクでまだ上映中でした。
とにかく怖い。ものすごい緊張感と不安。分からないようで分かる、分かるようで分からない。
主演もしているドラン監督、本当にすごいです。未見の作
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