なぜこの映像をつなげて、この音楽を合わせて、この言葉を乗せるのか、もうさっぱりわからないけど、そういうの全部すっ飛ばして、たしかに自分のうちに奇妙な感情が湧きあがる。ダイレクトに感情をコントロールされ>>続きを読む
こーゆーのすごく好き。90年代以降のB級バイオレンスみたいなテイストで、でも、誰も死なない、みたいなやつ。(いや、死ぬけど。)ビクトリア・アブリル大好きなんどけど、ペネロペちゃんがまた最高です。
いたってフツーに生きてても、なかなかこんなにぴたりと指向性の合うパートナーには出会わないものです。ある意味とても幸せな人たちなんだろうなぁ。おとぎ話のように。(周りは巻き込まないでもらいたいものですが>>続きを読む
ミステリーとしては、だいぶあっさりしてたけど、閉塞的な片田舎の鬱々とした空気が、なかなかあとにひく映画でした。
これは配給会社のミスリードなのでは、ってくらいに、全くエロくない。。むしろそういう視線うんざりなんだよって人が解放されちゃう感じの話でした。四つ足の大きな動物って、やはり生き物として美しい。。
娯楽作品としてのおもしろさに溢れてるのに、ある種のファンシーさを期待すると、包容力ゼロで現実突きつけられてえぐられる。このバランス感にやられました。「凶悪」も「孤狼の血」も観たいけど、しんどそう。。
無償の愛なんて、自分の人生を愛せなかった誰かの言葉だと思うのだけど、誰がなんと言おうと彼は最高に幸せだったのだろう。「あなたはこれを愛と呼べるか」、、愛とエゴの境目なんて、たぶん誰にもわからないでしょ>>続きを読む
1年ほどまえにたまたま原作を手に取り、主人公のこじらせっぷりに、布団にもぐってうぎゃーと叫んでそのまま消えてなくなりたい気持ちになりましたが、やっぱりこの映画も、映画館でうぎゃーと叫んで消えてなくなり>>続きを読む
このダークヒーロー感。。かっこいい。。
ところどころ視点のブレに、ん?と思う部分もあるのだけど、どんでん返しものとしても面白かった。
インド社会云々の話ではなく、程度やプロセスの違いはあれど、どのような近代国家でも起こりえる、普遍的なストーリーに思えた。
刺さる社会派映画やドキュメンタリー作品は、抽象化を経てからの具象化、の部分に>>続きを読む
ものごとを白と黒、善と悪だけで語ることができるのなら、文学も映画も必要ないだろう、と思う。
交錯する時間とアマゾン河と心の狭間を往く、なんとも壮大なロードムービー。
近代化批判や植民地としての怒り>>続きを読む
イニャリトゥの中では見逃してた一作でしたが、冒頭5分でもってかれました。アモーレス・ペロスや21gに肩並べる傑作。
監督も言及しているとおり、聖書が原作だとか。この方の解説が、丁寧で面白かった。(ネタバレ)http://outception.hateblo.jp/entry/movie
マザー視点での不条理な展開>>続きを読む
アメリカの片田舎に舞台を置きながらも、そこで描かれる人間模様は世界の縮図のよう。小さな悪意、不幸な偶然から広がり続ける憎しみの連鎖。あるいは起こり得る、赦しの連鎖。観客に問いかけを投げかけながら、希望>>続きを読む