いはんさんの映画レビュー・感想・評価

いはん

いはん

陰陽師0(2024年製作の映画)

3.6

可もなく不可もなく。
なぜこの映画を見たかって?
このど田舎にはこの時期、これがベストチョイスになるくらい選択肢がないのだよ。

セブン・サイコパス(2012年製作の映画)

4.0

さて、今日も今日とてコリンファレルの沼から抜け出せない私は、なんの迷いもなくコリンファレルの未鑑賞作品をクリック。マーティンマクドナー監督(この監督、コリンファレル好きすぎな!)で、サムロックウェルも>>続きを読む

S.W.A.T.(2003年製作の映画)

-

ああぁぁぁ、なんという事だ。
コリンファレルは死ぬほどイケてて、激アツなのに、話がグジャグジャすぎるぅ。なんやねんこの映画とコリンファレルかっこ良すぎるからもっとこっち見てという気持ちが頭の中で闘って
>>続きを読む

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

4.2

“Trees in the city, and garbage in the forest. What’s the big difference, you know.”

観ている間に好きの気持ちと悲
>>続きを読む

オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)

3.6

トムハンクスとビルマーレイのどっちかをパパに選ぶ権利がもしあるとするならば、絶対にビルマーレイを選ぶだろうなと、訳がわからない事を考え続けた。 

ビルマーレイが居ないと成り立たないプロット。こんなに
>>続きを読む

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.3

“天国じゃ、みんな海の話をするんだぜ”

いい映画を作りやがったな!!
余命少ない二人が海を見に行く、それだけの話。それだけの話が、観る人の心を揺さぶる。悲しくならないように、ブラックユーモアがたくさ
>>続きを読む

マイアミ・バイス(2006年製作の映画)

4.0

シュガーのコリンファレルがかっこ良すぎる。更新を待ちきれずに彼が出てる映画を探しまくる日々、辛いぜ。

ヒートの監督なのでどうしても比較してしまうが、比較するとどうしても人物内心劇のなさが目立つ。でも
>>続きを読む

アウトフィット(2022年製作の映画)

3.8

マークライランスって、純朴そうな瞳を持ってるのに、全体を見ると不気味さが漂う不思議な俳優。矛盾を一身に抱えていること自体、俳優としてはかなり優勢があるのではないだろうか。

ベターなプロットだけれども
>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.1

“もし”は言葉でしか存在しなく、私たちが生きる現実には存在しない。あの時こうしてたら、あーしてたらと思っても、実際にそんなことを自分は何度同じ道を踏んでもしないのだろうと、内心ではわかっている。それを>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.6

最近のウェスアンダーソンの映画は、ひどく退屈に感じる。形式は映画を経るごとにそのクオリティが高くなっているが、ストーリーは徐々につまらなくなっている。形式を大切にすることは、映画を作る一つの方法だけれ>>続きを読む

名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

3.5

そろそろコナン映画の季節がやってきましたね。原作は読まないが映画はそれなりにちゃんと観に行ってる勢なので、心の準備期間に入ります。昨年は哀ちゃんファンとして、不満が溢れる映画鑑賞となってしまいましたが>>続きを読む

カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.5

びっくり程の詰まらなさ、これぞDaddyの無駄遣い。主人公の淡々とした語りが続く。代わりとなる儀式感もなければ、起伏のある物語もない。何を持って観客を楽しませるつもりだったのだろうか。楽しませてくれな>>続きを読む

ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.2

イチ映画ファンとして、映画への最低限のリスペクトとしてどんな映画でも一応は最後まで観るということをモットーにしてる。だから、最低限のリスペクトだけは果たしてきた。

なんというか、別にこの映画がびっく
>>続きを読む

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.7

あなたは、生活から何を見出せるの?
日々繰り返されるたわいも無い日々に、私たちは夢を、希望を詰め込む。そうして気づかぬうちにその夢や希望はそっと私たちの側にやってくる。自分の描く人生ーbig fish
>>続きを読む

我、邪で邪を制す(2023年製作の映画)

3.9

こんな事を言うのは憚れるのだが、超絶スッキリさせられるシーンがございましたね。観た人なら全員分かる。

そのシーンについて、考えた事を少し書き出してみる。尊者が死んでなお、信者らは”信じる”事をやめず
>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.4

“Power over spicy is power over all.”

救世主に仕立て上げられていくポール。力というのは所属が曖昧である。自分の中から湧き出き出るものなのか、周りから押し寄せてく
>>続きを読む

ロニートとエスティ 彼女たちの選択(2017年製作の映画)

4.0

“If God wishes to punish me, so be it; that is His right. But it is my right to disobey.”

3人の描き方が素晴
>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

3.8

正欲、性欲、生欲。
『死にがいをもとめて生きているの』という浅井リョウの本がなかなか好きだったもので、その後の著書は一通り読んだ。だからなんだという話ですが、この原作もザ浅井リョウという感じだったなと
>>続きを読む

ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.8

素敵な話だし、素敵な映画。
現実はもっと厳しいものだろうけど、こういう夢のような素敵なことが起きてると映画の中では信じたい。

私はねこういう人たちに憧れてしまうのよ。自分は結果史上主義から抜け出せず
>>続きを読む

エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

-

自分の中の小人が喧嘩してる。
エクスペンダブルズの皆が好きすぎるから見れただけで嬉しい自分と、なんだよこの反転がド下手で、キャストの使い方がクソ下手な映画はとディスってる自分がいる。とりあえず前3部で
>>続きを読む

Dream Scenario(原題)(2023年製作の映画)

3.6

ケイジニコラスが最近ちゃんと普通の映画に出てる、というかA24の映画に出てる、オーマイゴッド。でも、夢にケイジが出てくるなら若かりしの、仔犬のような目をしたケイジであって欲しかった。胸毛がどんなに濃く>>続きを読む

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.6

クリスチャンベールって、ウェールズの出身なんですね、という豆知識を得た映画(自分で調べただけ)。相変わらずというか、昔からすごい演技力だなと驚嘆したけど、映画そのものは好みではなかったな。

なんてい
>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.8

Poor things観てからずっと見なければと頭にはあったけれど、身体が気持ちについていけてませんでした。

Who was and who is the favorite?
権力を持つもの純粋に愛
>>続きを読む

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.5

この映画が与えてくれる全ての一瞬が好き。
二人が見つめ合う瞬間も、二人が相手の存在を感じる瞬間も、二人が触れ合う瞬間も、二人が環境に溶け込む瞬間も、そして二人が別れる瞬間も。後作を知っている私たちは、
>>続きを読む

あなたは私の婿になる(2009年製作の映画)

3.8

ウリgrandma、ノムイェポ!!!!!!
私もこんなおばあちゃんになりたいでござんす👵

ラブコメって素敵なジャンルだなとつくづく思います。愛も笑いも与えてくれるなんて、良いんですかこんなに貰っちゃ
>>続きを読む

ミニミニ大作戦(2003年製作の映画)

3.8

シャーリーズセロン様☺️
最初から最後まで目の保養ありがとございました。というかこの映画、私の大好きな人たちが集まってる。ノートンやらステイサムやらでどこに目を向ければ良いか笑

話は、ちょーっとはち
>>続きを読む

プリシラ(2023年製作の映画)

3.5

こんなにも全身が戦慄立ち、気持ち悪いと脳が信号を送ってくる映画は久しぶりでした。意図的にそのような映画にしているのならば、それは天才的な出来だったと思う。映画は上出来たが、これ以上高い点数を出せません>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

ぬああああ、なんだこらぁ(いい意味で)!!!
ヨルゴスランティスモだから元から構えて望んだのに、私の脆弱な盾など一瞬で木っ端微塵にされた気分。白黒の世界から色彩溢れる世界になる。使い古された感じのトラ
>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.1

私たちは一生を、自分たちの選択が及ぼす結果に対して責任を取るというサイクルの中を永遠と回っている。逃れようのないサイクルの中で、受動的にであれ能動的にであれ、代償を払い続ける。誰も、自分の代わりにはな>>続きを読む

冷静と情熱のあいだ(2001年製作の映画)

3.5

原作と映画を混ぜるな、混ぜるな、混ぜるな、と繰り返し自分に言い続けたが、もう遅かったです。私の脳内は、江國香織と辻仁成の紡ぎあげた美しく、儚く、冷静と情熱の間を駆け回る物語でいっぱいだったので、そこか>>続きを読む

希望のかなた(2017年製作の映画)

4.0

タイムラインに絶えず流れてくる『枯れ葉』のレビュー。私だって観たい、、、でも田舎に枯れ葉をやってくれる映画館なんて。こういう時、無性に関東に帰りたくなる。文化的サービスに困ることのない場所でしたね。>>続きを読む

レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

5.0

マドンナのLike a Virginから派生される一連のbullshitから華麗に始まる私のオールタイムベスト映画。いつかこの映画をスクリーンでという思いは、いつも何処かにありました。

こいつ、本当
>>続きを読む

藍宇(ランユー) 情熱の嵐(2001年製作の映画)

3.8

今年は中国映画いっぱい観るぞという思いを胸に、前々から気になっていたけどなかなか手をつけれなかった作品たちに少し”強制的”向き合うことにした。

映画における成功の要素の一つに、キャスティングがあると
>>続きを読む

クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男(2019年製作の映画)

-

もう言うまでもないが、好きです。
本筋ではないが、ティムロスの喋り口調、アクセント大好き人間として、このドキュメンタリーのティムロスはマジで最高だった。

クエンティンの作る映画は、どの瞬間も細胞を刺
>>続きを読む

四月物語(1998年製作の映画)

4.0

“先輩有名だったから。”
“うそ?”
“私には。”

初恋や青春を撮らせたら間違いない岩井俊二。少しだけ真意を隠したような会話や行動が、後から思い返すととてつもなくキュンとする。短い60分の中に、この
>>続きを読む

シャドウプレイ(2018年製作の映画)

4.2

ロウイエの映画を観なければならないと思ったのは、どこかで目にした彼のインタビューのお陰である。”Censorship makes Chinese local audience a second-tie>>続きを読む

>|