遥かなる想いさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

何者(2016年製作の映画)

3.5

2016年三浦大輔監督。
佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生。

朝井リョウの直木賞作品の映画化。
現代の就活に悩む若者たちを SNSの怖さと合わせて描く。

SNSの裏に見え隠れする 
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暗殺(2015年製作の映画)

2.5

2015年韓国映画。チェ・ドンフン監督。
チョン・ジヒョン、イ・ジョンジェ、ハ・ジョンウ。

日本占領下の朝鮮で、抗日で戦う人々が
1933年、日本政府要人と親日派を暗殺するスナイパーの物語。

チョ
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舟を編む(2013年製作の映画)

3.0

2013年石井裕也監督。
松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョー、小林薫、加藤剛。

2012年本屋大賞三浦しをん原作の映画化。
言葉の海を渡る辞書「大渡海」編集に関わった人たちの物語である。

生真面
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さまよう刃(2009年製作の映画)

2.5

2009年益子昌一監督。
寺尾聰、竹野内豊、伊東四朗。

東野圭吾原作の映画化。
最愛の娘を凌辱された上に 殺された会社員の復讐の物語である。

少年犯罪の問題を骨太に描く。
寺尾聰のこらえた怒りが 
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名もなき復讐(2015年製作の映画)

3.0

2016年韓国映画。アン・ヨンフン監督。
シン・ヒョンビン、ユン・ソイ, キム・ヒョク。

三人の若者に凌辱された 元射撃選手の復讐物語である。
憎悪のために復讐鬼と化すヒロインを シン・ヒョンビンが
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羊と鋼の森(2018年製作の映画)

-

2018年橋本光二郎監督。
山崎賢人、鈴木亮平、三浦友和、上白石萌音・萌歌。

2016年本屋大賞 宮下奈都原作の映画化。

調律師の世界を 森のイメージをふんだんに使って
映像化。
ひたむきで誠実な
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ゼロの焦点(2009年製作の映画)

2.5

2009年犬童一心監督。
広末涼子、中谷美紀、木村多江、西島秀俊。

松本清張の名作の映画化。
昭和30年代の雰囲気と 北陸の断崖の風景が
懐かしい。

パンパンの過去を隠すための殺人…戦後を生き抜く
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EXIT(2019年製作の映画)

3.0

2019年韓国映画。イ・サングン監督。
チョ・ジョンソク、イム・ユナ。

有毒ガスの惨事からの 脱出アドベンチャー劇である。
山岳サークルのコンビの連携が楽しい。

韓国のサバイバルパニックらしく 息
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私の男(2013年製作の映画)

3.0

2014年熊切和嘉監督。
浅野忠信、二階堂ふみ。

桜庭一樹『私の男』の映画化だが、北海道の流氷が
印象的な映像になっている。

近親相姦という難しい役を 二階堂ふみが好演。
不可思議な怪しげな雰囲気
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ラストレター(2020年製作の映画)

4.0

2020年岩井俊二監督。
松たか子、福山雅治、広瀬すず、森七菜、神木隆之介。

宮城県を舞台にした「手紙」をめぐる青春物語である。
姉の代わりに返事を書いた妹、そして 亡き母の代わりに
返事を書いた娘
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7番房の奇跡(2013年製作の映画)

4.0

2013年韓国映画。イ・ファンギョン監督。
リュ・スンリョン、パク・シネ、チョン・ジニョン。

いい映画だった。
無実の罪で 刑務所に送られた父と娘の愛の物語である。

娘役のカル・ソウォンが いじら
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.0

2018年行定勲監督。
二階堂ふみ、吉沢亮、上杉柊平、SUMIRE。

二階堂ふみ、吉沢亮が難しい役を好演。
90年代の若者の風景が衝撃的な作品である。

死体を見て、心をなぐませるといった三人組の中
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サヨナライツカ(2009年製作の映画)

3.5

2008年イ・ジェハン監督。
西島秀俊、中山美穂、石田ゆり子。

1975年タイの出会いから、25年後の再会まで
西島秀俊・中山美穂の恋が素敵な作品である。

婚約者石田ゆり子の冷静な美しさも際立ち、
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金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト(2017年製作の映画)

3.0

2017年韓国映画。イ・ジュニク監督。
イ・ジェフン、チェ・ヒソ。

実在したアナキスト金子文子と朴烈を描いた作品である。
関東大震災時の朝鮮人虐殺・当時の内閣の風景が
描かれる。

金子文子を演じた
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紙の月(2014年製作の映画)

3.5

2014年吉田大八監督。
宮沢りえ、池松壮亮、大島優子、田辺誠一、小林聡美。

角田光代原作の映画化。
犯罪に手を染めていく銀行員を 宮沢りえが 熱演。
地味なメイクも 今までにない宮沢りえの雰囲気を
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ぼくは明日、昨日のきみとデートする(2016年製作の映画)

3.0

2016年三木孝浩監督。
福士蒼汰、 小松菜奈。

ぼくと 彼女の 時間軸がずれた恋の物語。
京都ゆかりの観光地、宝ヶ池、そして 叡山電鉄が 懐かしい。

不可思議な秘密を抱える福寿愛美を 小松菜奈が
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.0

2019年鈴木雅之監督。
木村拓哉、長澤まさみ、小日向文世、松たか子、渡部篤郎。

事件の謎を解くよりも、ホテルの内側が窺えて興味深かった。
キムタクに関連のある俳優陣も 大勢出演しており、
楽しい映
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虐待の証明/ミス・ペク(2018年製作の映画)

3.0

2019年韓国映画。イ・ジウォン監督。
ハン・ジミン、キム・シア。

韓国の虐待の現実を骨太に描いた作品である。
ハン・ジミンの熱演ぶりが 光る。

正直 怖い場面もあるが、目をそむけず、
描き切った
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万能鑑定士Q モナ・リザの瞳(2014年製作の映画)

2.0

2014年佐藤信介監督。
綾瀬はるか、松坂桃李、初音映莉子。

モナ・リザにまつわるミステリだが、
軽く観れるのがいい。

万能鑑定士を綾瀬はるかが好演。
日本映画初のルーヴル美術館内本格ロケも
絢爛
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.0

2018年原田眞人監督。
木村拓哉、二宮和也、吉高由里子、松重豊。

現行の司法制度、検事の暴走を描いた作品である。
かつての女子中学生殺人事件から 逃れられない検事を
キムタクが好演。

検事の正義
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愛してる、愛してない(2011年製作の映画)

2.5

2011年韓国映画。イ・ユンギ監督。
ヒョンビン、イム・スジョン。

夫婦の別れの日の一日をアンニュイに描く。
特に事件が起こるわけでもなく、回想シーンもなく、
ただ 二人が 黙々と家で過ごす。

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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.0

2017年月川翔監督。
浜辺美波、 北村匠海、北川景子、小栗旬。

住野よるのベストセラーの映画化。
膵臓の病を持つ山内桜良を 浜辺美波が 好演。

明るさと暗さの両面を 可愛い笑顔で 演じ切っている
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アジョシ(2010年製作の映画)

3.0

2010年韓国映画。イ・ジョンボム監督。
ウォンビン、キム・セロン。

元特殊部隊のウォンビンが、麻薬密売・臓器売買の
組織から 少女キム・セロンの救出を図る作品である。

ウォンビンが最高に格好よく
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64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

3.5

2016年瀬々敬久監督。
佐藤浩市、夏川結衣、綾野剛、榮倉奈々、緒方直人、永瀬正敏。

前編は警察組織の対立に重点があったのに対し、
後編は 事件関係者の人生に焦点を当てた作りになっている。

永瀬正
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64 ロクヨン 前編(2016年製作の映画)

3.5

2016年瀬々敬久監督。
佐藤浩市、夏川結衣、綾野剛、榮倉奈々、永瀬正敏。

横山秀夫原作の映画化の前編。
昭和64年に起こった少女誘拐事件を追う三上広報官を
佐藤浩市が熱演。

重厚で骨太な作品で、
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鰻の男/メイド・イン・チャイナ(2014年製作の映画)

3.0

2014年韓国映画。キム・ドンフ監督、キム・ギドク脚本。
パク・ギウン、ハン・チェア。

中国で鰻を養殖する男が、水銀汚染の真実を求めて
韓国に密入国し、犯罪に巻き込まれる物語。

韓国社会における「
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九月の恋と出会うまで(2019年製作の映画)

3.0

2019年山本透監督。
川口春奈、高橋一生。

川口春奈が本当に可愛い ラブファンタジーだった。
タイムパラドックスも新鮮に 見えるのは、
二人の純情が心地よいせいなのかも しれない。

落ち着いて楽
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友罪(2017年製作の映画)

3.5

2018年瀬々敬久監督。
生田斗真、瑛太、夏帆、山本美月、富田靖子、佐藤浩市。

凶悪少年犯罪の「その後」を描いた作品である。
心に闇を抱えながら、心通わせていく青年を
生田斗真・瑛太が 好演。

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七つの会議(2018年製作の映画)

4.0

2019年福澤克雄監督。
野村萬斎、香川照之、及川光博、片岡愛之助、朝倉あき、
橋爪功、鹿賀丈史、北大路欣也。

池井戸潤原作だが、出演者が豪華で
まるで『半沢直樹』をみているかのようだった。

日本
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建築学概論(2012年製作の映画)

3.5

2012年韓国映画。イ・ヨンジュ監督。
オム・テウン、イ・ジェフン、ハン・ガイン、スジ。

韓国映画らしい 初恋の物語である。
スジが 本当に可愛い。

済州島に『建築学概論』カフェOPENしたらしい
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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

3.0

2018年中江和仁監督。
長澤まさみ、高橋一生、吉田鋼太郎。

キャッチコピーは「あなたは、誰?」で、実話に基づく作品らしい。

長澤まさみの熱演と 瀬戸内の風景が印象的。
五年間一緒に暮らした 男は
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ハウスメイド(2010年製作の映画)

3.0

2010年韓国映画。イム・サンス監督。
チョン・ドヨン、イ・ジョンジェ。

韓国の格差社会を描いた映画である。
大豪邸に住む 若き夫婦と、メイドとして勤める女性たち。

ベテラン メイドのユン・ヨジョ
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告白(2010年製作の映画)

3.5

2010年中島哲也監督。
松たか子、岡田将生、木村佳乃、芦田愛菜、橋本愛。

湊かなえの原作の映画化。
改めて映像で観ると、本当に怖い映画だった。

娘を殺された女教師の復讐物語だが、松たか子の怪演ぶ
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第3の愛(2016年製作の映画)

3.5

2015年中国映画。イ・ジェハン監督。
ソン・スンホン、リウ・イーフェイ。

大人の恋の物語だった。

リウ・イーフェイの美しさが際立つ。
出来過ぎた出逢いの繰り返しが、いかにもという印象だが、
美男
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スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

3.0

2018年中田秀夫監督。
北川景子、 田中圭、千葉雄大、成田凌。

スマホをタクシーに置き忘れたことから始まる
サスペンス。

Facebook乗っ取り・なりすまし等、身近な恐怖を
描く。
犯人の黒髪
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今日の恋愛(2014年製作の映画)

3.0

2015年韓国映画。パク・チンピョ監督。
ムン・チェウォン、イ・スンギ、ファヨン、イ・ソジン。

幼馴染の二人の恋の物語。
ムン・チェウォンがとても可愛い。

韓国の「胸キュン」ラブストーリーは やは
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