aiさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.5

トーキングヘッズを知らずに観たのはかなり無謀だったけど、それでもショーの完成度の高さに感動した!一つ一つの動きがめちゃくちゃ計算されてるし、歌も上手い…!メッセージ性もあって良い。観客席からは見えない>>続きを読む

1秒先の彼女(2020年製作の映画)

4.0

写真を撮る時シャオチーは必ず目を閉じるのに、なぜかバッチリ目を開いた写真があった…この謎が解けた時、あまりの力技に笑ってしまった。DJモザイクと絡むシャオチーも可愛い。失踪した父親と、シャオチーの消え>>続きを読む

モータルコンバット(2021年製作の映画)

3.5

ゲームは未プレイなのでデカい爬虫類とかいきなり出てきて戸惑ったけど、あれは原作に忠実なんですね?修行シーンがグダグダな割に2回目の戦闘がサクサクだったり、魔界側があまりに汚すぎたり、そんな話でいいのか>>続きを読む

Arc アーク(2021年製作の映画)

4.0

冒頭のダンスや儀式など、身体表現が素晴らしい。若さによる美と、死体による美の対比。永遠の不老を選択できる時、人間はどうするか。そして、その選択を与えられなかった人、しなかった人たちはどうなるのか。リナ>>続きを読む

戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

3.5

想像以上にエグい話だった…。本職俳優ではない坂本龍一やビートたけしの演技が凄い。役が憑依している。セリアズが英雄的な行いをするのは、過去に大きな過ちを犯した後悔があるからで、死に急ぐのはこの先もずっと>>続きを読む

クルエラ(2021年製作の映画)

3.5

「101匹わんちゃん」は未見。犬の皮を剥いでコートにするような悪役をどうひいき目に見たら擁護できるのか…と思っていたけど、とても上手く説明されていて、なるほど〜!と膝を打った。頭いい!70年代ファッシ>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.0

ハッチが覚醒するまでの前振りが長くてちょっと退屈だったけれど、後半からめちゃくちゃ面白い。「こんな殺し方があるんだ〜!すご〜い!」とキャッキャしてしまう。殺人依存症を笑えない。みんなハッチの話を聞いて>>続きを読む

グリーンランドー地球最後の2日間ー(2020年製作の映画)

3.0

隕石で地球がボコボコにされるところが見たかったのに、前半はひたすら愚かな人間同士の争いが続くので辛かった…。ノアの方舟って相当、慎重にやらないと無理な計画だよね。終盤になってやっと観たかった展開になっ>>続きを読む

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.0

映画プロデューサーと監督の仕事とは何なのかがよく分かる。映画作りの苦労や、映画を面白くするためのテクニックなど、映画好きなら知って楽しいネタがたくさん。自信を持てなかった人たちが追い求めていた物を見つ>>続きを読む

ジェントルメン(2019年製作の映画)

4.0

やっぱりガイ・リッチー監督作品大好きだな〜。男性が魅力的に見える表情や衣装を熟知している。登場人物が多いくらいで割と普通の話なんだけど、時系列をいじることで複雑に、かつ面白く見せている。映画的に盛り上>>続きを読む

カムバック・トゥ・ハリウッド!!(2020年製作の映画)

3.0

映画は監督と俳優だけでは作れない。お金を集め、人を集めるプロデューサーがいないと映画は作り始めることもできない。映画制作の舞台裏を覗き見ているようで楽しい。映画のためなら魂も売る老プロデューサーをロバ>>続きを読む

アオラレ(2020年製作の映画)

3.0

主人公のだらしなさについて詳細に徹底的に描き、加害者がどれほど悲劇的な目に遭ったかを説明することで「主人公も落ち度があるし、この殺人鬼は実はかわいそうなのでは?」という演出になっているが、実はそれは物>>続きを読む

コンティニュー(2021年製作の映画)

3.5

死んでは生き返って強制的に戦闘させられる主人公をレトロゲームのキャラになぞらえたのは面白い。クセが強すぎる敵キャラとのバトルも楽しい。「パームスプリングス」の主要キャラを全部一人でやってるようなシナリ>>続きを読む

ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ怖かった…。ノーラン映画を観ているかのような、時系列ごちゃごちゃのサスペンスのようだった。「信頼できない語り手」が自分だったら…。これは現在親を介護している人には辛すぎてオススメできない。>>続きを読む

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃキモかった…モザイク有りとは言え衝撃的な内容が続くので、性暴力シーンが苦手な人は要注意です。本当は実際の12歳に見せて参考にしてほしいけど、内容がキツすぎて子供にはオススメできない…けれど>>続きを読む

フロッグ(2019年製作の映画)

4.0

2本分の映画を観たような濃密さ。前半の家族の仲違いを退屈そうに見てたのが吹っ飛ぶほどおぞましい真実。スリルに飢えたヤベー奴vs正真正銘のヤベー奴…と思ったら二転三転!でも、ちゃんと伏線は張ってあるし、>>続きを読む

フィールズ・グッド・マン(2020年製作の映画)

3.5

初めは些細なものだった。次第に自分のキャラがある掲示板で頻繁に使われるようになり、非モテやギャルが取り合ったりするのを傍観してたら、やがて暴走を始め、ネット上の「ミーム」が現実とリンクするようになり…>>続きを読む

ザ・バッド・ガイズ(2019年製作の映画)

3.5

けっこう登場人物が多いし、説明不足な部分も多いと思ったら、ドラマの映画化だったんですね。ピンチになったらマ・ドンソクの腕力がドカンドカンと解決してくれるけど、韓国映画らしくエグい暴力シーンもあります。>>続きを読む

水を抱く女(2020年製作の映画)

3.5

水の精霊であるウンディーネについての知識が無いとちょっと理解が難しい部分もあるかもしれない。知らなくてもなんとなくは分かるけれど。本来魂を持たないウンディーネは人間と結婚することで魂を得る。あの夜の電>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.5

永遠に繰り返される同じ日。何をやらかしても1日経てばリセットされる。死んでもリセットされる。失敗を恐れずやりたい放題できるワケだけど、たとえ誰かと親密になったとしてもリセットされてしまう。そんな日々を>>続きを読む

ガールズ&パンツァー 最終章 第3話(2021年製作の映画)

3.5

第1話と第2話見てないのに、黒森峰vsプラウダが目当てで観てしまいました。ストーリー分かるか不安だったけど、最初から最後まで戦車戦ぎっしりだったので割と大丈夫でした。めっちゃ気になるところで終わったか>>続きを読む

21ブリッジ(2019年製作の映画)

4.0

警官の現場判断で犯人を射殺することの是非。主人公は「理由があるから犯人を射殺した」と言う。どんな理由であろうと、裁判を経ずに射殺=死刑を執行してしまうのは野蛮ではないだろうか。そう思いつつ映画を観てい>>続きを読む

モンスターハンター(2019年製作の映画)

3.0

ゲームは未プレイだけど、モンハンってこんなに怖いゲームなんですか…?倒せっこないモンスターがガンガン襲ってきて泣きそう。あと、モンをハンするまでの前置きが長すぎるし、バディ成立するまでの経緯もすごく無>>続きを読む

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.5

殺人鬼は当然悪いヤツだ。しかし、実は普通の人々も日常の中で悪事を働いている。ミリーが日々受けている脅威…いじめっ子、運動部の男たち、パワハラ教師…彼らは彼女の人格を否定し、攻撃してくる。彼らが酷い目に>>続きを読む

アンコントロール(2020年製作の映画)

3.5

アメリカでBLM活動の発端となったジョージ・フロイド事件を彷彿とさせる冒頭。舞台はデンマーク、被害者はイスラム系移民だが、構図は全く同じである。差別的な言動が多いマイクに比べるとイェンスは穏健派のよう>>続きを読む

サタニックパニック(2019年製作の映画)

4.0

全然期待してなかったのにめちゃくちゃ面白かった!クズしか出てこない冒頭にウンザリしながら観てたら、そこから怒涛の展開に!呼ばれてないのに来ちゃった処女ことサムの運命はいかに!?ホラー映画あるあるを詰め>>続きを読む

MISS ミス・フランスになりたい!(2020年製作の映画)

3.5

ミスコンはスポ根だった!?アレックスがボクサー仲間から勝者のメンタルを叩き込まれ、その結果、我が強くなりすぎて失敗してしまう流れが面白かった。主人公を演じたアレクサンドル・ヴェッテルの自叙伝かと思うほ>>続きを読む

デンマークの息子(2019年製作の映画)

3.5

前後編ある映画をいっぺんに観たような密度で、かなりエグい…。ちょっとだけ未来のデンマークだが、日本も他人事ではない。主にイスラム系の移民を徹底的に排除するという公約を掲げて立候補した政治家。ネオナチが>>続きを読む

旅立つ息子へ(2020年製作の映画)

3.0

自閉症の息子ウリをおはようからおやすみまで世話し続けるアハロン。ウリの世話が出来るのは自分だけと思い込んでいる彼は、明らかに共依存だ。共依存がなぜダメなのか、なぜウリを施設に入れなければならないのか、>>続きを読む

ファンタジア(1940年製作の映画)

4.0

ミッキーが魔法使いの弟子になることしか知らずにみたら、それは壮大な本作のほんの一部だったことを知って驚いた。まず、映画はお馴染みのシンデレラ城ではなくフィラデルフィア交響楽団が席につくところから始まる>>続きを読む

ナタ転生(2021年製作の映画)

3.0

主人公が覚醒するために誰かが犠牲になる展開はもう見飽きた…というか覚醒させるための生贄にしか見えなくて冷めてしまう…。ナタがあんなに嫌われてる理由も終盤になるまで謎だし、ナタと主人公が一つになるキッカ>>続きを読む

夏時間(2019年製作の映画)

3.5

夏休みに田舎のおじいちゃん家で過ごすの、私も実際そうだったからよく分かる。きょうだい喧嘩もあるあるだけど、身近にきょうだいがいるというのは心強いものだ。そして、いつも一人で過ごしているおじいちゃんは、>>続きを読む

きまじめ楽隊のぼんやり戦争(2020年製作の映画)

3.5

直角に曲がる歩き方、棒読みのような台詞回し、とにかくクセが強い。9時5時で終わる戦闘に緊迫感はまったく無いが、それでも人は死ぬ。誰が始めたかも分からない戦争を疑問も持たず日常に組み込んでいく人々。記憶>>続きを読む

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.0

シアタス心斎橋で鑑賞。人間のようで人間でない、奇妙な言葉を喋るキャラたち。様々なピンチを乗り越えながら広大な地下世界をさまよう主人公。スチームパンクのようなデザインと、キモカワなクリーチャーがハマって>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

3.5

リアル農家の方が観るとかなり辛いので覚悟してください…。自分の夢のために、妻に黙って家と土地を買う夫。この時点で既に破綻の予感が漂う。あらゆる困難が家族に降りかかる。しかし、彼らに必要なのは結局、安定>>続きを読む

トムとジェリー(2021年製作の映画)

3.0

漫画でやると笑える表現を実写でやると洒落にならなくて…終盤の大惨事は胃が痛かった。主要キャラの倫理観がヤバすぎなのも辛い。そう言えばジェリーってネズミだった…ホテルと相性悪すぎる。けれど、動物すべてを>>続きを読む