あやさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

お嬢ちゃん(2018年製作の映画)

4.0

酔っ払った勢いで無理やりキスする男、ナンパする男、男をモノとしてみる女、みのりが「どいつもこいつもくだらねえ」とぶちまけるのがすごくわかる。

みのりがいつも無愛想なのは、そういう人間が日常的にいるの
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.5

ローマ編乗れなかったけど、どれもいいなあと思った。
LA編がやっぱり良い。
「女優にならない?」って聞かれた時に、LAだったら女優になれる"アメリカンドリーム"を掴めたはずなのに、「私は人生プランがあ
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デュエル(1976年製作の映画)

4.5

うまく表現できないけど自分の中ですごく良かったのはたしか。

ストーリーは相変わらず意味不明で、なぜ二人の女性はピエールを追っているのか、魔法の石とは何なのか、わりと中盤までいかないとわからないのだけ
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コロンバス(2017年製作の映画)

4.3

図書館で働くケイシーは、建築学者である父が倒れたことをきっかけにコロンバスに帰郷したジンと出会う。

観たの日曜日だけど、なんとなくまだ心に残っている。
年齢も国籍も違う2人は"コロンバスの建築"をき
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.1

思った以上にめちゃくちゃ良かった、、

タクシー運転手をする葉が入ったホールで、舞台が終わって誰もいないステージで踊る元彼・照生を見かける。怪我で踊ることを諦めて舞台照明として働く照生を見て、別れから
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クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん(2014年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

がっつり大人向けでびっくりした。
家庭内で居場所をなくした春日部の父親たちが家父長制優位にさせるために反乱を起こし&ひろしが改造されてロボット化になる、というストーリーなんだけど、
ロボットになったひ
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アメリカン・マーダー: 一家殺害事件の実録(2020年製作の映画)

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妊娠中の妻、娘2人を殺害したクリストファー・ワッツが逮捕されるまでのドキュメンタリー。

tiktokでこの事件を知ったけど、本当胸糞悪い。
妻のFacebookにアップされていた動画、セックスレスを
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街の上で(2019年製作の映画)

3.7

下北沢のなかで、主人公・青の周りでゆっくりと変化していく。
青くんがイハちゃんと初めて話す時の絶妙な会話の間が初対面の人と話す時のリアル感があって良い。
お酒じゃなくてお茶を飲んでいても、イハの家で上
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

あー、もうすごい、、、
でも過去作観てない状態で挑んだのでまた出直してきます。

ピーターまだ10代だよ?!こんな目に遭う必要ある?!という目線で見ていたから、ドクター・ストレンジが唯一「まだ子供だ」
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くれなずめ(2021年製作の映画)

3.7

結婚式の余興をやるために久しぶりに再会した6人。

たまに街で結婚式の二次会に移動する男性たちは見るけど、あの瞬間でストーリーが展開されていくのは面白い。
あと「赤いふんどしで踊る」という余興をやって
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

おもしろ!!
アクションも格段に前作よりパワーアップしているし、ミステリオがドローンと投影機を駆使して幻影を見せて戦うの最高。トニーに認められなかった執念で、能力ではなく科学技術で戦うの面白い。
イン
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黒薔薇昇天(1975年製作の映画)

4.1

面白い、、!傑作。
ブルーフィルムの制作に情熱を捧ぐ監督が、女優代わりとして探していた美女に惚れる。

倫理観ぶっ飛んでるしなんだかなと思うところありつつも(そもそもロマンポルノに倫理観求めるのも野暮
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

マ・ドンソクが登場するシーンで一気に安心感すごかったのに、途中でマ・ドンソクが死んじゃう絶望感たるや、、、

クズなやつがギリギリまで生きてるの腑に落ちないけど、妊婦と子どもが生き残ったのは良かった(
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エターナルズ(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

「ヒーローが10人」ということで身構えていたけど、事前にYouTubeで予習していたのですんなり頭に入った。

とにかく色んなヒーローがいてかっこいいし、ギリシャ神話からもじったヒーローもいるので小学
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色情姉妹(1972年製作の映画)

3.3

長女、上司と不倫するOLの次女、スケバンの三女が主人公。
店を持つためには、空き店舗を紹介してくれた男とも寝る次女の逞しさ嫌いじゃない。

義父が酒浸りでお金も無いクズだし、母親も娘が襲われているのに
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次の朝は他人(2011年製作の映画)

3.8

タイトル通り、関係を持った翌日は他人のようにそっけなくなる男性が主人公。
男性だけパラレルワールドのような時間軸を生きているのか、同じ日が繰り返され、でも台詞は微妙に違うのが面白い。そして偶然3回会う
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バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

4.7

静かだけど、すごく良かった、、、

舞台はデンマークの漁村。
牧師である父の教えを守って、未婚でいた美しい姉妹。年月が流れ、老いた姉妹のもとに亡命してきた未亡人のバベットが現れる。住み込みで姉妹のもと
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降霊 KOUREI(1999年製作の映画)

3.8

静かに暮らしていた夫婦が、少女誘拐事件に巻き込まれていく。

音楽とかで過剰に恐怖心を煽るのでなく、幽霊をただ"いる"ということを映像で見せるのが上手い、、、と思った。日常に溶け込むように存在させるこ
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絶頂姉妹 堕ちる(1982年製作の映画)

3.5

ミカは働く先で「コールガールをやっていた」と匿名の電話が入り、職場を転々とする。そんな中、しばらく会っていない姉が一流企業の男と結婚する話を母親から聞かされる。

ふつーに面白い。
姉もコールガールを
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トムボーイ(2011年製作の映画)

3.8

女の子なのに男の子の格好をしていると、"普通じゃない"と排除される子どもの世界は残酷だけど、天使のように純粋でロールに寄り添うジャンヌが優しくて安心する。
森の中でひっそりと泣くロールを抱きしめたい、
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.5

映画館で観ればもっと楽しめただろうなーと思った作品。
バッドトリップしてるような楽しさと、風邪の時見る悪い夢みたいな映像が凄かった。

映像が凄かっただけに、ストーリーはあまりノレなかったかな、、
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仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)

3.8

広島死闘編飛ばして観ちゃった。
1作目より登場人物も増え、やや複雑。

1作目で山守組に盃を返し、弟分もできて、村岡組・山守組の間に立っていた広能だが、山守組に再び入ることになる。

相変わらず広能以
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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

4.5

龍が如くのプレイと工藤会の組長が死刑判決の流れで鑑賞。
面白すぎてぶったまげる、、
容赦なく人が死んでいき、死んでいくたびに流れるあの有名な音楽は笑っちゃいけないんだけど、笑ってしまう。

山守組・広
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赤い天使(1966年製作の映画)

3.5

戦争で負傷した兵士を手当てする看護婦・西は、治療のため躊躇いなく手足を切断していく軍医と出会い恋に落ちる。

ある病院に赴任しては性に飢えた兵士に襲われ、本当に地獄。
自分を襲った兵士を戦線に復帰させ
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闇金ウシジマくん Part2(2014年製作の映画)

3.3

約2時間でめっちゃまとめたな、、という印象。先輩を超えて、no.1を目指すホストくん、そのホストに貢ぐ彩香、彩香をストーカする男(原作だとたしか生活保護くん)、ウシジマくんを狙う愛沢など。

豪華キャ
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「酔っ払っている方が悪い」「そんな服装をしている方が悪い」無意識に投げつけられる言葉に中指突きつける映画だった。

「男の子のことしか考えていないの」という歌詞で、Charli XCXの”boys”で
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モテキ(2011年製作の映画)

3.0

ドラマ全部観て再鑑賞。
ドラマ全部観ても幸世は成長してないな〜と思った(恋と性欲を履き違えるところとか)けど、女性陣の魅力は新キャラでも変わらず、、!という感じ。胸とか見てるの、女性は意外と気付いてる
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.8

お兄ちゃんの部屋って自分の知らない音楽のCDとか置いてあるから、こっそり入ることでカルチャーに興味もつ入り口になる冒頭が良い。

スケボーがきっかけで不良仲間とつるむスティーヴィーだけど、元々の性格が
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他人の顔(1966年製作の映画)

4.6

事故で顔に傷を負った男が、医師に与えられたマスクによって他人になりきり、妻を誘惑しようとする。

シネマヴェーラ渋谷にて鑑賞。
混んでいたけどギリギリ観れてよかった、、
包帯ぐるぐる巻きで、手術前の男
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.0

映画館で観たかったな〜という感想。
難聴になったルーベンの状態を鑑賞者も追体験しているような演出で、音がくぐもって聴こえたり、不快な音になったり、または静寂を感じる瞬間がある。

学生の時に、聾唖者の
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.0

ラブコメ演じている綾野剛じゃなくて、こういう血生臭くてギラギラしている綾野剛を観たかったんだよ、、!という感想。
それくらい綾野剛と、脇を固める役者さんの演技が光っていた作品。(磯村くん好き〜)

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退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)

3.8

大切な人がいなくなってもその人の中では生き続けるということ、震災と少なからずリンクさせているところがあるのかなあと考えた(後から知ったけど今泉監督も福島出身らしい)

印象的なカットもいくつかあった。
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ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

3.2

女子高生の裕美は、ショーウインドウで見た指輪を買うために援助交際を始める。

ローアングル、女子高生に群がり性的に消費しようとする男性たちにウゲエ🤮となったけど、援助交際が主題というよりは、10代でよ
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.7

アマプラで配信開始ということで。
10代の頃の自分を見ているようで、共感性羞恥でムズムズした。

戻りたいなーとは思わないのが中学の時なので(部活もキツかったし)、今振り返ると"思い出"とできるけど、
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フィールズ・グッド・マン(2020年製作の映画)

3.4

最初、ぺぺかわいくない!と思っていたけど、愛を込めて生んだキャラクターがだんだん作者の意図と離れて、人種差別や女性蔑視のアイコンになっていく展開が悲しすぎて、ぺぺ😭になった。

ぺぺが右翼のアイコンと
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

地方出身の人には刺さるんじゃないかなあと思ったし、実際刺さった。

地方出身者と東京生まれ東京育ちの子の間には見えない壁で分断されていて、その壁は地方から出てこないとわからないと思う。会話や動作でそう
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