けんいちさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

けんいち

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ねこのガーフィールド(2024年製作の映画)

4.0

生き別れた父猫と再会したことをキッカケに、冒険を繰り広げる家猫の話。

小気味よいストーリーを、アクションを中心にテンポ良く展開。

謎のトム・クルーズリスペクトに笑った。

個人的には、CG/VFX
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プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち(2024年製作の映画)

4.0

続編は、プー達がさらなる餌食を求めて町へやって来る話。

怪物の誕生秘話や、主人公の深層心理を介した回想など、ストーリーに深みが増した分、前作よりも遥かに楽しめた。

終盤の殺戮シーンはやり過ぎの感も
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至福のレストラン/三つ星トロワグロ(2023年製作の映画)

4.0

ミシュラン三つ星を55年間持ちつづけるフレンチレストランを追った240分のドキュメンタリー。

さぞかし美味しそうな料理が沢山登場するのかと思いきや、映されるのは人々の会話が中心。

でも、これこそワ
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エア・ロック 海底緊急避難所(2024年製作の映画)

4.5

墜落して海底に沈んだ飛行機の中で、人喰いザメの恐怖と対峙する人々の話。

低予算且つありがちな話ながら、人物設定には意外性があり、飛行機の墜落からラストまで演技と演出で緊張感を保っている(特に墜落シー
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フォールガイ(2024年製作の映画)

4.0

危険な陰謀に巻き込まれたスタントマンの話。

ストーリーが退屈なのと、カットバックなどの演出過多のせいで、折角のアクションがイマイチ盛り上がっていない印象。

普段日の目を見ないスタントマンへの敬意が
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ツイスターズ(2024年製作の映画)

4.0

竜巻に立ち向かう人々の話。

ストーリーは、このテの過去作と変わりないという印象。

ただ、竜巻や災害を表現するエフェクトと、気象学の進歩が垣間見える点が面白い。

オチも洒落ていて、読後感も良き。
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インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

4.5

続編は、思春期の感情を視覚的に描く。

キャラクターと世界観が、前作以上にビジュアルで分かりやすく表現されている。

逆にストーリー展開は前作のような“まどろっこしさ”がなくなり、サクサクと進んで良き
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化け猫あんずちゃん(2024年製作の映画)

4.5

化け猫と少女の交流を描いたアニメ。

作画といいキャラクター設定といい、いちいちツボにハマって笑える。

意表を突くSF的展開や全編に漂うマッタリした雰囲気も好き。

終盤やや失速した感は否めないが、
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風が吹くとき(1986年製作の映画)

5.0

核戦争の恐怖を描いたアニメ。

可愛らしい人物作画に対して、実写で原爆による被害の凄まじさを見せる演出。

無知であることの恐ろしさと幸福は、表裏一体とも。

吹替版で森繁久弥、加藤治子という名優の声
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デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

4.0

シリーズ第3弾は、世界の命運をかけた壮大なミッション。

懐かしいキャラの登場は嬉しい限りだが、ストーリー的に必然性が感じられず。

説明がクドイ上に、内輪ウケばかり狙ったジョークに辟易。

脚本が如
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トゥ・ザ・ワンダー(2012年製作の映画)

3.5

フランスとアメリカを舞台に、男女の愛の移ろいを描いたドラマ。

ということなのだけど、映像ありきの展開とモノローグによる進行で、ストーリーは有って無いようなもの。

ただ、如何にも“テレンス・マリック
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メイ・ディセンバー ゆれる真実(2023年製作の映画)

4.0

アメリカで実際にあったスキャンダルを題材にした話。

上っ面を描いているだけで、人物の内面にまで踏み込めていないという印象。

サスペンス調の音楽で盛り上げようとするも、内容がそれに伴わず。

「で、
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ルックバック(2024年製作の映画)

5.0

ひたむきに漫画づくりを続ける2人の少女の話。

噂に違わぬ傑作。

漫画をそのままアニメにしたような作画、そして感情表現の殆どを絵で表現している点が白眉。

人生に“もしも”は無い。

ただ、その“も
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フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(2024年製作の映画)

5.0

人類初の月面着陸にまつわる噂をモチーフに描いたドラマ。

アナログをデジタルで表現する面白さ。

加えて、人間ドラマ、ロマンス、SFなど、脚本のバランスが良い。

本物にせよ嘘にせよ、誠意を尽くすこと
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フェラーリ(2023年製作の映画)

4.0

フェラーリ社の創業者エンツォ・フェラーリを描いたドラマ。

仕事とプライベートが“乖離して”描かれているため、話に纏まりの無さを感じた。

レースシーン等の画作りも、新鮮さに欠ける印象。

テンポの良
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

第3次世界大戦に伴う人類滅亡の危機に立ち向かう男達の話。

4年ぶりの劇場鑑賞。

やっぱり分かるような分からないような。

それでも退屈することなく、前のめりになって観てしまう魅力があるのも事実。
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スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年製作の映画)

4.0

25年ぶりの劇場鑑賞。

脚本がアッサリしている印象は否めないが、映像全般、音楽など今観ても全く遜色無い出来栄え。

特にライトセーバー戦は激熱。

4DXで鑑賞したが、事ある毎に揺れ過ぎで、正直相性
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ブルーエンジェルズ(2024年製作の映画)

4.5

精鋭パイロットから成る飛行隊ブルーエンジェルズを追ったドキュメンタリー。

全編の殆どを戦闘機の飛行シーンが占めるが、臨場感・爽快感がこの上なく、日本語字幕無しの上映でも問題無く楽しめた。

IMAX
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クワイエット・プレイス:DAY 1(2024年製作の映画)

5.0

シリーズ第3弾は、舞台をNYに。

主人公が余命僅かであることや、其処彼処に音が発生する要素が散りばめられていることなど、設定が上手い。

ストーリー展開の緩急の付け方が絶妙で、最初から最後まで緊張感
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初めての女(2024年製作の映画)

4.0

小説家の瀧井孝作が、自身の青年期を描いた同名私小説の映画化。

言葉少なに、役者の表情や間合いで伝える緻密な演出。

我々現代人が失いつつある、日本人の奥ゆかしさが丁寧に描けている秀作。

飛騨高山の
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アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家(2023年製作の映画)

3.5

芸術家アンゼルム・キーファーを追ったドキュメンタリー。

彼が生み出した作品同様、本作も意図して抽象的な映画にしようと腐心している印象。

作品が強調された3D演出は適材適所だと思う。

歴史や彼の創
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ザ・ウォッチャーズ(2024年製作の映画)

4.0

ガラス張りの部屋で、何者かに監視される女性達の話。

導入が甘いことと、映画『サイン』とやや酷似している点が気になるが、意外な人物が現れるところからは俄然盛り上がる。

“ファンタジーな”終わり方は賛
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ノーラ・エフロン:人生の出来事はすべて話のネタ(2015年製作の映画)

4.0

ラブコメの名手、ノーラ・エフロンの生涯をたどるドキュメンタリー。

自分が経験したことを作品に投影させる主義。

また、私小説から脚本に携わり、映画監督にまでなった経緯がユニーク。

発言の一つ一つに
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ハロルド・フライのまさかの旅立ち(2023年製作の映画)

4.5

ホスピスにいる死期の近い旧友に、徒歩で会いに行く老人の話。

使命感からサバイバル、そして贖罪へと転調していく展開。

誰しもが後悔を抱えながら、何事も無いかのように振る舞っている世界。

“これでい
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数分間のエールを(2024年製作の映画)

3.5

MV制作に没頭する男子高校生と、音楽の道を諦めた女性教師の話。

音楽を通したBOY meets GIRL。

程良い距離感の人間関係と、サッパリとした作画が私好み。

“作品の完成度云々ではなく、生
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関心領域(2023年製作の映画)

4.5

アウシュビッツ強制収容所の隣で平和な生活を送る一家の話。

大いなる実験映画と解釈。

キューブリック的演出に加えて、BGMを流さず、敢えて“退屈な”構図で見せ続けることで、客観性を維持。

ラスト、
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劇場版 おいしい給食 Road to イカメシ(2024年製作の映画)

5.0

劇場版第3弾は、食べ残しがテーマ。

様式美とも言える“大いなるマンネリ”な演出に加え、劇中劇や無音など随所に責めの姿勢が伺える。

1989年を舞台にした特有な笑いをとりつつも、“黙食”について言及
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.5

MMFRに登場した女戦士フュリオサの若き日を描く。

少女が戦士へと変貌していく様を、MMFRの世界観を拡張させつつ、“クソダサカッコよく”魅せる。

老若男女が皆、なりふり構わず生きることに固執して
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マリウポリ 7日間の記録(2022年製作の映画)

5.0

ロシアによるウクライナ侵攻開始からマリウポリ壊滅までの20日間を記録したドキュメンタリー。

悲惨な映像の連続に、胸がいっぱいになって言葉にならない。

何故ここまで酷いことができるのか?、と。

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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

5.0

後編は、爆発寸前の宇宙船と日本の運命を描く。

キャラの立った登場人物、テンポの良い展開と意外性のある物語、絶妙に挿入されるギャグ。

パラレルワールドやラブストーリー的な要素を絡め、前編で広げた大風
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ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)

4.5

伝説のレゲエミュージシャンの人生を映画化。

全般的に広く浅くという印象。

鑑賞中は人物造形や社会的背景などもう少し深掘りしても良いのでは?とも思ったが、シンプルにメッセージを伝えるという趣旨ならば
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猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

3.5

シリーズ第4弾は、猿たちが新たな支配者となっている地球が舞台。

抑揚の無いストーリーに、こぢんまりとした世界観。

どこに向かっているのかも分からず、多くの謎を残したまま「続く…」な終わり方。

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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.5

教師と教え子、そして寄宿舎の料理長の話。

誰かのために少しでも尽くし、そして感謝されること。
それだけで、生きる活力が生まれる。

そして、若者が現実と向き合うことに助力し、ここぞというタイミングで
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.5

続編は、“新世界”の脅威と対峙する人類と怪獣達の話。

怪獣バトルありきの設定や物語。
ラスボスにゴジラやコング程の魅力や牽引力が無い等、ツッコミどころは数知れず。

それでも、映像は迫力満点で退屈は
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.5

出版業界や黒人作家の作品の扱われ方を風刺的に描いたコメディ。

相手にステレオタイプを求めることもまた、偏見や差別に繋がるのでは?と。

作中、小説の映画化という展開を通して、リアリティの表現の難しさ
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スター・ウォーズ/帝国の逆襲 特別篇(1997年製作の映画)

5.0

本日スターウォーズの日とのことで鑑賞。

常に追われている展開。

「“やってみる”のではない。やるのだ。」
「I love you.」「I know.」などの名ゼリフ。

勧善懲悪の話にあって、正義
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