シゲキテオレマさんの映画レビュー・感想・評価

シゲキテオレマ

シゲキテオレマ

映画(726)
ドラマ(14)

シルビーの帰郷(1987年製作の映画)

5.0

「君の抱えてる生きづらさは宝物だよ」
そう言われた気になって救われた二十歳かそこら。
未だに僕はこんな夜がくるのをずっと待ってる。待ち続けてる。

転校生(2012年製作の映画)

3.9

「ついてくんなよ」

不用意に傷付かぬよう守りに入らざるを得ない青春。黒い制服に赤のラインがあるかないか。二人を分かつたったそれだけの、決定的な差異。
忘れたくない呆気なさ。

ベイビー・オブ・マコン(1993年製作の映画)

5.0

ドン引きしたよ。おかげで病んだしチャリンコがパンクした。
あまり多くを語りたくないが、冒頭で「時代背景説明してくれて有難いけど、この人どうやって浮いてるの?」と思ってたら、案の定落っこちて傑作だと確信
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劇場版 零 ゼロ(2014年製作の映画)

4.9

むりやり登場させた感つよいマルコメ巫女以外、全てが素晴らしかったと思う。卒業式ってこういうものだし、誰かに四六時中夢中になってしまうなんてそれは呪いをかけられたも同然。
朝礼でぶっ倒れるのに憧れたやつ
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偶然の旅行者(1988年製作の映画)

3.0

強盗事件で息子を失った男が犯人も育ったであろうスラムの女に救われたり、「無礼な奴らばかり」と罵っていたパリで親切な少年に会ったりするの何だかとても真実味がある。世界はいつだって愛しきれず憎みきれない(>>続きを読む

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.7

ドラゴンつーか完全に猫だったけど良かった。
オリジナル版には「このテのジャンルって横溝正史から大して進化しとらんのだな」と思わされたが、こちらはよりハイテク且つスピーディーで今みてもめちゃくちゃ現在っ
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ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女(2009年製作の映画)

2.2

押し花と死体写真の類似はそれなりに不気味。二人が会うまでの方が面白かった気がする。
結局、フェミにもドS男にもウィンウィンな仕上がりになっちゃってるけどそれで良いのんか…?
ラストのリスベットにはがっ
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ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)

4.0

「人生で最良の時期でした」

実録犯罪を描いてはいるが、生きてりゃまだまだ良いことあるかもと思えた。音楽の入り方とかとても気持ちいい。
リチャード・E・グラントが年食ってもウィズネイルみたいで安心した
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花子(2001年製作の映画)

5.0

清志郎のうた(ラフィータフィー ひとりの女性に)が奇跡的なまでにマッチしてる。正しく「花子/知佐 がいれば最高だなんて一言も言ってない」て関係の母娘。メロドラマとは正反対の演出だけど、何かもうステラ・>>続きを読む

鉄男 THE BULLET MAN(2009年製作の映画)

2.2

完全に海外のファンへのサービスとして作られた作品だなー。これ観ればキレイな日本人妻と暮らせて品川ナンバーに息子を轢かれムカっ。例のぷしゃーダンスまで踊れて鉄男になれますよーみたいな。子供用に仮面ライダ>>続きを読む

鉄男 II BODY HAMMER(1992年製作の映画)

3.0

分福茶釜への目配せにインテリジェンスを感じた(回想よい)
男は家庭を持つと筋トレに目覚めるあるあるを自分が実感できる日はくるのか…。
顔芸進化したけど音楽退化しちゃった感。布袋は引っ込んでろ!

鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)

3.9

とりあえず風呂入るの笑った。
キモい電話かかってくるシチュエーションが一貫して好きだなつかもっさんは。
あのゼッケンを格好良いと思わせただけで凄いと思う。

マイ・ブルー・ヘブン(1990年製作の映画)

4.9

ワーナーのロゴをそのまま引き継いだような書き割りの青空が続くOPクレジットからして好き。章節タイトルがスティーヴ・マーティン演じるイタリアン・マフィア口調なのもいい味出してる。
ジョーン・キューザック
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白い暴動(2019年製作の映画)

3.2

「暴動起きたら参加してやる」ぐらいの気持ちになってるので観ました。

パンキッシュなコラージュが堅苦しさを感じさせずgood👍 ブックレットめくってるみたいで楽しい。
ハイライトの10万人を前にした『
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悪夢探偵2(2008年製作の映画)

3.5

明らかに前作より低予算。アップの多さに辟易するも、凝るべきポイントを外さないので自ずとだんだん盛り上がる。より内面的な世界へと踏み込んだ力作。ハンバーグのシーン素晴らしい。
この映画の松田龍平は目玉お
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悪夢探偵(2006年製作の映画)

2.9

トラウマ持ちの探偵と殺人鬼に大ダメージ与えるのが、二人を無理やり引き合わせた刑事(hitomi)の幸せな少女時代の記憶ってのは皮肉が効いていて良い。けどこれ、「LOVE 2000とか言ってる奴にトラウ>>続きを読む

フェアリーテイル(1997年製作の映画)

3.2

フーディーニの脱出術とピーター・パンの舞台に拍手を送る大勢の人々。暗い時代に希望を与えるエンタメの偉大さに感動してしまう。素晴らしいオープニング。
妖精写真のトリックを仄めかしながらも、ふたりの少女を
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上海ブルース(1984年製作の映画)

4.5

終始ドタバタしており楽しいのだが、若干すべっていると感じる箇所もなくはない。しかし、それを補って余りあるチャーミングな作品。
特に上海ブルースが流れる2シーンは、音楽には世界を一変させる力があるという
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秋のマラソン(1979年製作の映画)

3.5

誰一人成長しない事に何だかホッとした。
ベリーショートにする(される)タイミングが完璧。

伝説のワニ ジェイク(2002年製作の映画)

5.0

世間が別のワニに沸いている中、懐かしく思いポチってしまった。安っぽくて胡散臭いのに愛おしくてたまらないフェイクドキュメンタリーの傑作。
目撃談に併せて挿まれる山村浩二の驚異的アニメーションも然る事乍ら
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充たされた生活(1962年製作の映画)

3.8

一人暮らしを始めたばかりの女性の生活をこっそり覗いているような愉しさがあるなーなんて思っていたら、カーテン閉められてぎくっ。
『彼女と彼』並みに素晴らしい女性映画! ってテンション上がっていたのだけど
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ゴンドラ(1987年製作の映画)

3.5

過大評価が過ぎると思うのだけれど、真夜中の清掃車など忘れ難いイメージがあるのも確か。特に、少女が棄てられてしまった文鳥の死骸を探し出す姿を捉えた長回し〜そのあと駅で青年と再会を果たす迄の流れはとても良>>続きを読む

ザ・ビーチ(2000年製作の映画)

2.9

アポカリプスなう
嫌いじゃない。新たな闖入者の姉ちゃんと目が合って「シャー」とか言うとこ最高でした。何ならあそこからもっと人間性喪失して欲しかった。写メもらって喜んでる内は楽園なんか行けないって。

黒い乙女A(2019年製作の映画)

3.4

かなりの時間を答え合わせに費やすのだが、見せ方が上手いので割と飽きない。かつてのイケメン俳優・和田聰宏が情けない役どころを頑張っていた。
憐れな少女の誇大妄想を具現化する務めは果たしてくれたので概ね満
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黒い乙女Q(2019年製作の映画)

3.4

ブランコの揺れに合わせてヒロインの膝だけがフレームインしてくる2カット目からもう何か気持ちが悪い(口笛のメロディがボレロなのも)。
安藤なつを起用しておきながら彼女にウケを期待せず、完全にただの不気味
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世界の終わりのいずこねこ(2014年製作の映画)

4.3

動画のコメント群をこんなに愛しく思ったことは無い。地球滅亡を目前に控えた配信少女の全力パフォーマンスと熱を帯びて行く書き込み。エモくて切なくて頭がクラクラした。
いずこねこの終わりは世界の終わり。そん
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架空OL日記(2020年製作の映画)

3.3

一応最後に大オチととあるリアルなサプライズが用意されてはいるものの、見事なまでにドラマ版と同じノリだった。深夜ドラマの続きをわざわざスクリーン借りて視聴したような背徳感あり。贅沢といえば贅沢。
やはり
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花火思想(2013年製作の映画)

-

「(不要と判断されたバンドメンバーに)ケンジがいなかったらパチンコばっかり打ってたよ」
口下手で掴み所のない主人公がはっきり物言う瞬間がイイ。
才能って何だよざけんなみたいな青い憤りがスパークしており
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劇場版 のんのんびより ばけーしょん(2018年製作の映画)

3.4

挨拶で始まり挨拶で終わるほっこりな円環構造。劇場版、もといばけーしょんであっても相も変わらぬテンション。いつもの面々大集合。その安心感たるや。
夜中にカップ麺食う/食わないだけであんなに面白いやりとり
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劇場版ごん GON, THE LITTLE FOX(2019年製作の映画)

4.0

罪悪感からくる幻聴なのか、
「お前のせいだ」と虫たちが話しかけてくるの恐いし凄いアイデアだ(ちょっとカオナシっぽい)。
硬そうな人間の皮膚、ふっさふさのごんetc.素材の違いが際立っていてイイ。光の加
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銀河鉄道の夜(1985年製作の映画)

3.4

銀河鉄道での一連は図書館でDVD借りて見た藤城清治の影絵劇の方が好みなのだが、「せめて美しい夢を見てほしい」と願わずにはいられないネオレアリズモな前半は完璧(ジョバンニ絶対すでに鬱!)
「〜が死ねばよ
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ねじ式映画 私は女優?(1969年製作の映画)

4.9

吉田日出子が所属していた劇団(自由劇場)を抜けたらしい。シーンの始めに1分間とあれば1分で、5分間とあれば誰かが話し途中であろうとカッチリ5分で終わる過去の記録映像を映画は淡々と映して行く。
すっかり
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いのちの紐(1965年製作の映画)

4.9

逆探知プロのおっさんから青姦寸前だったカップルに至るまで、数えきれぬ程多くの人々が赤の他人を救うため駆けずり回っていた。当の本人がつくづくダメ人間であろうと待ったなし。止まる所を知らない圧倒的ヒューマ>>続きを読む

ソン・ランの響き(2018年製作の映画)

-

実はインテリの出とかにしない方が感動的な話になっていたような気がするのだが、叶わなかった芸能への憧れが素地になってるので惹かれてくのすんなり理解できて良かった。
無知なのでずっと京劇だと思って観てまし
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おばけ(2019年製作の映画)

4.0

途中の「これで賞くれなかったら、もう映画作るの辞めますからね」みたいな審査員への脅し(にしか見えない)はどうかと思ったけど良かった。これだけ作家してる監督をえんえんと認めないのはやはり間違っている。>>続きを読む

秘花(1971年製作の映画)

3.0

およそ10年前、未だ台風被害により復旧の目処が立っていない川崎市市民ミュージアムで観てえらく感動した作品。なのだが哀しい哉、今の自分にはあまり響かなかった。
自ら進んで死ぬなんて事は生半可な気持ちでは
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