iidさんの映画レビュー・感想・評価

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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.5

横スクロール映像好きにはなんともたまらない映画。

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.7

美しくて悲しくて強い。
大学時代にアメリカを車で旅行したことを思い出す。地平線まで続く一本道に、日本のスケールは感じることができない、果てしない自由と孤独を感じた。圧倒的なものを前にしたときに感じる、
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.8

映画を見ていて改めて思った。
人と一緒に暮らすには自分を犠牲にしないと無理だ。食べるもの、生活リズム、趣味、価値観、金銭感覚。何から何まで。うんざりしてくる。相手にとっても同じだろうが。
好きだから合
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ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

3.7

いっちゃってるやっべーやつだけど、その異常な熱意の裏にあるものを考えると一概に間違っているとは言えないような、そんな気がする。
平和を願う気持ちや戦争を語り継ぐという使命感、戦死者への弔い、遺族への慰
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.0

漫画で出会い、アニメ最終2話とまごころを君にの精神世界のダイアローグに共感し、破で熱狂し、Qで失望したエヴァ。時が流れるのは早い。
シンエヴァに対してはなんだかもうワクワクも期待もなかったけど、見たあ
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タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

3.8

やっと見れた。
評判は良いけどあらすじからなんだかお涙頂戴な感じがして、どうなのかなと思ってた。
結果良い映画だった。しかしなんだか表面的な物語で感動してしまったような気がする。母との別れや仲の悪い友
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ムーラン(2020年製作の映画)

2.6

アニメ版の良いところをことごとく無くしてしまった実写版。なんでアニメの通りにやらなかったのか。
アニメ版ムーランのテーマは自分探しと男尊女卑や家の名誉等の旧来の制度の批判であったと思う。そしてそれらス
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

3.7

当然、人生のきらめきこそが生きる意味だ、という結末だと思って見ていた。子供向けの映画ならこの結末で充分だと思う。だからもう一歩進めたこの結末は、おとなへのメッセージなんだろうなと思った。電車の窓に映る>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.9

映画的ですごくおもしろかった。
笑ってハラハラして泣いて。
西川美和が目指していたのはここだったのか、と思った。

過去作ではいつも作為的な演出が苦手だった。物語にひっぱられて人が動かされているような
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.7

面白かったけど、クレイマークレイマーやアイアムサムなど過去の親権争いの傑作映画のトレースだとも思う。

コロンバス(2017年製作の映画)

3.3

良い建築が出る映画は好きだ。
ベルリン・天使の詩のシャロウンの図書館や軽蔑のマラパルテ邸など。
良い建築は美しく印象的な舞台となり、そして場所性や時代を明示する装置となる。
この映画もサーリネンをはじ
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オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)

3.7

ソフィアコッポラで一番ライトな仕上がり。
作家性が際立った作品ではないけど、カジュアルで親しみやすくて、でもちゃんとらしさもあって好印象。
ソフィアコッポラがついに少女から中年女性へ対象を変えたのがな
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パディントン(2014年製作の映画)

3.2

子供向けを飛び出しはしないけど、パディントンのかわいさと絶妙なユーモアとウィットは大人でも楽しめる。

キングスマン(2015年製作の映画)

3.3

今更感あるけど見てみた。
バイオレンスさとくだらなさの共存が新鮮。

名もなき生涯(2019年製作の映画)

3.9

崇高。マリックはやっぱり唯一無二の監督。映画館で見なかったことが悔やまれる。
マリックにこんなエモーショナルな物語を組み合わせたら、もう無敵だよなぁ。
ひとつ、贅沢な不満かもしれないけど、やっぱりルベ
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.5

すごくめんどくさい女だなぁ、こんな人いやだなぁと思いつつも、少なからずみつかる自分との共通項に、嫌悪と同情と共感が入り混じる。
見栄も失敗も諦めも、まぁ生きてくってこういうことだよね、それも悪くないよ
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.7

アメリカン青春盛り合わせ。楽しくて羨ましくてちょっと切なくて、最高。こういうなんてことはないけど、良くできた映画は貴重だ。
でもただ楽しいだけの映画ではなくて、描いている学校像も実はすごく新しい。
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ザ・ライダー(2017年製作の映画)

3.5

ノマドランドの予習で。
自分自身の役を本人達が演じるという手法が興味深い。そのまんまではないとしても、このストーリーと同じような体験をし、そしてこの映画の後も彼らの人生初の続いてく。不思議な感じ。
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欲望のあいまいな対象(1977年製作の映画)

3.3

ブルジョワジー同様あまりに同じことが何度も繰り返されるので、眠くたなっちゃった。ブニュエル向いてないのかも。

天使の涙(1995年製作の映画)

3.6

突拍子のない行動をとる人々にたじろぐし、面白い物語かというとそうでもない。でも全体を包む雰囲気と小さなエピソードのディテールによって、やっぱりいい映画だなぁと思わされる。
人との出会いは、偶然と運命の
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生きちゃった(2020年製作の映画)

3.7

少なからず主人公と似た性質を持っているので、あんな風に押し黙る気持ちがよくわかる。主人公の造形に関しては、自分にとってはかなりぴったしきて共感した。夜空は〜でもおんなじこと思った。
転落人生のフォーマ
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.8

たぶんこういうのが、しあわせというものなんだろうなとみていて思った。かしましく仲の良い姉妹、団欒の食卓、将来の夢。
原作のストーリーは変えずに、時系列の組み替えや演出で現代的にアップデートしている。原
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.6

任務も味方も敵も全体像が掴めないままどんどん進む感じは、まさに昔ながらのスパイ映画。個人的にはこの感じはあまり好みではないが。
それに意図的だろうけど、主人公が匿名的で感情や思想が見えないから、なんだ
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わたしたち(2016年製作の映画)

3.8

登場人物の一個一個の行動にとても説得力がある。その行動に至るまでの構築がしっかりされている。
それに小道具の使い方が抜群にうまい。マニキュアから、語らずとも伝わってくる豊かな意味。
説明的なところなん
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わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

3.9

自分は光をにぎっている。
この詩が映像の意味を拡張して、また逆に物語が詩の奥行きを拡張しているような。小さな物語だけど、そうとは思えないぐらいずしんときた。
「ちゃんと終わらせる」ということが、なんだ
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幸福路のチー(2017年製作の映画)

3.8

ノスタルジーの正解。
甘過ぎる過去への郷愁は拒絶反応がでるけど、これは甘苦くて、甘酸っぱくて、なんだか自然に涙が出る。
近代台湾史とリンクして描かれるチーの人生を見ていると、誰もが知らず知らずのうちに
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トニー滝谷(2004年製作の映画)

3.6

語りを中心とした、まるで小説を読んでいるような気分になる表現。右から左に流れていく映像は、文章を読んでいく流れとシンクロしているみたいだ。
こういうの、ありそうだけど、意外といままでなかったような。
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アス(2019年製作の映画)

3.5

これ、初見で裏に込められた意味を読み取れる人どれぐらいいるんだろう。ちとわかりづらすぎないか。解説読んでも、あーなるほどって感じもないし。
まぁそこを気にしなくても、ホラーとして新鮮なおもしろさはあっ
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.0

支離滅裂なストーリーを、スピード感と迫力ある映像で、どうにか映画として成立させてる。「細かい事うだうだ言うなよ、娯楽映画なんだから!」という強い製作者の意思が見える。
インドラプトルは恐竜というか、も
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

3.8

いまでこそ流行と言ってもいいぐらいの、社会的弱者を描いた映画。
だけどケンローチはこういった題材をずっと前から撮り続けてきて、だからこその信念や信条のような、力強さがある映画になっていると思った。
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コンフィデンスマンJP(2019年製作の映画)

3.3

どんでん返し映画は、どんでん返しがあると知っている時点で、もうどんでん返しでもなんでもなくなる。
誰かは裏切り者で、誰かは共犯者なんだろなぁと、おもいながらみてたら、大体そうたった。
先入観なく見られ
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