絶対好きなやつ!と思いながら観てなかった初ウェス・アンダーソン監督作品。
やっぱりストーリーより美術に目が行ってしまう。
シンメトリーもすごいけど構図の比率もすごそう。ロープウェイのアニメーションとか>>続きを読む
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リディアを演じるケイト・ブランシェットがかっこいい。
かっこいいのだけれど、立ち居振る舞いから話し方まで男のように振る舞わなければ指揮者として登り詰められないのか。
養子に「パパ」と呼ばせること、パー>>続きを読む
DVにシングルマザー、ヤングケアラーと無戸籍問題。山盛りすぎる。
市子を演じる杉咲花の淡々とした表情。耐え難い過酷さと爆発する怒りが凄まじい。
哀しい。
どうしたらよかったのか。考えても虚しくなる。>>続きを読む
みなみ会館最後の日に観に行った。
ずっと観たかった映画をずっと通った映画館の最後の日に観るというのはなかなか感傷的な気分だけどおもしろかった。
とにかくかわいくて憎たらしくて残酷だ。
マリエとマリエ>>続きを読む
なかなかレビューを更新できないでいた。
とてもいい映画なのだけどとても重い。
『第二次世界大戦後のドイツ、男性同性愛を禁じた刑法175条の下、ハンスは自身の性的指向を理由に繰り返し投獄される。』
ハン>>続きを読む
恋する惑星は何回も観たけど天使の涙は1回しか観た記憶がない。内容も朧げだったけど、何十年越しかの2回目でカーウァイ作品でもかなり好きかもと気づいた。
散漫で緩急が激しくて気持ちが追いつかないのにディ>>続きを読む
何回も観たけど何回観ても鮮やかに加速して走り抜けて行くような映画。全部かわいくて美しい。
4Kレストア版のおかげなのか。たぶん違う。
ブリジット・リンの顎が割れてるところに憧れたり、金城武とトニー・レ>>続きを読む
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フランソワ・オゾン監督作品って観たことなかった。
85年の南仏の明るく気怠い映像がいい。
「どちらかが先に死んだら、残された方はその墓の上で踊る」という誓いは既視感があるなと思ったら「おれの墓で踊れ」>>続きを読む
映画館で観ようと思っていたのに結局観れなくて、Blu-rayを待とうと思っていたらすぐさまアマプラで配信。
ありがたいけどやっぱり映画館で観ればよかったと少し後悔した。
個人的な話だけど私は子どもの>>続きを読む
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「聖なる鹿殺し」でなんだこれはと思って「ロブスター」も観たかったので観た。
なんなんだこれは。
独身者が送り込まれるホテルと逃げ出した森は美しい。でもどことなく現実的でなく冷たい。
45日以内にパー>>続きを読む
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モノクロームの映像。無骨な伯父と風変わりな9歳の甥の物語。
甥ジェシーが本当にややこしい。
私自身は息子の子育てをあまり苦労に感じることがなかったので、母ヴィヴが気に病む様子に気を揉んだ。
が、ふと思>>続きを読む
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ビー・ガン監督最初の長編作品。
冒頭の金剛般若経の一節でさっそく混乱する。
前半は捉えどころがなく散文的。退屈なわけではないけれどはぐらかされているような気さえする。
主人公チェンはたぶんいい人なの>>続きを読む
4Kレストア版になったので初めて観た。(観たと思っていたのは勘違いだったようだ)観る機会はあっただろうになんとなく避けていたのかなぁ。
私的レスリー・チャン祭で少しだけ彼の情報を追って知ったからかもし>>続きを読む
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ゲイの男性2人が出会って濃密な2日間を過ごし別れる物語。
ラッセルとグレンがとてもいい。出会いはゲイバーでのナンパ。即物的で描写が熱烈で切ない。
一晩過ごした後のグレンがラッセルにインタビューする形で>>続きを読む
おもしろかった!
スピード感がすごい。ストーリーは大雑把なんだけど勢いで見てしまう。
ホーの髪型がさっぱりしたせいか男前に見えるし、ケンもマークよりすっきりしている。ロンの生きる意欲を取り戻そうとする>>続きを読む
アクションだし避けていたのだけど観た。
レスリー・チャンがかわいい。
ルージュにも出ていたエミリー・チュウもかわいい。
そして、チョウ・ユンファとティ・ロンが良かった。それぞれのキャラがよく分かる演技>>続きを読む
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原作マンガは読んだことがない。
けどショムニとか紺野さんの方なのね。
万能な元風俗嬢が街を平和にする話かと思っていたよ。
全然違った!
有村架純がいい。アイドル女優みたいな振りをして、憑依するわけで>>続きを読む
「わたしは女の子」と言っている女の子にスカートを着させない教育者はもう教育者として失格だ。
バレエ教室の先生も彼女に男の子の役を割り振る。挙句教室から追い出すなんて児童虐待だ。
生物学的な性は関係ない>>続きを読む
風の歌を聴けが観たかったけどヒポクラテスたちにした。
いいなぁ。というか懐かしい。
私はこの映画が撮影された数年後に京都に来たけど、ロケ地になった府立病院とか橘井寮(現存している)、三条大橋の風景の>>続きを読む
レスリー・チャン見たさに苦手なアクション映画を観た。
上海租界が舞台の台湾抗日同盟メンバーのレスリー演じるホイとアンディ・ラウ演じるギャングのディンの友情に、大富豪で実は日本に取り入るマフィアの娘ティ>>続きを読む
レスリー・チャン見たさに観た。
アニタ・ムイも出ている。アニタが亡くなったのも2003年なのか。
アニタ・ムイ演じるユーファーが主人公。オープニングの鏡の前のシーンと歌う姿が印象に残る。
チャンを演>>続きを読む
ブエノスアイレス本編の4KレストアBlu-rayの発売が5月なのでついこっちをレンタルして観てしまいました。
本当は2046を購入しようと思っていたのだが。
エモい。
本編は昔どこかで観たのだけどな>>続きを読む
なぜか観ていなかった。
「欲望の翼」の続編と言われているけど、そう言われましても・・・と避けていた。
観るべき!
とにかく全てが美しい。明度と彩度を抑えた華やかさと、表情には出せない激情とすれ違い。>>続きを読む
久しぶりに観た。
やっぱりレスリー・チャンが美しい。美しすぎる。
湿った肌のテクスチャとか黒い瞳の影とかアルカイックスマイルとかミステリアスでエキゾチックでアジア万歳!ってなる。
しかし、レスリー演じ>>続きを読む
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静かで淡い陽射しの中を少女が歩いて躓いて走ったりしながら成長する物語。
韓国の家父長制度や学歴社会で抑圧された家族の形。末娘のウニがそこから羽ばたこうとする姿が愛しい。
特にウニの視線がすばらしい。>>続きを読む
見るんじゃなかった。
オープニングの車のトランクのシーンで犯罪映画だと分かるのだが、一転カトリック系男子校の群像劇になる。
この中の誰かが犯罪を犯したのだろうと思っていたら、前半で描かれる主要人物は>>続きを読む
ボールドウィン未完の原稿「Remember This House」を元にしたドキュメンタリー映画。
ボールドウィンの盟友である公民権運動指導者のメドガー・エバース、マルコム・X、マーティン・ルーサー・>>続きを読む
ガッジョ・ティーロとはロマ語で「愚かなよそ者」を表す。
監督自身の母親がアンダルシア系ロマ人だそう。
ロマとはジプシーと呼ばれてきた集団のうちの主に北インドのロマニ系に由来し中東欧に居住する移動型民族>>続きを読む
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原作者はレバノン出身の劇作家ワジディ・ムアワッド。
レバノン内戦を背景にしている。
オープニングの「You and Whose Army」できつそうな予感しかしない。
凄まじい暴力による悲劇。
それ>>続きを読む
夭折の映画音楽家ヨハン・ヨハンソンの遺作。
オラフ・ステープルドンによる同名の小説を原作に、ヨハン自身の音楽とティルダ・スウィントンのナレーションで20億年の人類の行方を紡ぎ出す。
16mmフィルム>>続きを読む
DCもマーベルも子どもの頃に観たアニメーションでしか知らないからびっくりした。
画もストーリーも暗い。重い。その上ハイスペックすぎて視覚も脳も処理能力が追いつかない。
観る映画も普段の生活もこの3分の>>続きを読む
なんだこれと思いつつ観た。
途中であっ!と気がつくのだけど、え?どういうことと思ったら吉尾さん本人が言っているし、これは吉尾さん以外の5人の共通夢なのか。
とりあえず吉尾さん役の成田凌がいい。
へら>>続きを読む
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長い。モノクロームで平坦で終わらない地獄だった。
もう最初の犬で心が折れた。カラスも小鳥も山羊も嫌いだしネズミに至っては吐きそうになった。
残酷すぎる。悪夢だ。
やっと出てきた司祭役のハーヴェイ・>>続きを読む
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前に観たのだけどもう一回観た。
レビューしていなかった。
アダム・ドライバー目当てで観たのだけどロン・ストールワース役のジョン・デヴィッド・ワシントンがとても良かった。髪型もファッションも表情もいい>>続きを読む
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ルートヴィヒ完全復刻版はルートヴィヒ/神々の黄昏より1時間も長い。
神々の黄昏も長くてしんどかったのに。
というわけで、ヴィスコンティ監督作品「地獄に堕ちた勇者ども」「ベニスに死す」と並ぶ「ドイツ三>>続きを読む
オスカー・ワイルドの長編小説「ドリアン・グレイの肖像」を原作にしたヘルムート・バーガー主演映画。
映像も音楽もセリフもB級。ただドリアン・グレイをヘルムートに演じさせたかっただけという感じ。
ヘルムー>>続きを読む