パンガ・ポンがアシュリンに変身するのかと思って観ていたら全く別の生き物だった。
カートゥーン調の画風が作中で出てくるどの景色にも合っていないと感じてしまうのは100%好みの問題だけど、他の人が書いてい>>続きを読む
濃い霧に包まれた森を小さなハリネズミの背を頼りに歩く。ハリネズミの名はヨージック。霧の隙間から美しい白馬が顔を出せば観客はヨージックと一緒に唾を飲む。姿のない犬の鳴き声が近くで聞こえると観客はヨージッ>>続きを読む
水墨画と浮世絵を取り入れて描かれる美しい二羽の悲喜劇。「コントかよ!」って笑いながら見れる内容ではあるけど、アオサギとツルの二羽が死ぬまでずっとああやってるのかと考えた途端一気に悲劇になる。
途中、花>>続きを読む
動物たちが家を行き来する場面での枠を使った空間表現がすごく面白い。漫画のコマみたいな。
壁画と切り絵アニメの親和性がすごい。パーツパーツで動いてるというか、いい意味で動きに制限がかかっていてそれが壁画というモチーフにすごく合っている。
カタツムリのシーンで軽率にルネ・ラルーを思い浮かべた>>続きを読む
動くロシア・アヴァンギャルド。特集上映最初の一編にして他の作品とは全く雰囲気が違う。あとからパンフレットを読んで知ったけど監督のデビュー作だったのか。映像はかっこいいけど象徴的過ぎて馬鹿には難しかった>>続きを読む
タイトルが示すとおりアニエス・ヴァルダの目を通して描かれたジェーン・バーキンのドキュメンタリーであり、過去の話や二人の夢想劇を交えたプライベートフィルム。肖像画。
現代アート的な映像の魅せ方は眺めてい>>続きを読む
最初から最後まで馴染みのない宗教の設定が詰め込まれまくったオカルトホラーではあるけど、その途中途中でミステリーの要素だったり、動物パニック的な展開(イナゴ戦)が用意されていたおかげで最後まで楽しく観る>>続きを読む
ティム・バートン監督の作品は実写 アニメを問わずどれも大好きだけど、キャラクターや世界観を重視しすぎるあまりに肝心なストーリーが弱いという印象を持っていたので今回は良い意味で裏切られた感がすごかった。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
不幸にも顔面もろに火傷を負った元美少年が美しかった頃の自分そっくりな人形を作り上げて、それからの二十年間をずっと壁の向こうで死人として過ごしていたのかと思うと胸が苦しくなった。
物語の後半、遂に人形>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「総支配人の話を聞いて分かった。みんな一人の人間だったんだ。そして僕を愛してる。全員同じ人物なんだ!君と僕以外……この世界に僕と君しかいない!」
夢の中でリサに語ったこのセリフが示すように、アノマリ>>続きを読む