11歳のパパっ子にはそりゃ受け入れ難いよなぁ。
女性として生きたい気持ちはともかく、娘の気持ちを時々おざなりにするのは良くないね。
堅信式ではみんな歌でお祝いするのか。エマも姉へ歌を送る。素直でとても>>続きを読む
逃げても逃げてもその足にまとわりつく過去。もがく三姉妹がそれぞれ苦しい。追い詰められた彼女たちの行動はとても褒められたものじゃないけど、わからないではないと思わせるものがあったな。娘が入れ上げてる男に>>続きを読む
これが実話の恐ろしさよ。
エンドロールで原作者本人登場。14年間もの長きに渡って過酷な拘束を受けてなお、朗らかな人格を維持できたその精神力には感服する。タハール・ラヒムがそのモハメドゥ・オールド・サラ>>続きを読む
「真実は存在しない。視点があるだけだ。」
プロパガンダ用の写真を嬉々として撮るナチの記録係パウル・リッケン。その助手となったスペイン人のフランセスク・ボシュ。証拠隠滅で焼き尽くされる前にフランセスクら>>続きを読む
おう、女性のツラミが次々と。でもカラッとテンポ良く重さはない。ないのだけれど、あったのね。終盤、主人公の心に蓋をしていた感情が溢れる瞬間には虚をつかれこちらも心がギュっとなる。人種差別や偏見や家族の問>>続きを読む
「私たちは間違ってないから」
そう思えるようになるまでの長い時間。終始硬い表情のユンヒだったが、娘との小樽への旅で変化が訪れる。
ユンヒの娘の良い子すぎない良い子っぷりがとにかく可愛い。彼氏もウイヤツ>>続きを読む
ピーター17歳のデビュー作。実験映像満載のアングラ映画。ATG臭が芳しい。並々ならぬ創作意欲を躊躇いなく出してくるので後退りしてしまいつつも後の映画に影響を与えたであろうショットは大変興味深かった。早>>続きを読む
イタリアの記号学者ウンベルト・エーコの原作小説を映画化。原作未読。たまたま家にあった夫氏の「100分de名著」の薔薇の名前を鑑賞後読んだ。映画を観た直後は何というか探偵物?推理物?という印象だったのだ>>続きを読む
「あなた只者じゃないわね」
素人役者さん達が沖田監督の独特の間に耐えうる演技を披露していて何だか感動しちゃった。
おばちゃんの感じの悪さと心の隙を勝手に埋めてくるいい意味での厚かましさに笑い、沖田監督>>続きを読む
原作未読。ストーリーはなんだか掴みどころがない感じ。あれだけの人口がひしめきあう東京、大きな公園がいくつもあることでバランス取ってるのかもね、なんて思いながら観てた。ヒロの存在がスパイス効いてて良かっ>>続きを読む
内容をまったく知らずに観たら暴力温泉芸者出てた。正確には中原昌也出てた。お久しぶりです。ノイズミュージックが流行った頃に背伸びをして聴いてみたがちょっと私めには良さがわからなくて残念だった記憶。が、今>>続きを読む
「生き残ったのがそがんいかんとか」絞り出すように発したその言葉だけで、バスジャック事件生き残りの苦悩が伝わる。バス運転手役、役所広司の名演技に序盤から引き込まれた。
そこから事件に巻き込まれた兄妹に出>>続きを読む
圧倒される情報量。無論許容量オーバーなので勉強になりました!とひれ伏すしかない。興味をそそる作品群に含蓄のあるレビューを淡々とテンポ良く。「万引き家族」も紹介されていて貧しいのに物に溢れた暮らしという>>続きを読む
青山真治監督、北九州サーガ第一作。
「俺の片腕にならんか」
光石研の北九州弁が本気過ぎて、一昔前の北九州のヤバさが蘇る。
唐突で乾いた暴力がリアル。
浅野忠信はネヴァーマインドのTシャツを着て登場。カ>>続きを読む
大島渚監督デビュー2作目作品。安保闘争を横目に破滅に向かう2人。戦後の復興から経済発展への激動のなか揺れ動く日本で、虚無感を抱える若者達。大人は信用できず未来も描けず…。堕ちて堕ちて漂うように街を歩く>>続きを読む
19世紀末のウェールズを舞台に炭鉱地帯に住んでいた一家の運命を末っ子の回想形式で描く。
モノクロとは思えない、彩りが見えるような画面作りは構図や光の使い方か。末っ子の恋心が甘酸っぱいが学校ではいじめに>>続きを読む
1、2とホリデースペシャル、インフィニティウォーにエンドゲームまで見直しての鑑賞。思い入れたっぷりに加えIMAX3Dでどうだ!と意気揚々劇場入り。あれ、10人も入ってない。平日だから?あ、皆さんはGW>>続きを読む
あまちゃん再放送視聴中なので「大吉さん!荒巻さん!かつえさん…?」などと邪念が。
優の同僚役の奥平大兼とか美咲の弟役の作間龍斗とか若手の脇役がいい味出してた。
一ノ瀬ワタルの、デカヘリンボーン柄がやけ>>続きを読む
前回と監督は違うのね。手法は同じ。
今回も息を飲む謎解きとまさかの着地。
遠隔操作でいろんなことできるんだな。
その1日があるだけで。
まったく違う時代を生き性別も境遇も違う2人が出会い影響し合う。共鳴しあえたのはこの日だったからとも言えるかもしれない、まさに運命の一日。タクシーの車窓からはパリの美しい街並み>>続きを読む
8歳といってもフランスの8歳児はおませさん。
とても不思議な設定なんだけど、すんなりと受け入れていく登場人物達と同じようにその世界にゆったりと身を委ねる。今作でもPara Oneの音楽が心地よい。
70年代、ドイツのニュー・ジャーマン・シネマの1人ファスビンダーのSF映画。この世界は仮想世界か仮想世界という妄想か。
ときおり入る金属音が不快にして不穏。
いい大人が回転椅子でクルクル回りながら話す>>続きを読む
元力士で現警備員にして殺人鬼。道具も使うが怪力が武器というシンプルさ。演じるは188cm松重豊。もっとデカく見えたな。それよりも大杉漣演じる変態上司のキモ恐怖よ。無機質な建築物にオーガンジーかシフォン>>続きを読む
原作既読。
とても心揺さぶられた小説で何度も読んでいたので、映画化はとても怖かった。まずあみ子を演じることができる少女はいない気がしていたのだ。
いた。
あみ子がいた。
特にクラスの坊主頭の子とのや>>続きを読む
映画における人物描写の最高峰と称されるサイレント期の代表作。そのアップの表情に引き込まれる。
非常に崇高な雰囲気のなか、よってたかってジャンヌを責めいたぶり虐げるオジサン達の汚らしさよ。
ホラーとしての怖さはあまり無い。
時代に翻弄された青春と恋心が切ない。
5人目のビートルズ、ピートの恨み節。ではないのだけれど、それはポールの英断のおかげよね。
ビートルズのドラムはやっぱりリンゴって話し。
エルヴィス・オン・ステージ、エルヴィス・オン・ツアーと軽めの予習からのこちら。
エルヴィスのステージのようにド派手な絵面、忙しく切り替わる場面、駆け足感は否めないけれど、それは稀代の人生を駆け抜けたエ>>続きを読む
ベルトが重そうなド派手な衣装に、肉付きもよくなってきたその身体を感電したかのように小刻みに揺らし熱唱するプレスリー。なんだ?なんでこんなにカッコ良いの。ホタテのロックンロールとどう違うのとか思っててご>>続きを読む
とにかくラブミーテンダー歌いながらのファンサービスがもうキラッキラのスター。「行けなくてごめん」とステージから遠いファンにも心配り。
全力の歌唱とパフォーマンス、それでいて時にはにかんだような笑顔を見>>続きを読む
絡み合い影響し合う運命。というよりも心に傷を負った人々が心を寄せ合っていく物語といったところか。各々キャラが立っておりユーモラスに描かれている面もあるが心の痛手は生半可なものではない。特にウクライナか>>続きを読む
「愛という名のもとに」で初めて洞口依子を知ったとき只者ではない雰囲気を感じたものだが、今作が映画デビュー作とあらばさもありなん。
WOWOW録画で鑑賞。母親としての立場上観終えるやいなや速攻で消去。
絶対劇場鑑賞する!とApple Musicで聴けるアルバム全て聴き倒したのに、観に行けず仕舞いになっていた今作。
割と淡々と進むドキュメンタリーだったけど、デビューからの長い年月と紆余曲折を様々なアー>>続きを読む
スニーカーはNIKE派だけどエアジョーダンはあまり興味なかったし、そもそもマイケル・ジョーダンのこともエアジョーダンのあのシルエットしか知らない私だけど、これは面白かった。というか音楽がひたすら懐かし>>続きを読む
モヤりながらも心打たれるものがあって混乱している。狙い通り?
家族を捨てた父親にも、その娘の非道な行いにも、救おうとしたり救われたりする宣教師にも共感も同情もできないけど、なんなの、勝手に目から汗が。>>続きを読む
刑務所内序列を着々と登り詰めていくマリクを
タハール・ラヒムがデビュー作とは思えない圧巻の演技で魅せる監獄もの。とりあえず痛い。痛々しいシーンが多くて口とか首とか目とか思わず押さえてしまう。しっかしホ>>続きを読む