このレビューはネタバレを含みます
「時は流れる」という、当たり前なことを物凄い説得力で描いた映画。
映画が流れる時間と物語のコアが見事に結びついた、時間芸術である映画でしか表現できない稀有な作品になっていた。
序盤は「どういう映画>>続きを読む
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お前の「良心」なんてものは、現場ではくそみたいなもんと、殴りかかってくる映画。
基本は、主人公の目線=観客と思っていいと思う。
相棒の警官たちの振る舞いにいら立ち、呆れる主人公の様子は、まさに僕ら(>>続きを読む
前半から中盤にかけての、いいなぁと思うシーンも多かったけど、後半にかけて説明過多な気がする。
やりすぎて、ギャグっぽくなっている。
あとメタファーによる演出多すぎ。
基本的に、画面が弛緩してる。展開も遅く、緊張感があまりない。なので、長回しである必然性が全然感じられなかった。
映像を売りにした同じようなアカデミー関連の作品、バードマン、レヴェナント、ゼログラビテ>>続きを読む
音楽シーンで不思議と気持ちが高まる。
古美術の最初の演奏シーンは、すごくグッときた。
初期衝動を描くというのを、変に恥じずに、カッコつけずに、真っすぐ描いた良作。
幸福感。役者たちの細かい仕草がたまらない。
出てくる登場人物、みんな好きになってしまう。
ストーリーは、若干強引さを感じないこともなかったけど、それを補う人物の良さ。ラストの終わり方も泣ける。
絶対悪と絶対正義の対立。アメリカ映画らしくて良いんだけど、手放しで面白いと言えない……。最近の僕の好みでもあるけど。
親はいつまで経っても、子どものことを愛してるんだよなぁ~。子どもの絶対存在を感じる90分。
親も自分を意見を子ども(チー)に伝えながら、最終的にはチーの判断を尊重する愛が胸をうつ。泣いた。
主人公の成長物語なのに、主人公にまったく好感が持てなく、早々この映画に興味を失う。
失われる下町がもう一つのテーマなのだが、主人公が下町の人達と交流していないので、独立して無理矢理脚本に入っている感>>続きを読む
全体通して、面白いシーンが3分くらいしかなかった。どうやって擁護すればいいか、僕には分からない
緊張感が張り詰めて、さすが。
ファーストショットの、カメラの上下運動だけで、非凡な作品だと伝わる。
早稲田松竹にて。
風の音、浮遊する2人、強くなる炎。自転車を漕ぐ家政婦。口をきけない男の子と木。
色々な所でも語られているが、普通の一家の話だったのがよかった。
男性と女性の役割や、同性愛について、親と子、学歴に対する考えなど、今ではちょっと「保守的すぎる」ように感じる発言もいっぱいあるが、逆に>>続きを読む
冒頭のシーン。主人公の女の子が、桃源郷のような川を渡り、どこか遠い所から嫁ぎ先にやってくる。
セリフのないまま物語が進行し、主人公からまともなセリフが発せられたのは、5分後くらいだろうか。何も話さず>>続きを読む
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ビートルズにまつわるエピソードが、記号的に散りばめられて、観ている人「あぁ、出た、出た! その話、知っている!」と上がる。それが、コメディチックに演出されている。というのが面白い所だろうか。
言葉は>>続きを読む
怖いのは、観客がジョーカー視点で話が進んでいくので、辛い気持ちになり、殺人を犯すところでスカッとしてしまうかもしれない点。事実、僕はトイレで踊るシーンで泣きそうになった。「人を殺してはいけない」という>>続きを読む
ベッドの下で手を伸ばして、直接触れなくてもいい……なんて言いながら、本当は抱きしめたかった。本当は一緒になりたかった。そういう、誰しも感じる愛する人を思う気持ちが、徐々に発露していくのがいい。
発露>>続きを読む
暑苦しすぎるのに、ずっと見れる。名シーンの連続。
すげぇわ、これは。絶対ほかの監督は撮れないでしょ。
公園で蒼井優が「消えろ宮本」というシーン。
池松壮亮が、蒼井優の職場に押し掛けるシーン。
めち>>続きを読む
エキストラがなぜかめっちゃ目立つ。なんだ、これは。
『愛がなんだ』と違って、物語が直線的過ぎて、僕は好きじゃなかった。分かりやすいんだけど……ね。