asumiさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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斬、(2018年製作の映画)

4.3

一人の浪人と周囲の人々を通して描かれる「生と死」の問題に迫る、塚本晋也監督初の時代劇。

開国論で揺れる幕末、斬ることが当たり前の時代。
しかし、なぜ斬らねばならないのか。
刀を見つめ、刀に怯え、生と
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.0

今年初めてキネマ旬報ベスト・テンに行ってきました!
そこでやっとやっと「万引き家族」観ました。

親が子を、子が親を、傷つけたり殺したりする
ニュースを目にすると、血の繋がりが
全てではないなと強く思
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デイアンドナイト(2019年製作の映画)

4.5

「善と悪はどこからやってくるのか」
という映画のコピーが観ている間、何度も問いかけてくる。

善と悪は背中合わせ
善を成すために悪があるのか
悪があるから善が成せるのか

善と悪から生まれる人間の
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赤い雪 Red Snow(2019年製作の映画)

4.8

どこまでも白い雪。
全ての景色を、そして記憶を曖昧にしていく白さ。
そこに広がっていく紅い点。滲み出てくる赤い記憶。
被害者と加害者、どちらにもなり得るという人間の脆さ。
脆さから目を逸らすように、ま
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.5

【音で観る映画】
ネタバレしたら面白さ激減なので、あれこれ言えなーい🤫😂 ・
車の発進音、女性の声、犯人の息づかい…
電話から聞こえる音だけを頼りに
自分の想像力をフルに使ってストーリーを脳内で描いて
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ありふれた悪事(2017年製作の映画)

3.8

重なり増長していく悪意と悲劇に胸を締め付けられる。
韓国が抱える不安定さ、権力の横行、それらに弱者が巻き込まれ体裁は当然のように整えられ、闇に葬られていく真実。
それらは、ありふれて起こっているだろう
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それだけが、僕の世界(2018年製作の映画)

5.0

貧しさや寂しさに負けず、男気と不器用だけど優しさがつまっていて
時々情けなさや哀愁漂う、こんなイ・ビョンホン、イイに決まってる💛
スターオーラは封印。
普通のおじさんに見えるナチュラル演技。
でも感情
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七つの会議(2018年製作の映画)

3.4

試写会にて鑑賞。

池井戸潤×福澤監督とハズレのないタッグ。
これまで福澤組に出演した豪華俳優陣が勢ぞろいで、かなりの豪華さ。

そこは期待通りだったけど、野村萬斎さんの芝居は少々濃すぎたというか
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LOVEHOTELに於ける情事とPLANの涯て(2018年製作の映画)

4.8

歌舞伎町のラブホテル。
固定されたカメラが映し出すのは、まさにタイトル通り<LOVEHOTELに於ける情事とPLANの涯て>にいる男と女。全員が「弱みを握られ」かつ「弱みを握っている」という状況で、そ
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.0

当初はクリント・イーストウッドが映画化、
アリー役にはビヨンセの予定で進められていた企画だったそうだけど、ブラッドリー・クーパーと
レディー・ガガで正解だったと思う。

ロックスターとしての葛藤、転落
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.5

2019年映画初めは「寝ても覚めても」
テアトル新宿の2018邦画大忘年会にてトークショー付きで鑑賞しました☺︎

二人の男の間で揺れ動く朝子に自分を重ねる。
どうしても忘れられない人、平穏ではないと
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半世界(2018年製作の映画)

4.7

山中の炭焼き窯で備長炭を作る主人公・絋に稲垣吾郎。、中学からの旧友で元自衛官の瑛介に長谷川博己、もう1人の同級生・光彦に渋川晴彦。絋の妻に池脇千鶴という実力派の顔ぶれ。

炭の香りを纏っているような全
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アジア三面鏡2018:JOURNEY(2018年製作の映画)

3.4

“旅”をテーマに3人の若手監督のそれぞれの作品が紡がれていきます。
監督の個性やアプローチの違い、舞台も中国・ミャンマー・日本と様々だけど、“旅”を通じて糸と糸が重なったり結ばれたりするように3作の柔
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プロジェクト・グーテンベルク 贋札王(2018年製作の映画)

4.4

「インファナル・アフェア」シリーズの
脚本家フェリックス・チョンが監督・脚本と知って
これはハズせない!と観てきました🤤🙌

フェリックス・チョンらしい伏線が折り重なり
二転三転と展開していくストーリ
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