いちさんの映画レビュー・感想・評価

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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

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映画館で観るべきだった。明るい昼間の部屋ではなくて。夜の映画館で一人で観て、歩いて帰りたい。

後半になるといろいろつながって、前半をまた観たくなるんだけど、そうなるまでの前半は、「?」が多すぎて入り
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

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その日何があったか話せる人がいるだけで十分。主役の2人それぞれに、そんな存在がいて、女性4人の幸せを願わずにはいられなかった。

夜の東京の描写が美しい。車通りが少なく、なのに明るくて広くて平らな道。
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

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詳しくなくても分かる迫力。
アングルのおもしろさ。

一方で、行間のあるセリフ。
背景まで知りたくなる設定。

観終わったら、力が抜けてしまった。現実と虚構。その狭間はどこなんだろう。
少なくとも、「
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

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誰かといたいけど、一人になりたい。それは傍から見れば矛盾だけど、心から共感した。

飛行機での恐怖の戦い方、ホテルでの号泣、苦しかった。無数の「もしかしたら」に喜びながらも後から失望しないように自分を
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奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年製作の映画)

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「本当の自分を見せてくれ」と言われて、「はい、これです」という確固たるものがある人ってどのくらいいるんだろうか。自分は「ひとつ」なんだろうか。
究極、みんな「あかり」だと思うけどな。濃淡の差があるだけ
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

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救われてほしかった。でも、どうしたらいいのか、分からなかった。誰もがその時に大事にしたいものを大事にしようとしていた。その気持ちは、咎められるものではない。

過去や血は変えられない。でも、過去や血で
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

名前、大事。

片思い、こじらせると脳内再生して美化しちゃうね。見てて苦しかった。
「好きだからって、むき出しでしなだれかかるのはよくないよ。」まさにそうなんだろうけど、嘘と正直の間を、どう見つければ
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

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苦しくて一気には観れなくて、でも観るのをやめるのはできなくて、やっと観終えて。愛されていれば愛せるわけじゃ、なくて。嫌なところ直せたら愛し直せるわけでもなくて。しんどい。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

距離を縮めるためのファミレスに似合うもの。パーカーとダッフルコート、スニーカーとリュックと、ドリンクバー。
本や映画や音楽は、自分をまとうものだから、そこまで話が合う人、そりゃもう狂うほど好きになるよ
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

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騙し騙され、から、自分が信じたものが真実なのだ、と。時間の行き来をすんなり受け入れられる構成がすごい。
執事の考え方や立ち居振る舞い、かっこよかった。

コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

3.7

ビビットカラーの映画。華やかで、テンポがよくて、手のひらの上で転がされて、されるがまま楽しむことができる。畳み掛けるかのような伏線回収が痛快だった。

月極オトコトモダチ(2018年製作の映画)

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終わり方にもやっとするけれど、答えがあるものでもないから、もはやそれが真理なのかもしれない。

異性だというだけで、理由もなく一緒にいるというのが難しいのかな。「友達」とか「恋人」とか、関係性に名前が
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

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曖昧な関係を「さいっていだよ!」って言いきれたらどんなに楽なんだろうか。分かってしまう部分があって、そんな自分にショックを受けたりして。
それでも、会うためだけに仕事も友達も自分の気持ちも切り捨ててな
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

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純粋で残酷で大人の在り方の鏡である子どもから見た「戦争」。ヨーキーの言葉がぐさぐさと刺さった。
「戦争」と「愛」がうまく結びつかないまま観に行ったが、確かに「愛」があった。できれば心穏やかに、蝶をくす
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

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「誰かのため」が「自分のため」かもしれない。そこに目を向けること、世界は広いというのを自分の目で見ること。くすくす笑いつつも、ぐっときた。

天気の子(2019年製作の映画)

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雨の描写がきれいだったな。登場人物の背景を読み取るには1回じゃ難しかったのか、そもそもそこは省いているのか。
天気に対する印象が観た前後でがらりと変わるのは、不思議な感覚だった。

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.2

ずるい。ずっと感情を揺さぶられていた。カメラは止まらない。疾走感がある。人生は一発勝負。アドリブでもいい、笑われてもいい、やりきった先に何かある!元気出た。

劇場版カードキャプターさくら 封印されたカード(2000年製作の映画)

3.7

誰もが誰かを大切に想っていて、誰もが周りのその想いを尊重するやさしい世界。

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.3

すずさん。あなたが今を生きていたら、どんな人生だったろうか。

三度目の殺人(2017年製作の映画)

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「真実」とは何なのか...。私たちは自分が思う形としての「現実」を作り上げてるのかな。
正しさとは、裁きとは、命とは。
心揺さぶられる映画でした。

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.7

実際にあんな女の子がいたら、とても苦手で、とても憧れて、両方あいまって声かけられないな。でもあっちから、声かけてくれるんだろな。
なんとも言えない二人の関係がまぶしかった。

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.0

出てくる女性が、それぞれに信念を持って働いててかっこいい。働いてると、理不尽な指示に振り回されることも私生活とのバランスで悩むこともあるけど、かっこよく生きたいなと思わせてくれる映画だった。

ハルフウェイ(2008年製作の映画)

3.0

リアルな女子高生。気持ちが分かるけど分かりたくないという自分のジレンマと戦う不思議な映画だった。

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.2

何でもない、誰にでもあったであろう高校生活の一場面。だから特に起承転結がある訳でもないし、彼らの日常は続いていく。

誰もが何かに敗北を感じているのが、いい。何のために?って考えるのも、まさに高校生。
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50回目のファースト・キス(2004年製作の映画)

4.2

クスクス笑って観ていたのに、部屋中の絵を見てぼろぼろ泣けてしまった。毎日惚れさせてくれるなんて、素敵だな。

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.2

必死に生きるか、必死に死ぬか。
アンディとレッドの関係性がとてもすき。

希望は誰にも奪えない。
アンディのセリフだからこそ突き刺さった。

君の名は。(2016年製作の映画)

4.4

田舎の生活で感じる息苦しさ。都会へのあこがれ。そんな所に個人的な体験を重ねて共感的に見始めたのに。

いつの間にか祈りながら祈りながら食い入るように見ていた。祈らずにはいられなかった。映像と音楽の相乗
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.7

こんなにもいろんな雨の景色があることを、美しい映像を見て思い出せた。無音であっても、心が震える映画だと思った。

靴はここでないどこかに行くためにあるんだなぁ。2人ともどこかに行きたくて、でも行けなく
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ソロモンの偽証 後篇・裁判(2015年製作の映画)

3.3

裁判の終わり方は納得できるものであったし心に響いた。いまいち気持ちの変化が掴めないところがあって、とりあえず原作小説を読みたい。

ソロモンの偽証 前篇・事件(2015年製作の映画)

3.7

主演の藤野涼子さんの涙にぐっと引き込まれた。偽善者だと責めて、結局行動しないのなら、それもまた責められることだと思いながら観た。

白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)

3.5

女のヤなところ、うまく描いてるなと思った。
真実と認識のずれに観ていて混乱したけれど、現実の世界も案外こんなことの連続なのかもしれない。

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