映画内舞台と映画の境界が曖昧になるような演出が白眉。ジュリエットビノシュの演技を堪能した。ラストシーンの表情よ。
良く出来たロードムービーであり、同時に骨のあるLGBTQ映画でもあった。最近のamazonオリジナルは凄い。
孤独と自由の対比が鋭い。資本主義批判とフェミニズムも加わり、シンプルな話でありながら重層的。映像も圧巻なのでできるだけ大きいスクリーンで見て欲しい。いやはや素晴らしかった。
フィリップのヨブ記のような受難ぶり。ミッドライフクライシスもののブラックコメディとしてかなり楽しめた。ヴァンサンマケーニュの怪演がいつも通り素晴らしい。幻想的な要素も楽しかった。
この監督の最新作"動>>続きを読む
やっぱイタリアの大学も大変なんだな〜〜。ローマに行ったらサピエンツァ覗いてみよ。
祝アカデミー賞ノミネート。聴覚に限らず、失うこととそれを受け入れることに関する普遍的な物語。ラストシーンが静かに胸を打つ。
階上のチェロを聴きながら交わされる会話が素晴らしい。
学部生の頃見たが、全く持ってピンと来なかった作品。今回はトラヴィスが駆り立てられていく様に夢中で見入ってしまった。デニーロはヤバい奴の演技が本当に上手い。ハーヴェイカイテルの役回りも好き。スモークを久>>続きを読む
カラッとした活劇に仕上がっていた。最高。ローグワンより好き。カルリジアンとハンソロのアウトロー感、子供の頃憧れたな。
今後は無理にスカイウォーカーの物語を続けようとしないで、面白いスピンオフを作ってほ>>続きを読む
前半、子供たちを映し出した映像の詩的さに魅入らせられた。後半のジェイランらしい会話劇も悪くないが、前半の映像美の後だと霞む。
ロメール映画に出てくる女子には慣れたつもりだったが、本作のサビーヌは面倒臭いを通り越して完全にヤバい奴である。
これまでの個人の物語がチームの物語に収斂。少々とっ散らかってはいたがエンタメとしてのクオリティは文句なしに素晴らしい。
奇妙な家族旅行を通して描かれる大陸、香港、台湾関係。良く出来ている。是枝を彷彿とさせる静謐さも良かった。
文明と経済成長への批評が軽快に語られる。低予算の荒い映像がどこか不気味ともいえる不思議な味わいを生んでいた。
名前の通りだが、良くも悪くもアメリカ。
D.I.の前半が好きだった。そのD.I.前半的なスケッチがひたすら続く、淡々とした風刺コメディ。快作。
飛行機苦手マンなので飛行機のシーンで思わず共感。その気持ちわかるぞ、スレイマン。
全てのカットが綺麗で建築へのラブレターというのも成程分かる。じんわりと魅入らされた。ヘイリールリチャードの眉毛、好き。
一方その映像美の中でタバコポイ捨てが普通に描写されるのがいかにもアメリカ。いかん>>続きを読む
初シャーネレク。ロメールの爽やかな空気、そしてハネケの語らなさ/不穏さが同居しているような作風。掴み所がないが、これがなかなかどうして良い。一気にファンになってしまった。
またこういうのかよヨルゴス!カフカや安部公房を彷彿とさせる不条理劇。気味が悪いほどの映像美。
スピンオフだし、とスルーしていたけどこりゃ面白い。公開時に3Dで見るべきだった。子供の頃4-6を見たとき、スカイウォーカーの物語だけでなく小物や脇役の作り出す世界観に夢中にさせられた。その脇役たちが存>>続きを読む
散々言われているが、邦題が酷すぎる。勧めちゃいないだろう。
オチのメッセージはいかにも寛容の国、オランダ。
2015年の夏にストックホルムに滞在した時、街中至る所でこの映画のポスターを見た。スウェーデン映画なんてなかなか日本で公開されないし見ることもないのだろう、と思っていた。まさか6年後にunextで遭遇>>続きを読む
終盤のスラップスティックに、初期ウディを感じる。久々に泥棒野郎を見返したくなった。
初恋の脳天に雷落ちたようなあの感じ、が映像化されている。PTAは本当に良い監督だな。
はっきり言ってプロットは荒唐無稽だが、チョウ・ユンファが派手にドンパチやっているだけで謎の説得力が生まれてしまう。ジャケの圧よ。
難解な作品は凄いけど退屈、になりがちだけどこれは二時間半ぶっ続けで見てしまった。面白い。ロスは欲望の街。
ラストシーンのおかしみ、そして色遣いの妙。出てくる女子の面倒臭さに仰け反る。
主人公が住んでるパリ郊外のモダニズム物件、良い。見に行きたい。
研究者の端くれとしては、彼らの窮状に感情移入してしまう。ガイ・リッチー的クライムコメディとしてもナイスな佳作。