サイレント映画やトーキー黎明期の映画を観たくなる。映画の知識がある人にはもっと面白いのでは。アスベスト問題もチラッと。トーキー初期の撮影のテイク数!OK出たとき小さく拳を握っちゃった。諸行無常の世界で>>続きを読む
久しぶりにかなり入りの良い劇場鑑賞。満席に近い。みんな大好きタイタニックなのね。観るのは3回目だけど、スクリーンでは初めて。後半のスペクタクルの見応えよ。
今回はコルセットを背後からギュギュと締められ>>続きを読む
「囚われの女」のシモンが11年分老けて登場。今回も小舟に乗ってるけど、あんな小さな船に立って乗るって、バランス感覚いい。人としてのバランス感覚はおかしいが。
ずっと画面暗くて集中してないと何が起きてる>>続きを読む
直接的な関係は避け、アリアーヌの行動を把握し、ただジトっと目で追う愛情表現しかできないシモン。キモい。本心の見えないアリアーヌの不思議ちゃんっぷりがシルヴィー・テステューの雰囲気とマッチ。
イケメンで>>続きを読む
主人公アンナの行く先々での出会いと別れをシンメトリーな構図と長回しで。車窓からの景色も長回し。それは空虚にただただ流れる。
常に聞き手だったアンナが母親に告白する出来事。男に歌ってくれと言われ、薄っす>>続きを読む
流れるようにテキパキと家事をこなす女性。電気はこまめに消す。美しい女性の丁寧な家事。あら、お客様?。ほどなく息子氏帰宅。ベタベタはしていないけど愛情深い様子で身の回りの世話をする。思春期息子も電気はこ>>続きを読む
初アケルマン。
監督自ら演じる主人公が一人自室でマットレスを上げたり下ろしたり、そして何やらモグモグ。砂糖直喰い、しかも紙袋から。
このまま最後まで?と思ったらやおら外に出てヒッチハイク。問わず語りの>>続きを読む
実話を過不足なく誠実に撮るクリント・イーストウッド監督作品。
こちらも大仰ではなく淡々と事件を描く。が、あまりに酷い出来事に衝撃を受ける。事件も事件なら捜査も捜査。一応私も母親の端くれ、胸を掻きむしら>>続きを読む
大国に支配されてきた歴史とその後の紛争、国家は安定せず、疲弊した国民…と思いきや貧しいながらも逞しく生きている。
“頭を振ると歓声が”のインタビュアーとの会話後の編集が良い。奇声につぐ奇声。スゴ。
若い頃の4人がホントやんちゃで表情も豊かで、あまりビートルズを知らずにきたから新鮮だった。でも、劇中の曲は全部わかる>>続きを読む
ディカプリオ演じるフランクとクリストファー・ウォーケン演じる父親とのやり取りが微笑ましくも切ない。ま、犯罪者なんだけど。軽やかなストーリー展開と爽やかディカプリオなので悪事に見えない。実話とはねぇ。時>>続きを読む
内戦下のシエラレオネ。2002年に終結している。公開は2006年、舞台は1999年。鉱山の支配権、そして密輸問題に巻き込まれる住民と搾取する白人。ズル賢く立ち回る傭兵役を演じるは演技派への転換期のディ>>続きを読む
きっかけはどこにでもある。
薬物で身を落とす男女とその母親。男女はありがちな設定としても、堕ちゆく母親の描写はかなりショッキング。
このレビューはネタバレを含みます
実際あのような暮らしが可能なのか。そんな野暮な疑問がチラついてしまった。
死に様までが人生。
マリー役のアンドレエ・ラシャペルの遺作。89歳で安楽死はこの映画の続きのよう。
ボンベイ=現ムンバイ。歌い踊る方のインド映画。オッサンと美人が突然恋に落ちるという不自然なラブストーリーで始まるがインド映画によくあるパターンなので薄目でスルー。オッサンと思ってたら大学生で驚いた。役>>続きを読む
蓮實重彦御大の著書『ショットとは何か』で大絶賛の本作をば。
殺し屋だけに殺しまくる。殺し過ぎネルソン。
ショットに注目して観るつもりだったが、普通に物語に引き込まれて観てしまった。また観ないと。
戦前戦中戦後の庶民の生活や時勢に対する感覚が優しいタッチの絵で描かれる。疎開や物資が減っていく様は日本と同じなんだな。その後美大に行った息子がロン毛になって母嘆くとかもね。
同じレイモンド・ブリッグス>>続きを読む
中盤で夫が結婚前の心情を語った場面で許されざる一言を放ったので気持ちがフリーズしてしまった。が、それでも終盤の夫婦とそれぞれの浮気相手の横並び修羅場は面白かった。猫はかすがい。
クリーチャーって地球上の生物の域を超えてないよなぁと思ってたら、イメージしやすいようにあえて既知の生物から膨らませているのだそう。凡人の脳に寄せてくれていたのか。
深緑野分の「スタッフロール」を読ん>>続きを読む
早くから多様性に溢れた視点をもったマリオン・ドハティ。そのキャスティングのセンスを様々なエピソードを交えて描くドキュメンタリー。
重要なのに軽んじられる仕事。熟考して人選して説得して作品に貢献しても評>>続きを読む
アメリカの養子縁組問題への切り込みは良かった。が、あんな大事な局面で慎重さが足りない主人公に不快感を覚えてしまって残念。焦る気持ちはわかるが。
妻の元夫の同僚が極悪非道の警官でリアリティがちょっとね。
毒素がじわじわと滲み出してくるような
えぐられるような
逃げ出したくなるような
その描写はホント吉田恵輔のそれ。
一途な女子高生恋文攻撃を受けつつ、かつての想い人に思わぬ相談を受ける多田。多田役瀬戸康史は珍しく大胆な濡れ場も。お相手さとうほなみも頑張ってた。ストーリーの展開的にもあの大胆さは要るよね。かたやアレが>>続きを読む
25年前の映画なのか。70年代っぽさあったな。
代筆業を営むドーラと偶然知り合った少年ジョズエがその父親を探す旅に出るロードムービー。善人でもなければ面倒見がいいわけでもないドーラが成り行き上その身一>>続きを読む
ヒジャブ着用で揺れているイスラム社会のイラン。その地で女性監督が撮った冤罪サスペンス映画。その勇気、その思い。様々なメタファーで物語るサスペンスで娯楽性はないが、冴え渡る構図とマットな色調が美しい。>>続きを読む
マンガもTVアニメも全く知らないし、バスケ経験もなく、アニメ映画もあまり観ない私ですが冒険のような心持ちで観に行きましたところ、なんだろうか、すごく面白かったのです。そんなことある?あるのか、作品が良>>続きを読む
フィルムのザラつき、ミット打ちのリズムの心地よさ、手話のレパートリーの豊富さを彩りにケイコとその周囲の人達の心模様、その機微を静かに静かに丁寧に描く。増量と糖質制限とほぼスッピンで役に挑んだ岸井ゆきの>>続きを読む
意外にもクスッと笑うシーンあり不器用な優しさありで沁みた。社会問題の底で翻弄される弱者にひととき訪れる平穏。犯罪のえげつなさはまさに韓国映画。
根深い差別の問題を凝った構成で描く。
結構人が死んでるけど、どうなるの?などと思ってしまった。
イスラム社会での女性の厳しい現状。終始硬い表情の主人公2人が少しずつ距離を縮める。聞いたこともない料理やアイラインの引き方など初めて触れる文化に目を奪われた。
委ねられたラスト。幸せを願う。
シン・ウルトラマン観たら、こちらを思い出しました。黒沢清とあって不気味な風と無機質な建物が今作でもいい味。東出宇宙人はハマり役。
劇場公開時、映画館で観てます。が、長澤まさみがあんなことになった状態も知らないほどにガッツリ寝てしまったのでした。
配信にてやっと再鑑賞。スペシウム光線の優雅さ、メフィラス星人の怪しさ、早口台詞の難解>>続きを読む
ニューヨーク・インディペンデント映画の父、ジョン・カサヴェテスの監督デビュー作。
シナリオ無しの即興演出。若干情緒がおかしくみえるのはそのせいか。
肌の色だけではない人種問題の提示により根深いもの感じ>>続きを読む
尊厳死という難しい問題。夫が医師であるという設定は本人の今後の病状がわかるってことなんだろうか?薬の入手経路とか安易にこのテーマを進めやすくするために思えたのだけど。『さがす』と比較してしまう点であっ>>続きを読む