Ichiro

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ダージリン急行(2007年製作の映画)

4.2

だいぶ前に買っていたDVDで今更再見。
美術の美しさは流石のウェス印。特に寝台車のディテールは本当に見ていて楽しい。ストーリーも兄弟が旅を通して過去を捨て、絆を取り戻すという好みの内容。ウェスの映画で
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マーゴット・ウェディング(2007年製作の映画)

3.2

ノアバームバック監督らしいブラックな家族関係もの。自分の正義を押し付けようとすることが他人には1番の悪に映りますよねという話。小津っぽいなとも思ったのですがどうでしょう。
ストーリーが掴みづらい箇所が
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いますぐ抱きしめたい(1988年製作の映画)

3.4

基本的には香港ノワールだが、BGMや映像美にウォン・カーウァイを感じた。
香港映画に出てくる食べ物ってやけに美味しそうに見えるよね。

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.5

DVDを買ったので彼女と再見。偶然にも見たのはこの映画の日付と同じ6月16日だった。
僕がこの映画でとにかく好きなのがジェシーがセリーヌを食堂車で口説くシーン。あの口説き文句のユーモア、愛嬌、そして強
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初恋(1997年製作の映画)

3.8

ウォン・カーウァイ監督作品かと思ったらプロデュース作品だった。それでも作風は似ているのでウォン・カーウァイファンは必見か。金城武の役柄が恋する惑星での役柄そっくりだった。
香港の街の描写が良かった。雑
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ブンミおじさんの森(2010年製作の映画)

3.5

ファンタジックかつ幽玄な映像が続く。タイという国の時間の流れや、タイ人の精神世界を垣間見た。

ディファイアンス(2008年製作の映画)

3.0

”その態度は反革命的だ”という台詞に共産主義の息苦しさを見た。メインのプロットと関係ないけど…。

パリ3区の遺産相続人(2014年製作の映画)

3.0

過去をいかに乗り越えるか、というお話。乗り越える方法は僕の好みじゃなかったので個人的にはもやもやとした後味になった。ケヴィンクラインの鬼気迫る語りが見事。
映されるパリの街が美しすぎて惚れ惚れしてしま
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ウェイバック 脱出6500km(2011年製作の映画)

3.5

ある意味これもロードムービーか。この上なくワイルドで過酷な旅。BGMが控えめで全体的に落ち着いたトーンなのが良かった。

トレヴィの泉で二度目の恋を(2014年製作の映画)

3.2

可愛い老年カップル。最近はこういうストレスなく見れる王道作品を見るのが楽しい…。
リメイク前のアルゼンチン映画の方も見たくなった。

フランス、幸せのメソッド(2011年製作の映画)

3.0

クラピッシュ監督作。中盤まではクラピッシュらしいコメディだったが、終盤で急にテイストが変わる。賛否別れる結末だと思うが、僕はあまり好きではなかった。

クラークス(1994年製作の映画)

3.9

低予算の会話劇。バカバカしい会話ばかりだけど延々と見ていられる。結末の爽やかさが良い。

バッド・チューニング(1993年製作の映画)

3.8

高校版”エブリバディウォンツサム”といったところ。リレー形式じみた場面の移り変わりに”スラッカー”の名残も感じる。リンクレイターの撮る青春時代の1日はやっぱり良い。
アメリカの高校生は本当にこんなにま
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ヤング・アダルト・ニューヨーク(2015年製作の映画)

4.6

久々にえらいもん見たなと思った。可愛い顔で抉ってくる一本。ノアバームバック監督はデキない人々を愛情を持って描く映画を過去作でも多く撮っているが、今作に限っては残酷さが勝っている。見てて胃が痛くなった。>>続きを読む

T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

4.0

ミッドライフクライシスものとして良くできていた。前作とは別物として評価できる。ちょっとわざとらしい同窓会感もまた良し。スパッドは相変わらず最高の三枚目。

アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

3.8

青春映画の醍醐味は”何かの終わり”の匂わせ方にあると思うが、この映画ではその”何かの終わり”の匂いが青春真っ只中の瑞々しさを全く殺していない。そこに監督の手腕を見た。
群像劇ならではの動線の複雑さもま
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エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(2015年製作の映画)

3.5

アニマルハウスを思い出した。クラブハウスでパーティって日本の大学にあまりない文化だから興味深い。土地が広大な国ならではな文化だと思う。アメリカ体育会のマッチョな青春てこんな感じなのか…。ラストシーンで>>続きを読む

スラッカー(1991年製作の映画)

3.6

リチャードリンクレイター初期作品。奇妙な人々の倦怠感漂う一日が、リレー形式で描かれていく。まともに働いてる人間が全く出てこないし、全員どこか平熱でいかれている。おかしな街に迷い込んだような感覚にさせら>>続きを読む

終わってる(2011年製作の映画)

3.6

次々出てくるダメ恋愛には苦笑するしかない。一方で恋愛なんてそんなに綺麗なものではないわけで、ダメ要素は必ずあるのだよなあとも思えてくる。そんな恋愛の結果として生まれてくる人間存在の哀しさ…。ラストシー>>続きを読む

殺人に関する短いフィルム(1987年製作の映画)

3.6

ある青年の行き場のない衝動とその結末が描かれる。ずっしりと重たい後味。個人的には弁護人の人物描写がしっかりされている点が良かった。主人公はこの弁護人と言っても良いのではないか。
コントラストの効いた映
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パラダイス 希望(2012年製作の映画)

3.7

パラダイス三部作の中では一番気楽に見ることができた。三部作通じて肉の垂れたお世辞にも美しいとは言えない女性の姿を映していた訳だが、その醜さがこの三部作の描く人間像をよりリアルにしている。
画の美しさは
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セブンス・コンチネント(1989年製作の映画)

4.0

どこか不穏ながら概ね平和な前半はあっさりと見られるが、後半に突入した途端に画面は狂気に満たされていく。結末に至る過程で起きた事実だけが提示されていき、その理由が語られることはない。ボタンの掛け違えを淡>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.5

正しくお金のかかった王道ハリウッド映画を見た充実感があった。夢をあきらめない、というメッセージもいかにもハリウッドらしくて良い。
ただ(王道だから仕方ないのだが)ストーリーがあまりに普通すぎて観た後心
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素敵な歌と舟はゆく(1999年製作の映画)

4.3

イオセリアーニ監督らしい群像劇。様々な登場人物の持つストーリーが少しずつ作用しあって一つの物語になっていく。監督得意の複雑な動線は、群像劇の複雑さと相まってより効果的に用いられている。
最新作の「皆さ
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

BSでやっていたので再見。見るのはもう5度目くらいだが、全く飽きない。大好きな作品。
美術の素晴らしさは言わずもがな。控えめなコメディ、そして時折顔を出すエロとグロが良い味を出している。

知らない、ふたり(2016年製作の映画)

3.5

今泉監督らしい恋愛群像劇。今回はコメディ要素はかなり減退し、ちょっとシリアスな仕上がり。それでも群像劇の楽しさは全く損なわれていない。
どこかやさぐれた雰囲気の青柳文子が超キュート。

愛、アムール(2012年製作の映画)

4.2

老婆が夫に水を吐きかけるシーンが印象的。これが一番初めに見たハネケ作品だったな。

インポート、エクスポート(2007年製作の映画)

3.8

パラダイスシリーズを見ていたときから経済格差や移民の貧困問題が好きな監督だな、とは思っていたが、この映画ではまさにそのテーマに真正面から向き合っている。思えばミヒャエルハネケも71フラグメンツなどで移>>続きを読む

ここに幸あり(2006年製作の映画)

4.3

やっぱりイオセリアーニは面白い!罷免された大臣が生きる姿を通して描かれる、ユーモラスな人生賛歌。イオセリアーニの人間愛がじんわりと感じられる良作。
導線設計の妙は今作でも効いている。思いもよらないとこ
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パラダイス 神(2012年製作の映画)

3.9

痛々しさはパラダイス:愛の上を行っていた。相変わらず太った中年のおばさんが報われない、という話。
神のため生きるのって禁欲的で辛いように見えてすごく楽なんだろうな。

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