ikumuraさんの映画レビュー・感想・評価

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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.7

一作目より笑ったし楽しめた。
一作目は過剰に埼玉が自虐する割に、もっとすごいネタが出てくると思ったのになあ、、
という感想だったのだが、
やはりそんなに細かいとこまで知らない関西のネタだとちょうどよく
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未帰還の友に(2023年製作の映画)

3.3

昔からの太宰ファンとしては、太宰原作の映画化はなんとなく連帯感が出てきて観ていて楽しくなる。

この話、実はよく覚えていなかったのだが、
戦時下、「先生」とよくつるんでいた帝大生がおでん屋の娘と仲良く
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

2.9

そういえばレビュー書かない間にニノくんの出てるものいくつか見ていたなあ、と思い出し、今のうちに。

これも前半は良かったと思う。
制度とミクロな正義が一見ぶつかり合う中で、
その葛藤にキムタクとニノく
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アナログ(2023年製作の映画)

3.3

ストーリー全体として好きかと言われるとあまり好きになれない、
(あ、これ泣かせにくるストーリーだ、って思っちゃうと
我に返ってしまうというか)
前半はすごいよかったのにな、、という感想だったのだが、
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それから(1985年製作の映画)

3.7

夏目漱石の名作を素晴らしい映像で見せてくれる森田芳光監督。
小林薫を見たくて選んだんだけど、やはり主役の代助を演じる松田優作の佇まいがよき。
(それにしても仲村トオルが松田優作の弟分的な感じで出てきた
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.5

賛否両論、と聞いていた割には、なかなかいいじゃん、という感想。
まあ自分がたまたま賛の側ということなんだろうけど、
そこまで欠点を感じるようなとこもないというか。
強いて言えば終盤のアクションシーンが
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.5

観終わって映画館の外の景色は雨、
それがそのまま50年代のロンドンに思えてしまうような、
そういう鑑賞体験は久々。

黒澤の原作をリスペクトしつつ新しいものにしていて、
単体の映画としても素晴らしいも
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十九歳の地図(1979年製作の映画)

3.6

住み込みの新聞配達員として生計を立てている予備校生が、
鬱屈したものを、地図上に丁寧に書き込んだバツ印をもとにかける嫌がらせ電話で晴らすだけの日々。

中上健次が好きだった高校時代、故郷を舞台にした壮
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.2

いやーこれはもうサイコーでしたね(語彙力)
絶対劇場、絶対IMAX。

トム様が絶対ファンを裏切らないよう、満を持して作った映画。

我が家で、「公開されたみたいだし一応旧作見とく?」
と、漫然と見始
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.4

なかなか仕事に追われているのと、
世界で起こってることに心が参ってしまい、
時間がないなりに見ているものはあっても
語るべき言葉が自分の中から出てこなくて、
なかなか筆をとる気になれなかった一年・・・
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.5

たけしがバイク事故で生死を彷徨ってるというニュースも、
渥美清が亡くなって国民栄誉賞を授与されたというニュースも、
祖父母の家のテレビで見たのを鮮明に覚えているんだが、
調べてみたらどちらもちょうど夏
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

3.3

これも3週間ほど前に鑑賞。
初期の頃の漫画原作を読んでいて大好きで、
ドラマもスペシャル版も全部見ていたので、
これも是非見たいなあと思いつつなかなか行けず、やっとです。

シロさんがどうしてもドライ
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天外者(2020年製作の映画)

3.4

ここ1ヶ月くらいちょびちょび映画館やら配信やらで見ていたのですが、レビューしないうちに忘れてしまいそうなので一つずつ。

こちらは劇場公開1周年ということで1日限定の全国上映となった三浦春馬くんの遺作
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.5

主演のお二人の結婚にかこつけようというわけじゃないのだけど、
前々から観たかったので、ニュースを機に。

予告編をみて、なんとなく男性の造形が中上健次っぽいなぁと思ったんだけど、
やはりインスパイアは
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小早川家の秋(1961年製作の映画)

4.0

【小早川は「こはやがわ」、天王寺は「ノォー」にアクセント】
いやはやこれも傑作。
小津が東宝、純関西で作ったのはこれが唯一らしい。

タイトルは秋だけど季節は夏。
いろいろあって最後に、秋がタイトルに
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ビルド・ア・ガール(2019年製作の映画)

3.2

【あの頃ペニーレインと✖︎17歳の肖像✖︎レディーバードなビルドゥングスロマン】
フィルマークス試写会にて。ありがとうございます!

後追いだったとはいえ90年代UKロックにそこそこハマった人間として
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あのコの、トリコ。(2018年製作の映画)

2.8

ボク恋ロスの中川大志くんロスを埋めるべく、
ヒロイン役ではじめて注目した新木優子さんの出てるこの作品を。。
新木優子加点あってもこのスコア!!薄い!!!😂
(別に吉沢亮くんも悪くない)

新木優子さん
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嵐電(2019年製作の映画)

3.3

大西礼芳さん加点、5点くらいか😅
今クールのドラマ当たり作、『ハコヅメ』の、
戸田恵梨香さん演じる藤さんの同期役、もしや、と思ったら大西礼芳さんだった!
独特な存在感あって好きな役者さんの一人。

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冬冬の夏休み(1984年製作の映画)

3.7

台湾映画のこれまた名作。
ノスタルジックで一見牧歌的だけどいろんなことが起きてる。
台北の小学校を卒業したトントン(冬冬)の夏休み、
お母さんが手術を受けることになって、妹と田舎の祖父母の家へ。
田舎
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

3.5

なにげに初細田守作品!

展開というかヒロインの存在が主人公の男子高校生にとって都合良すぎて、
(憧れの先輩に、田舎に一緒に帰省して彼氏のフリしててくれとか言われることあり得ないだろ・・・)
ゲームか
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

3.7

初キアロスタミ監督。
なんで宿題を紙に書いてきちゃいけないの?
ノートに書いてくるのがルールだから。
学校で覚えるのは規律を守ることだから・・・
万事がこんな調子の、命令ばかりで話を聞かない大人たちと
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

3.5

そういえば友達に激推しされてたなってことを観てから思い出したんだけど、
実に3年越しの鑑賞。
なんじゃこりゃwww面白いwww

ヴィラン(悪役)がちゃんと強くて素手で戦ってくれるのが良いね。
ある意
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1秒先の彼女(2020年製作の映画)

3.5

冒頭出てくるヒロイン、小さい頃からなんでもひとより1秒早い。
なにしてるの!?生き急いでるわけ?と怒られ続け、
写真では目をつぶり続け30年、彼氏なし。
そんな彼女の身の上に始まる、テンポの合わないラ
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アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

3.8

中川大志くん主演のファニーバニーのレビューでよく言及されていたので気になっていた。
やはり伊坂幸太郎原作は外れないな〜
(原作未読なのにすみません)
そしてファニーバニーと似てるといえば似てる。
お〜
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.7

やっとみられた〜!
序、破、Qと3月中にコンプリートしていたものの(レビューあげなきゃ。。)
新年度忙しくなってさらに緊急事態宣言、、
劇場ラストスパートでサイン入りミニポスターなどの特典が貰えたのは
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国産洋画劇場「船と氷山」(2018年製作の映画)

3.3

YouTubeにて。
ロバート秋山と友近による某豪華客船の事故をもとにした超有名映画のパロディ。
恥ずかしながら元ネタより先にこちらを見てしまった。。
でも、元ネタが名画なんだろうなということを納得(
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.7

【先生、、ピアノが、、したいです】
原作を読んでない方が、これはこういう映画として楽しめるのかも知れない、
と、他の方々のレビューを読んでて思いました。
僕は未読です。
クラシック、ピアノの素晴らしさ
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FUNNY BUNNY(2021年製作の映画)

3.5

【青春の終わりの想像ラジオ】

中川大志くんが良い!!
主役であり狂言回しでもある独特な役をこなしているんだけど、
イケメンかつ爽やかでありながら独特の奥行きを感じさせる大志くんならではですね。

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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

3.8

【ネタバレ入ってないですよね?】

シン・エヴァが公開されるということで周りにも流されつつアニメ版の方をコツコツ見貯めて・・・
と言うことでやっと旧劇場版に追いつきました!
映画が出る頃には学校にも観
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柔らかい肌(1963年製作の映画)

3.8

大学生の時、トリュフォー映画祭みたいなのをやっていて、
友達と見に行こうかみたいな話になって結局行かなかったのが柔らかい肌、
だった気がする。
まああの頃見てても何が何やら、、だったかも。

その後何
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俺物語!!(2015年製作の映画)

3.5

【こんな漢惚れてまうやろー】
漫画原作なのだが漫画の世界内でのリアルさを存分に表現してる、
と感じられる、予想外に楽しめた作品。
「これは漫画のお話だから・・・」というふざけた感じが役者からは感じられ
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海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

3.8

海辺にバカンスにやってきた少女ポーリーヌとその従姉、バツイチ美女のマリオン。
マリオンのめんどくさい元カレ、ピエールと、通りすがりのバツイチ(?)オッサン、アンリ。
ここにポーリーヌと同じ年頃のシルヴ
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ガタカ(1997年製作の映画)

3.6

見なきゃ人生損する!くらいの勢いで勧めてくれる人もいるし、
イーサン好きなのでずっと観ようと思ってたのだがやっと。

遺伝子操作で理想の人間が作れるようになった近未来の設定。
自然妊娠で生まれた子供(
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Delivery Health(2019年製作の映画)

3.5

おいおいまんまだな、タイトル!!

最近舞台の配信などで森山未來を観る機会が多くて、
改めて魅力的な表現者だな、と感じておりまして
(特に、アマプラで見られる太宰治短編集の「走れメロス」での森山未來、
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どん底作家の人生に幸あれ!(2019年製作の映画)

3.4

あけましておめでとうございます。
何本か映画は見ていたもののレビューをなかなか書けずにいるうちに。。
ラッキーにもこの映画のフィルマークス試写会が当たりました!
ありがとうございます!

若草物語もそ
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真実(2019年製作の映画)

3.6

是枝監督がカトリーヌドヌーヴを撮る!?
というので楽しみにしていたのだが劇場では見逃してしまった。
母娘の葛藤と和解、というストーリーはよくありそうなんだけど、
ちょっとウェットな関係性が邦画チック。
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