イチロヲさんの映画レビュー・感想・評価 - 47ページ目

イチロヲ

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荒野の1ドル銀貨(1965年製作の映画)

3.5

北軍の捕虜収容所から解放されて、妻と一緒に新天地を探し求めることになった元南軍兵士(ジュリアーノ・ジェンマ)が、町の権力者の策略に嵌められてしまう。南北戦争の終結直後を舞台にしている、マカロニ・ウエス>>続きを読む

BRUCE LEE in G.O.D. 死亡的遊戯(2000年製作の映画)

4.0

「死亡遊戯(ブルース・リーの未完の遺作)」を題材に取っている、日本・香港合作のドキュメンタリー作品。2003年度のDVD特別版では、ユン・ピョウがゲスト解説を務めている。

本作の大きな醍醐味は、「死
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ブルース・リー/死亡の塔(1980年製作の映画)

3.5

日本国内で殺害された兄の敵を討つため、その弟となる青年が闇組織に肉薄していく。ブルース・リーの未公開映像と過去フィルムの流用を駆使している、アクション映画。

ブルース演じる兄は前半部で退場。そっくり
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ブルース・リー/死亡遊戯(1978年製作の映画)

3.5

八面六臂の活躍を見せているアクション俳優が、世界中の有能なタレントを傀儡にしている悪徳組織を追い詰めていく。ブルース・リーの最期の姿を拝むことができる、アクション映画。

クライマックス部分を最初に撮
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燃えよドラゴン(1973年製作の映画)

4.0

孤島の砦にて開催される武術大会に参加することになった少林拳の達人が、主催者が統べている犯罪組織に接近していく。香港とワーナーの合作アクション映画。音楽はラロ・シフリン。

本作のブルースは、最初から頭
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ドラゴンへの道(1972年製作の映画)

4.5

イタリアの中華レストランに雇われた格闘家が、地上げ活動をおこなうギャング団に肉薄していく。ブルース・リー自身が初監督&脚本を務めている、香港産アクション映画。日本配給が東和から東映に移行している。>>続きを読む

ドラゴン怒りの鉄拳(1972年製作の映画)

4.0

日本人の悪質な制圧行為により導師を失った青年が、中国武術の伝統を守るために、一世一代の報復を仕掛ける。大日本帝国統治下の上海を舞台に、中国人の義憤と悲哀を描いている、アクション映画。

主演2作目にし
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ドラゴン危機一発(1971年製作の映画)

3.5

母を養うためタイへと出稼ぎにやって来た青年が、勤務先の社長が強制している麻薬密売行為に抗っていく。アメリカから香港に凱旋帰国したブルース・リーが、最初に製作した主演映画。邦題は危機一髪ではなく、「危機>>続きを読む

007は二度死ぬ(1967年製作の映画)

3.5

正体不明の宇宙船によりアメリカの探査機が強奪されたのを受けて、イギリス諜報部が日本国内に潜伏している秘密組織の所在を探り当てようとする。日本国内ロケを敢行している、「007」シリーズ第5作目。

ボン
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LSD~ラッキー・スカイ・ダイアモンド(1990年製作の映画)

3.5

精神病棟に収容されている少女(網浜直子)が、姉(中村れい子)と外科医師(佐野史郎)のカップルから凄惨な治療を受けてしまう。宮崎勤連続幼女誘拐殺人事件の発生により、タイトル改変を余儀なくされた、ギニーピ>>続きを読む

ザ・ギニーピッグ2 ノートルダムのアンドロイド(1988年製作の映画)

3.5

重病患者の姉(高樹澪)を延命させるべく、天才プログラマー(日野利彦)がアンドロイド技術の実験に没入していく。グロテスク表現の極を追求している、アングラ・シリーズの第6作目。

主人公のマッド・サイエン
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ザ・ギニーピッグ マンホールの中の人魚(1988年製作の映画)

3.0

妻に逃げられた独り身の画家(斉木しげる)が、憔悴しきった人魚(染井真理)を下水道から救い出す。ホラー漫画家の日野日出志が監督・脚本を務めている、アングラ・シリーズ第5作目。

人魚役を演じている染井真
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ギニーピッグ4 悪魔の女医さん(1986年製作の映画)

3.5

もぐりの女性執刀医(ピーター)が、社会に蔓延る奇病の症例と治療の様子を紹介していく。当時の若手喜劇役者(ワハハ本舗)とサブカル界隈の人間が総出演している、アングラ・シリーズ第4作目。

前作に引き続き
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ギニーピッグ3 戦慄!死なない男(1986年製作の映画)

3.0

死ぬことができない体質をもっているオタクの青年(佐藤正宏)が、つまらない日常からの脱出を求めていく。漫画原作家の久住昌之が監督・脚本を務めている、アングラ・シリーズ第3作目。

日本人特有のビョーキを
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ギニーピッグ2 血肉の華(1985年製作の映画)

3.0

見知らぬ娘(夕顔きらら)を拉致した中年男(田村寛)が、粛々と四肢切断行為を披露していく。ホラー漫画家の日野日出志が監督・脚本を務めている、アングラ・シリーズ第2作目。

サイコキラーの田村寛が、口上を
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ギニーピッグ 悪魔の実験(1985年製作の映画)

3.0

「苦痛の限界点を探求するための実験ビデオ」というスタイルを取っている、純然たるアングラ映画。クレジットがなく、関係者は不明(現在は判明されている)。

「生きている人間の手足を本当に切っている映画があ
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続・荒野の用心棒(1966年製作の映画)

4.5

メキシコ国境の町に流れ着いた男(フランコ・ネロ)が、革命派と手を結ぶことにより、南軍が忍ばせている純金の強奪作戦を決行する。南軍と革命派の勢力図に余所者のガンマンが介入するドラマを描いている、マカロニ>>続きを読む

荒野の用心棒(1964年製作の映画)

4.0

メキシコ国境の小さな町を訪れた流れ者が、保安官と密売組織の抗争を利用しながら、北軍から強奪した金貨を手中に収めようと目論む。マカロニ・ウエスタン(イタリア産西部劇)の口火を切っている、記念碑的作品。>>続きを読む

群盗荒野を裂く(1966年製作の映画)

4.5

メキシコ革命の渦中を渡り歩くアメリカ人青年(ルー・カステル)が、革命派の山賊(ジャン・マリア・ヴォロンテ)と親交を深めていく。革命家が倫理観の刷新を迫られていく系統のマカロニ・ウエスタン(イタリア製西>>続きを読む

情無用のジャンゴ(1966年製作の映画)

3.5

仲間に金袋を横取りされたガンマン(フランコ・ネロ)が、復讐のために訪れたメキシコ国境にて、貪欲な町人たちの種々相に触れていく。「金よりも大切なもの」に気づかされていく系統のマカロニ・ウエスタン(イタリ>>続きを読む

続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年製作の映画)

4.5

ガンマンと賞金首の2人組が、南軍の隠し財宝の情報入手を契機にして、傍若無人な賞金稼ぎを絡ませた、争奪戦を繰り広げる。南北戦争時代を舞台にしている、マカロニ・ウエスタン(イタリア製西部劇)。続編ではなく>>続きを読む

夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

4.0

個別の道を歩んできた二人の賞金稼ぎが、銀行強盗を企んでいる組織の極秘情報を入手する。「荒野の用心棒」のテンションを引き継いでいる、マカロニ・ウエスタン(イタリア製西部劇)。

性格が正反対の賞金稼ぎ(
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暁の用心棒(1966年製作の映画)

3.5

仲間の裏切り行為を受けたガンマン(トニー・アンソニー)が、悪党一味を相手取り、金貨袋の奪い合いを繰り広げる。世渡り上手なガンマンのアウトローぶりを描いている、マカロニ・ウエスタン(イタリア製西部劇)。>>続きを読む

怒りの荒野(1967年製作の映画)

4.5

町の除け者にされている貧困層の青年(ジュリアーノ・ジェンマ)が、裏切り者を追っているガンマン(リー・ヴァン・クリーフ)を師と仰いでいく。血気盛んな青年と老獪なガンマンの交流劇を描いている、マカロニ・ウ>>続きを読む

ガンマン大連合(1970年製作の映画)

4.0

メキシコ革命の渦中に立った武器商人(フランコ・ネロ)が、荒くれ者の男(トーマス・ミリアン)と共に、アメリカ軍に捕えられている教授の救出作戦を決行する。反乱軍と政府軍の衝突劇を描いている、マカロニ・ウエ>>続きを読む

愛のエマニエル(1975年製作の映画)

3.5

アフリカへとやって来たフリーカメラマンの女性が、自由恋愛の思想を貫いている夫妻と劇的な出会いを遂げる。「黒いエマニエル」ことラウラ・ジェムサーが主演している、エロティック・ドラマ。

本作のエマニエル
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さよならエマニエル夫人(1977年製作の映画)

4.0

インド洋のリゾート地で自由恋愛を続けている夫人(シルヴィア・クリステル)が、若い映画監督との出会いを契機にして、夫の嫉妬心を煽ってしまう。自由恋愛を信条にしている夫婦の「行き詰まり」を描いている、ソフ>>続きを読む

続エマニエル夫人(1975年製作の映画)

3.5

別居婚に耐えられなくなり、香港に滞在している夫のもとにやって来た夫人(シルヴィア・クリステル)が、別のイギリス人カップルの恋路を邪魔してしまう。イギリス統治下の香港を舞台にしている、ソフトコア・ポルノ>>続きを読む

エマニエル夫人(1974年製作の映画)

3.5

貞淑を貫いているフランスの高貴な夫人(シルヴィア・クリステル)が、夫によって連れ出されたバンコクにて、未知なる性の歓びを開花させていく。エマニュエル・アルサンの同名小説を映像化している、ソフトコア・ポ>>続きを読む

ヤコペッティの大残酷(1974年製作の映画)

4.0

男爵の美しい娘と恋仲になったことが原因で、領地を追放された純朴な青年が、時空を超えながら娘の捜索を続けていく。ヴォルテール著「キャンディード」をリライトしている、劇映画スタイルのファンタジー・コメディ>>続きを読む

ヤコペッティの 残酷大陸(1971年製作の映画)

5.0

アメリカに強制連行されたアフリカ人たちが、不当に人権を奪われてしまい、家畜同然に売られていく。18世紀における奴隷制時代の現場を、あたかも「その場で撮影している」ように描写している、ヤコペッティ渾身の>>続きを読む

ヤコペッティのさらばアフリカ(1966年製作の映画)

4.5

大自然と調和していた、かつてのアフリカが消失していくまでの過程を描いている、フェイク・ドキュメンタリー。白人文化により伝統様式が破壊され、動乱の時代に突入したアフリカを舞台にしている。

民主主義を理
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世界女族物語(1962年製作の映画)

4.0

異なる文化圏における「女性」の生活習慣・風習を映像に収めている、ヤコペッティ謹製のフェイク・ドキュメンタリー。

扱っているテーマは、イスラエルの女性兵士、世界唯一の女性司祭、レズビアン、美の追求など
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続・世界残酷物語(1963年製作の映画)

4.0

前作の大ヒットを受けて製作された、「ヤラセあり」のフェイク・ドキュメンタリー第2弾。ヤコペッティ自身はあまりタッチしていないらしいが、正当な続編として完成されている(残念ながら、日本は登場せず)。>>続きを読む

世界残酷物語(1962年製作の映画)

4.0

全世界の風習・奇習を紹介していく、「ヤラセあり」のフェイク・ドキュメンタリー。本作の公開以後、世界各国で模倣品が製作されたが、それらは本作の原題「Mondo Cane」(犬の世界)からヒントを得て、「>>続きを読む

グレートハンティング/地上最後の残酷(1975年製作の映画)

3.5

「狩猟行為」を題材に取って、世界各地における大自然の摂理、人間の風習の中に潜む病理などを紹介していく。ヤコペッティ作品にて撮影を担当していたクリマーティ監督による、フェイク・ドキュメンタリー映画。>>続きを読む