天才科学少年と彼が創りだした人造人間の少女が織りなす物語。
作画から映画『メトロポリス』、ストーリーから映画『告白』を想起させられた。
行動学習をしていく日常パートは興味深く観れたが、自我を持ち始>>続きを読む
ボクシングを通して幼馴染の関係を描いた話。
ボクシング映画が、復讐心をキッカケにロードムービーに転調する展開が面白い。
抱えたハンディを、決して卑屈に捉えない演出に好感。
どこか北野武監督作『キ>>続きを読む
古ぼけたベンチを舞台に、人々の何気ない日常を切り取ったオムニバス長編映画。
殆どベンチを中心とした構図の撮影であるにも拘らず、会話の面白さと俳優の演技で引っ張る。
ある意味、舞台を観ているのに近い>>続きを読む
沖縄と東京を舞台に20年の時を超えて織りなされるラブストーリー。
“カセットテープ→MD”に置き換えた、令和版『世界の中心で、愛をさけぶ』な趣。
ベッタベタな話に、ツッコミどころのある時代考証。>>続きを読む
型破りな授業で子供達を全国トップの成績に導いていく教師の話。
平たく言えば、メキシコ版『3年B組金八先生』。
“子供に学ぶキッカケを与え、後は見守る”という姿勢に共感。
奇を衒うことの無いストレ>>続きを読む
フィッシング詐欺で騙された知人の復讐に燃える養蜂家の話。
登場人物全員にケンカを売っていくスタイル。
ジェイソン・ボーンを彷彿とさせる、バイオレンス色強めの多彩なアクション。
やたらと規模が大き>>続きを読む
前作に比べて格段に進歩したCG技術、とりわけ実写との合成による効果が目覚ましい。
妙にオカルト染みたストーリーも、今となっては受け入れ易い(公開当時は微妙だった)。
イリスが雲の上に出現するシーン>>続きを読む
ストーリーが前作と続いている点が良い。
96年公開とあってか、地下鉄サリン事件や阪神淡路大震災、CG及びインターネット黎明期を反映した内容になっている様な気がする。
レギオンのデザインが秀逸で、怪>>続きを読む
怪獣映画史を変えた90年代を代表する一本。
ガメラが飛翔するシーン、ギャオスが東京タワーの上で佇むシーン等、1つ1つのカットがしっかり作られているから、今観ても全く遜色無い。
エンドロールの【夏木>>続きを読む
今年最初の劇場鑑賞は、文壇を舞台に不遇な新人作家の逆襲を描いたコメディ。
ツッコミ所が多く、時代錯誤で、長〜いコントを見ているよう。
でも、ソコが良い!
のんさんをはじめとする俳優陣のノビノビした>>続きを読む
平凡な日本の家族像をユーモラスに描いたアニメ。
今年最初の1本は、私がジブリ関連で1番好きな作品をチョイス。
4コマ漫画をベースにしているため、どこから見ても楽しめるのが、本作最大の強み。
作画>>続きを読む
ある殺人事件に関する裁判で陪審員をすることになった男の話。
イーストウッド版『十二人の怒れる男』という趣。
分かりやすい陪審員制度の説明、展開と共に明らかになる意外な人物設定が秀逸。
「完璧な人>>続きを読む
映画好きな高校生の奮闘を描いた青春ドラマ。
主役のキャラ設定が絶妙で、トラウマによる情緒不安定な思春期の青年を丁寧に描出。
映画はあくまでも世界の一部に過ぎず、良くも悪くも人生を変えるのは他者との>>続きを読む
若き日のムファサ王とスカーの兄弟の絆を描く。
キャラデザが似過ぎて、判別困難。
心情表現や場面転換が、中途半端。
動き過ぎるカメラワークや激しいカット割りに、観ていて疲れる。
脅威的な映像も、>>続きを読む
ダンス大会優勝を目指す若者達を描いた青春ドラマ。
ストーリーはシンプルに、ダンスを魅せることに特化した構成。
“面白ければ何でもアリ”な演出は、唯一無二と言える楽しさ。
社会問題に触れ、祖国への>>続きを読む
シリーズ第3弾は、悲しい過去を抱えた者達との対決。
CGを巧みに使ったビジュアルやアクションは勿論のこと、新キャラクターの背景が丁寧に描かれるため、物語にも深みが感じられた。
音速のバトルは胸熱で>>続きを読む
『ロード・オブ・ザ・リング』の前日譚を描いたアニメーション。
前半のお家騒動がとにかく退屈で、LotRらしさが出てくるのは後半から。
要所要所で面白い画作りはされているものの、肝心な展開が唐突過ぎ>>続きを読む
カタルーニャで桃農園を営む大家族の夏を描く。
ドキュメンタリーを観ているような錯覚を起こすほど自然な演出が秀逸。
ただ途中、話が本題から逸れ過ぎている気が…。
ラストも衝撃的というより唐突な印象>>続きを読む
日本の公立小学校に通う児童の学校生活を追ったドキュメンタリー。
時代は変わっても、自分が小学生だった時とそれほど変わっていないという印象。
また、客観的に映される子供達を見て、「大人にとっては何で>>続きを読む
ホームレス3人組が捨て子の親捜しに奔走する話。
いつの間にか【クリスマス映画】扱いされている本作。
ご都合主義な展開だが、ほぼ全編ご都合主義が貫かれているせいか笑、ツッコむ気は起こらず。
20年>>続きを読む
他人の夢をスキャンすることが出来るというセラピー機器を巡る話。
今や映画『インセプション』の元ネタとして有名な本作。
現実と夢、理解と不理解の境界を彷徨うイマジネーションの洪水。
時代の変遷(も>>続きを読む
休職中の女性が幼馴染の新居を訪れる話。
メイキング(リハーサル)+本編という内容。
メイキングの途中に本編を挿入するという試みはユニークだが、メイキングが長すぎて作品に対する興味が薄れてしまうのが>>続きを読む
グランピング場設営計画に関わる人々の動揺を描く。
序盤の実験的な撮影、後半になってその意図が分かる展開。
“こういう人がいてくれたら…”と思う人が出てくる意外性。
本音を態度で示したであろう、衝>>続きを読む
一見仲のよさそうな一家の住む農場を訪れる家族の話。
オリジナルは未見。
決してサイコパスではなく、気さくだがどこか押し付けがましい「こういう人、いるよね?」と思えるキャラクター造形が秀逸。
(マカ>>続きを読む
素手で猛獣を倒すほどの身体能力と五感を手にした男の話。
序盤の展開に説得力が乏しいのと、全体的にビジュアルが地味であることは否定出来ず。
ただ、人物関係やアクションの見せ方に工夫があって飽きない。>>続きを読む
“首なし”連続殺人事件とそれを追う捜査官の話。
ハロウィンに見ようと思っていたら、いつの間にかこんな時期に(笑)
コスプレ要素の少ないデップと、独特の表情を浮かべる騎士の亡霊を演じるウォーケンが対>>続きを読む
エイリアンの音楽バンドが誘拐される話。
原色ギラギラでも品格を感じる作画。
セリフもSEもほぼ皆無だが問題無く理解出来るし、何より松本零士&ダフト・パンクの世界観には野暮というものだろう。
どん>>続きを読む
続編は、コロナ禍云々は少しだけで、基本的には前作のその後を同様の構成で描く。
CGを多用した視覚に訴える演出により、エンタテインメント性が若干強くなった印象。
SDGsや代替食品、移民による労働者>>続きを読む
アメリカの食品産業の裏側に迫ったドキュメンタリー。
スーパーに並んだ多くの商品も、関与しているのは一部の大企業と穀物だけという実体。
加工食品が生み出す感染症や糖尿病等の人的被害。
2008年公>>続きを読む
シリーズ第3弾は、クリスマスを舞台に巻き起こる惨劇。
前作までは恐怖演出も緊張感もそれなりに冴えていたが、本作はほぼ皆無。
ゴア表現と笑いの組み合わせという試みは面白いが、残念ながらドン滑り。>>続きを読む
統合失調症の姉と両親の姿を、弟が20年に渡って追ったドキュメンタリー。
不可抗力な事象に対しても、何か(誰か)のせいにしたくなったり解決策を求めてしまうのは、人間の心理として当然なのだろう。
もち>>続きを読む
脱獄した死刑囚の男とそれを取り巻く人々の話。
追いつ追われつのスリリングな展開に、久しぶりに手に汗握った。
逃亡を通じて男が人間性を取り戻し、社会性を身に付けていく様が興味深く、また冤罪についても>>続きを読む
都会から宮城県南三陸に移住したサラリーマンの話。
震災やコロナ禍を背景に、都会と田舎、双方の本音がハッキリと描かれる点が好印象。
「見てるだけでいい。」という台詞に救われる想い。
ディスタンスな>>続きを読む
リアルを超えたリアルな映像(特に水)で、終始眼福。
かたや、昔ながらのディズニーのお家芸とも言えるミュージカルシーンも、愉快で楽しく。
往年のハリウッド映画へのオマージュも見事にキメる。
が…>>続きを読む
内容はよく分からなかったが(笑)、終始ビジュアルが賑やかなので結構楽しめた。
2Dと3Dアニメの融合、そこに何故かリアル路線のエフェクト(炎や煙)が加わった自由な作風は、将来的に私がやってみたいこと>>続きを読む
平凡な大学教授がなぜか大勢の人々の夢に現れる話。
久しぶりにアイデアの面白さを堪能出来た作品。
もっとも、予告編から想像していたのとは大分違う展開だったが、コレはコレで面白い。
前半はシュールな>>続きを読む