ハシビロコウ可愛いさんの映画レビュー・感想・評価

ハシビロコウ可愛い

ハシビロコウ可愛い

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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.2

IMAXで。
レースシーンの描写が凄まじく、本気でスリリングな体験が出来る。気を抜けば何回でも死ねる狂気の世界を、音と映像と音楽で心底堪能させてくれる。その迫力があるからこそ、ドラマにも説得力が出てい
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ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

4.2

とんでもないスタントと、妙に魅力的なキャラクターに心を掴まれた。
前作からの、とんでもないスタントで見せ場を作る方針はうまくいっている。何かあるたびに手に汗を握ってしまう。
イーサンと絆で結ばれた仲間
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.5

アクションの迫力が物語まで牽引しており、スリルと興奮に満ちた素晴らしい娯楽映画だった。
4作目あたりから見えてきたこのシリーズの「とにかくトムクルーズを酷い目に合わせる」方向性は今回も健在。気が触れて
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

4.0

IMAX3Dで。よく出来ていて面白いが、有っても無くてもいい作品でもあった。
話運びのテンポは良く、一つ一つのシーンの撮り方やアクションシーンの構成も上手い。俳優陣も皆ハマっていて、最後までハラハラし
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デッドプール2(2018年製作の映画)

4.6

増えた予算を正しく使い、強みを圧倒的に伸ばした、完璧な続編。
上手くまとまって普通に面白い、という印象だった前作に対し、今作は強みを重点的に伸ばして狂ったように面白くなっている。
まず特筆するべきはア
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ニンジャバットマン(2018年製作の映画)

3.5

開始30秒で意味不明な領域に突入した物語は、そのまま最後まで戻ってこない。どこまで振り落とされずに耐えられるかで、評価が決まるだろう。
徹頭徹尾狂った事しか起こらず、狂い方は指数関数的に加速していく。
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.6

凄く面白かったのに何が面白いのかは分からない不思議な映画だった。
日本人が見ると情報量が多過ぎて脳がパンクする。
何回か泣いたし、凄く熱くなるシーンもあったのだが、何の涙だったのかは自分でもよく分から
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デッドプール(2016年製作の映画)

3.9

劇場ではIMAXで。割と真っ当に面白い映画だったが、そこが残念でもあった。
デッドプールのキャラクターとしてのヤバさとか、ぶっ飛んだ映画であるとか、そういう側面が当時散々強調されていたので、ハードルが
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.7

誰が死んでもおかしくない、緊張感に満ちたシリーズの集大成。とにかく情報を仕入れずに劇場へ行くべき。
まずはなんといってもこの映画が成立したこと自体を褒めたい。シビルウォーの監督なので分かっていた事だが
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.4

ネタが多過ぎて字幕が追えないほど。深いものはないがポップカルチャーへの愛が詰まっており、胸が熱くなった。
色んな作品のキャラが出る映画であり、それは勿論凄く楽しいのだが、この点については真面目に触れる
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パシフィック・リム(2013年製作の映画)

4.8

劇場ではIMAX3Dで4回、4DXで1回見た。怪獣とロボットの殴り合いというコンセプトを全力でやり抜いた傑作。
怪獣やロボットのデザインを含めた世界観と戦闘描写が良い。際立った美点はほぼそれだけの作品
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ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

4.0

演出は適度に、話の軸はかるたに戻り、心地よく観ていられる一作。
きちんとかるたの勝負そのものを描き、その中でドラマも描いていた上の句に対し、下の句ではドラマに力が入りすぎ、演出もややくどくなっていたよ
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パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

4.2

特撮映画からロボットアニメへ。これはこれで面白いが、前作とは別物になった。
予告の時点でも感じていたが、今作は前作と全く違う。戦闘はスタイリッシュになり、画面は明るく、世界観も前作ほど絶望的ではなくな
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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

4.9

平均的なレベルの高いシリーズの中でも頭二つほど抜けた傑作。大量のキャラクターをきっちり扱う整理力と、描かれるドラマの説得力が特に素晴らしい。
本作のメインを成すキャップとアイアンマンのドラマはかなりし
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レミーのおいしいレストラン(2007年製作の映画)

3.4

映像は綺麗で料理がちゃんと美味しそうだったが、物語世界のリアリティの基準が曖昧でイマイチのれなかった。
ネズミが知性を持っているだけでなく人間とコミュニケーションを取れ、料理もできる。というだけで十分
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トゥームレイダーファースト・ミッション(2018年製作の映画)

4.0

アリシア・ヴィキャンデルが2億点、アクションが80点、その他の要素は60点って感じの作品。
ストーリーはシンプルで謎解きは異様に簡素、おかしい点やご都合主義な点も多いが、それらは概ね原作通り。腹に穴が
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アナと雪の女王/家族の思い出(2017年製作の映画)

3.0

単体としてではなく、リメンバー・ミーの抱き合わせとしての評価。
アナ雪に特段思い入れは無く、リメンバー・ミーと同時上映だったので観た。映像は相変わらず綺麗だし悪くない出来だとは思うのだが、とにかく変に
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.6

想定の3倍くらい泣いてしまったので、ティッシュを忘れて行った事を激しく後悔した。入場前手に取ったチラシが1枚ちり紙と化した。
死んでしまった家族との向き合い方というのは、大人なら誰もが理解できるテーマ
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劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ(2018年製作の映画)

3.8

テレビ版で問題だったグダグダが解消され見せ場の熱量も上がったが、美味しい部分まで削ぎ落とされてしまった印象。
テレビ版はテンポ良く密度の高い前半に対し終盤かなり失速したのが残念だったが、劇場版は一本で
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

4.5

IMAX3Dで。素朴だが力強い問題提起をしつつ、感情的な物語にも引き込まれる傑作。
音楽、美術やアクションシーンはどれもレベルが高く、シリーズのどの作品とも違う魅力を放っている。表面的な要素ではあるが
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.2

多様性についてかなりドラスティックなメッセージを示す映画。戸惑う人も多そうだと思う。
何を良しとして何を大切にするかは人それぞれで、自分の価値観を大事にすれば良い。そんなメッセージがお話的にも映像的に
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

4.5

バーフバリ!バーフバリ!
全編ぶっ飛んでいて、最初はやや面食らう。が、ブレは無いので、慣れるとその独特な魅力に心を持っていかれてしまう。
かといってシュールさで勝負をしているわけではなく、王道の物語と
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6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

3.9

内容以前に、やりきった事を褒めるべき映画だろう。圧倒的な説得力があるし、最初と最後を見比べると感慨深いものがある。
ドキュメンタリーではないが、他人の人生を見ながら自分との共通点や相違点を考える楽しさ
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.8

“秒でアガる”がじわじわ下がる感じの映画だった。
冒頭から凄まじいアクションが展開され一気にテンションが上がるが、その後の話のテンポはあまり良くない。
あらゆる要素が斬新だった前作をアイデアで越える事
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スター・トレック BEYOND(2016年製作の映画)

4.0

あまり深いものは無いが、テンポが良くアクションも軽快で観ていて楽しい。普段と違う組み合わせでメンバーを分断する事で、ドラマ的な面白さもある。亡くなった俳優への追悼の仕方も見事で、スポックのくだりでは泣>>続きを読む

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.6

IMAXで。
新しい事に沢山挑戦するという意味での“スターウォーズらしさ”が帰ってきて楽しいが、サーガの1ページとしての評価は次作まで保留にしたい。
保守的だが丁寧な作りだった前作とは対照的に、斬新で
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スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

4.8

シリーズの世界観を受け継ぎながらもきちんと世代交代をし、映画としてのレベルもグッと上がった傑作。
既視感のある部分が多い事は否定し難いが、映画としての基礎的なレベルの高さはシリーズ最高と言っても良いの
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シネマ歌舞伎 め組の喧嘩(2017年製作の映画)

3.7

最後にチーム同士の乱闘があって、ヤバい祭りに紛れ込んだ気分になれる感じ
つまりこれはHiGH&LOWです。

ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

3.7

IMAX3Dで。
ヒーロー映画としては過去作よりまともになったが、癖がなくなって無難になってしまった。
やたら重くシリアスだった過去作に対し、軽く明るくなっているので気楽に観られる。まともに登場するの
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アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

3.4

劇場ではIMAX3Dで。
これ一本ではあまり褒められない出来だが、シリーズに必要な作品として許容できる。
今作の戦いは結局「ヒーローが大失敗して酷いことになるけど本当に最悪の事態だけは辛うじて防ぐ」と
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プリンセスと魔法のキス(2009年製作の映画)

4.1

ディズニーが得意そうな要素を用いながら、その活かし方によって過去とは違う方向を目指す意志を感じる。
取り敢えずアニメーションのレベルは高いが、ディズニーだから驚かない。これだけで十分楽しめるレベルにあ
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るろうに剣心(2012年製作の映画)

3.3

原作未見。雑に作ったわけではないのは伝わってくるが、映画としてのレベルはもっと上げられた気がする。
ストーリーにはこれ一本で特筆すべき点は無かったが、別段悪くもない。言葉での説明やスローモーションの多
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

4.1

IMAX3Dで。
今までのシリーズでは設定も強さも馬鹿げているソーの扱いに困っている印象があったが、ついに上手く魅力を引き出せた。
話の筋は適当だがキャラの魅せ方が上手く、堂々とギャグ路線にすることで
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.6

個々の要素はいいが食い合わせが悪い印象。
割と本格的諜報モノであるストーリーとノリの良いBGM、超凄いアクションが合わさった作品なのだが、それぞれが馴染んでいない。とにかく複雑で頭を使う話なので、BG
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カーズ(2006年製作の映画)

3.8

シンプルで分かりやすい成長物語。
映像のクオリティーの高さは言わずもがなで、特に車体への夜の光の写り込みは息を呑むほど美しかった。カーアクションとしても割とかっこいい。
奇抜な事をしないストーリーは安
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ブレイブハート(1995年製作の映画)

4.1

学があって腕っ節も強いというウォレスの人物像が魅力的なのだが、そういう有能な人物が騙されたり裏切られたりする様を基本的に見せられることになる。歯痒い思いをしながら終盤まで見ることになるのだが、彼の最後>>続きを読む

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