本人が演じているがゆえにこちらに迫って来るようなリアリティがある。劇中で登場するyoutube動画は探せば実際に見られる。
ドライブマイカーにも通じる、男性性に関する物語だと感じた。中国にルーツを持つ>>続きを読む
ああダメ男!背後でかかり続けるヒラリーvsトランプの選挙番組が醸し出す終末感。
久々にウディ作品を見た。僕はウディのモノローグで語られるひねくれたスノッブな人生論がたまらなく好きだと再確認した。
久々に過去作見返そうかな。
上手にできているしエンタメとしても上々だけど、訴えかけてくるものはなし。佳作に過ぎないというのが印象。これがパルムドールだったのか。
アングラアメコミ的露悪が効いた、アングラアメコミ創作論。登場キャラクターがどれも強烈。頑張れロバート。
ショーンオヘイガンの浮遊感漂うサントラが素晴らしい。監督の今後の作品が非常に楽しみ。
監督、ハンプデーの人だったのね。ネットフリックスでマンブルコア監督の新作がたくさん見られて嬉しい。
ジョースワンバーグ。ハンナから変わらずどうしようもない人物像を描く。ベタながら一気見させるスリルがあった。
ミークスカットオフに続く西部開拓時代を舞台にした寓話。今作ははっきりと資本主義、現代国際社会を意識したメタファー、キャラクターが配置されている。
ブラザーフッドの在り方はオールドジョイにも通じる。余韻>>続きを読む
アフリカ系の描かれ方に関する批評が、明確かつ自然に作品に落とし込まれている。ただそんな作品でも東アジア人男性は結局こういうステレオタイプな描かれ方になってしまうんだねえ。安直すぎませんか。残念。
ミッ>>続きを読む
逆ビフォアサンライズ。パドルトンといいこれといい、ネットフリックスでのマークデュプラスはシリアスだな。妻とは付き合っていた頃一度、長いこと別れていたことがある。思わずヒヤッとするような視聴体験だった。
アザゼルジェイコブスらしい家族劇。お伽噺じみた奇妙で端正な映像は見事だが、テーマが不明瞭。
マンブルコアの範疇から、さらに現実的な物語への逸脱。さらっと見られた一方胸に迫るものもあった。
音楽、ダンス、編集全て最高。上映前の田中泯のコメントも素晴らしかった。
ダンスはまだ再生装置を得ていない。あくまでヴェンダースの映像素材としての踊り。
前作から引き続き古典に依拠している。より説明が省かれメタフォリカルかつ難解になっており、ストーリー追いきれず。オディプス王の予習が必要だな…。監督らしい静謐な映像には今回も見入らせられたし、クラシック>>続きを読む
手持ちカメラワンカット長回し、あざとい。春江水暖の横スクロール長回しにも同じこと感じたな。僕は映画が見たいんだよ。曲芸じゃない。
この世のものならぬ雰囲気が漂う幻想的な山村の描写は見事。
バケットリスト・田舎家業引継ぎもの。使い古された題材ではあるが、この系統は何度見ても良いものだ。字幕無しでアイルランド訛りを聞き取るのだいぶ厳しい。
愛と“誠実さ”のバランスに関するビターなコメディ。様々な主体をストーリーに取り込むことで機微を上手に描写している。
あからさまに主演陣白人、脇役有色人種で固めるの本当にどうにからなんのかね。バランスに>>続きを読む
本作で描かれている創作は日々パンを焼くかのような、生活の一部として存在する創作である。侘び寂びすら感じさせる静謐な映像を嫌味なく、ポップに見させてしまうケリーライカート。監督の作品を見るたびに映画が好>>続きを読む
マンブルコアからコロナ禍を通過し、ロバートアルトマンの境地に到達している。バームバック、一皮剥けたという印象。
死の匂いはもう少し仄かな方が好み。明示的に論じ過ぎている。
グダグダ旅行劇。この内容で2時間半撮るロジェ!申し訳ないが中盤は流石にだれて眠くなった。
パリでの都会生活をクソだ、疲れたと皆言い切るのが爽快。
バイクのシーン、あそこで映されているのはもはやイーサンではなくトムだよね。
中年クライシスもの。見るのが10年早かった。流石カールスバーグとツボルグの国、飲酒の描写にかなり寛容である。
マッツの家の内装、落ち着いた北欧モダンでとても良い。
血縁や幸福観への洞察という点において小津の更新を試みる家族劇。安易なジャッジを拒否する作風に好感。
寓話的、メタフォリカル、ミステリアス。ライカート、こんなのも撮れるのか。彷徨い揺らぐ人間、というテーマは一貫している。
淡々とした固定カメラによる日常の描写に、ところどころジャンヌの抱える虚無が顔を覗かせる。その描写の凄味で見せられてしまう。舞台となるアパートも一日中薄暗く、不気味に映る。
これまで昼間の陽光の描写が印象的だった監督が、今度はパリの夜を描く。劇中にロメール"満月の夜"が出てくるのでこのコンセプトは意図的なのだろう。マンションから眺める朝方のパリが美しい。ロメールへの憧憬と>>続きを読む
インドを舞台にしたフェミニズム映画。旅行をしているだけでは分からない伝統的インド社会での男尊女卑の激しさを帰りの機内映画で実感する。
愚にもつかぬ文学談義が続く。信じがたいほどに退屈。
ナポレオンダイナマイト的なゆるいルーザーもの作品。キャラクターが強烈に露悪的に描かれていて流石にちょい引いてしまった。流れる音楽がいちいち良い。
ベタだが悪くはない。アメリカのモーテル、泊まってみたい。
ある女性とそのパートナーの生活が淡々と静謐に、BGMなしで描かれる。美しい北欧の景色と相まって、心洗われる作品に仕上がっている。
構築美を感じさせるショットが頻出するが、これは小津の影響だろう。小津チ>>続きを読む