Vickyさんの映画レビュー・感想・評価

Vicky

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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.0

大事なのは、どこを泳ぐかじゃない。どう泳ぐかだ。
夢を追いかけるジョーと、一歩を踏み出せない22番。2人が見つけるきらめきが人生の歩き方を教えてくれた。

心が震える感覚を知っている。
当たり前の毎日
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.9

終始2人が可愛かった。
セリフ感の薄い自然な会話が良い。喧嘩の後謝るシーンもかわいい。
普段のゆるさと本職の時のギャップが最高。アクションかっこよかった。
邦画全然観ないけど、これはめちゃくちゃ好きな
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.3

このアニメーションの質感が癖になる。
確かにストーリーはあっさりだった。でも、キャラクターと歌はとても良かった。
100周年なだけに、オマージュも盛りだくさん。幼少の頃からディズニー作品に触れてた人間
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.6

搾取や略奪の大航海時代から工場生産の産業革命へ。ダールは知っている、チョコレートはただ甘いだけじゃないと。分かち合いというテーマがアンサーになっていた。

華やかな楽曲や鮮やかな世界観が魅力的だった。
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.5

キレたらやばい男、ホアキン・フェニックスの独壇場。ジョセフィーヌへの重い愛を引きずりまくる。
戦場シーンのクオリティの高さに圧倒された。生々しい兵士たちの最期の姿に、300万人の命を奪った悪魔の影が見
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シチリア・サマー(2022年製作の映画)

3.8

ハンプティダンプティ症候群とはよく言ったものだ。あの卵の殻で出来た体は、高い塀から落ちれば割れてしまう。今か今かとヒヤヒヤしながら、不安がずっとつきまといながら塀の上の紳士を見つめる。そんな映画だった>>続きを読む

マーベルズ(2023年製作の映画)

3.5

アッセンブル最高!

カマラ・カーンのあどけなさとオタク仕草に見る人は共感できるから、彼女と自分を重ねて楽しめるんだよね。ほんとに良いキャラクターだと思う。

ここからまた繋がっていくんだと思うとワク
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.0

種無しぶどうだと思って食べたら種が入ってた感じ。
舞台を映画に。その作り物感が相応しい。
砂漠の一角のひと騒動は、正にウェス・アンダーソン版『未知との遭遇』。

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.3

アニメーション作品の大傑作。こんなに心揺さぶられるとは…
前作も美しかった作画が更に芸術性を増して帰ってきた。例えるなら可愛い甥っ子に数年ぶりにあったらすごい成長してて、愛おしさはそのままだけどちょっ
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.2

キャラクターそれぞれが自らの問題に向き合うのが素晴らしかった。
今までは彼らの絆や結束が大きなテーマだったが、今回は良い意味で個人が強く描かれていた。どのキャラクターにもスポットを当てるのが上手い。
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.0

広くて冷たい海で泳ぎ続けて疲れたら漂うだけだ。
自責の念に駆られ、逃げ続けた人生に残された時間は僅かだった。
傷ついた心を覆い隠した皮膚の鎧は醜く、そして脆い。
自分の正直を愛してくれる人は誰だろうか
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.5

ここに来て意外な展開。
前作は踏んだネタバレを今回は回避できたから楽しめた。

エスターのサイコ具合はそのままに、彼女の人間味も垣間見える本作。イザベル・ファーマンの演技力が磨かれていた。

エスター
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.2

映画を観るのは夢のような時間だと知った。
とてつもなく恋に落ちてしまったんだ。

芸術家は心が壊れることもある。
それでも心に従わなければいけない。

劇中にでてくるサムが撮った映画が全部面白かった。
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

アクション、デザイン、ストーリーが文句なしに良い!
笑って泣ける、まさにエンタメ!

カオスの切れ味も抜群。
心地よいテンポ感にどんどん飲まれていく。

目の前の向き合うべきことから目を背けて、タラレ
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.3

24コマの魔法。
"暗闇の中に光を見る"119分。

オリヴィア・コールマンの表情で伝える演技に魅せられた。

変えられて、変わって。出会いはそんなもの。

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.3

骨まで全部、食べ尽くしたことはある?

食人が嗜好ではなく本能的、遺伝的なものとして描かれている。そういう意味ではジュリア・デュクルノーのRAWに似ている(?)
家庭環境の悪さが負の連鎖を起こすという
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.0

フェーズ5の始まり!
カーンの登場に緊張が走る。

前作までのサンフランシスコドタバタコメディから一転、舞台は量子世界へ。

カーンの紹介、今後のストーリーへの導入、説明が多かった。
クスッと笑えると
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タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター(2023年製作の映画)

4.2

それはほんの数日間の出来事。花火のように一瞬の輝きだったのだ。
「出会わなければ」などとは思えないほど必然で、運命。

ニュースや教科書には残らない人生たちが揺らいでいた。己はどうだろうかと問う。
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

4.2

少年の瞳がキラキラ輝いてる映画に間違いはない。
純粋に楽しんだり、子どもの力だけでチャレンジする姿が素敵。
「まずは光を集めなきゃ」
映画への情熱がその小さな体に漲っていた。
色づいた世界が美しい。
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バビロン(2021年製作の映画)

4.0

音楽は止めない。
それが泡沫の夢だとしても。

無声からトーキーへの転換。
時代は常に移り変わるが、過去が消え去る訳ではない。
ラストシーンは映画への愛を込めたラブレターだった。

映画は孤独を埋めて
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.6

水が本物より本物だった。映像の鮮明さとパンドラの美しさは素晴らしい。
全てを繋ぐ海の美しさに心が潤う。

家族愛や、異種族への視線。テーマ自体は悪くないが脚本はイマイチ。

常識を覆した前作から13年
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クルーレス(1995年製作の映画)

2.9

"西海岸アレルギー"がでそうなくらいビバリーヒルズの色が濃い。
最大級の悩みが完璧な恋人探し、みたいな生活は確かに羨ましいかも。
シェールは可愛いし若いポール・ラッドも見られる。
キラキラした高校生た
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ガーディアンズの家族というテーマにピッタリなホリデースペシャルだった。
ギャグに笑い、最後はホッコリして終わる。大満足な44分。
ケヴィン・ベーコンのカメオが中々に贅沢な感じ。
これだからgotgは最
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ウィロー(1988年製作の映画)

2.8

小さき者が英雄になる、冒険ファンタジー。
道中で出会う新たな仲間、悪に打ち勝つ力を持った予言の子。あるあるの詰まったストーリーだった。
アイスマンことヴァル・キルマーがコメディチックで良い。ワーウィッ
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フレッシュ(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

女を文字通り食い物にする男、見て見ぬふりして逃げる男、価値観押し付け自己中男 〜女の敵な女を添えて〜

ラストにやられた。
どうやら、ただのカニバル映画ではなかったみたい。
女性が生きてる中で大変なの
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

とてもエモーショナルで、彼を追悼する素晴らしい映画だ。
誰かとの別れ。それは誰しも経験するだろう。それにどう向き合うか、それぞれの思いが丁寧に描かれていた。

チャドウィック・ボーズマンへの敬意を充分
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.0

Manners Maketh Man.
紳士になるためのレッスン。座り方から銃の扱いまで。

爽快アクションと斬新なカメラワークの虜になる。
世界は救うけど、頭は多少ふっとぶかも。

真のキングスマン
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

想像を超えた"それ以上"のものを体験したとき人は黙ることしかできない。言葉が出ない。
ノーラン作品特有構造の現時点で最高な形態。始点、伏線、帰結。無駄も不足もない完璧さに脱帽する。
呼吸だけは忘れない
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グッド・ナース(2022年製作の映画)

3.5

猫背の後ろ姿、優しい微笑み、時折本性が透けて見えるようなエディ・レッドメインの演技に魅入る。

後味残るような印象的なカットが多い。
信じた彼は何者なのか。少しずつ見えてくる真実。寒気のするような実話
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RRR(2022年製作の映画)

4.2

こんな多幸感知らない、、
すごく笑顔にさせられた。

炎と水、激しくぶつかり合うような2人の友情。アクション、歌、踊り。面白さとかっこよさと感動が一気に押し寄せる。
英国の植民地支配を描き、連鎖するス
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

3.5

恐怖は鼓動を生む。それは魂を動かす。

原爆の扱いが気になるものの、トリロジーの最後として綺麗に収めた今作。
派手な爆破やアクションと、スタイリッシュなデザイン。
闇の騎士はヒーローとして希望の象徴に
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サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

3.4

ドレミの歌、エーデルワイス、私のお気に入り。知らない曲なんて無い。現代もなお人々に愛される名曲たち。

ストーリーは想像以上にナチ…。政治的背景も情緒的な描写もこの作品に深みを持たせるものだった。
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クルエラ(2021年製作の映画)

3.8

王座に座るのはただ一人。私に道を開けなさい。

敗者から勝者へ。復讐を求める彼女のサクセスストーリー。疾走感とユーモアが気持ちいい。
エステラとして周りに合わせるのはもう懲り懲り。クルエラに周りが合わ
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スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

4.3

どうか私のこの翼を奪わないでほしい。飛ぶための翼を。

伝統、規律、責任。わかっているけど、カーテンを開けてもいいじゃない。
世間からも王室からも居場所を追われた彼女の姿に胸が締め付けられた。
柔らか
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.5

恐怖。
植え付けられたそれは、人々を支配する。

復讐者か、それとも救世主か。仮面の下に隠れたものとは。
腐敗したゴッサムには光が必要だ。引き寄せられ、闇を濃く映し出す。


人は何故落ちる?

這い
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

4.0

犯罪者に憧れる8歳の少女へ。最高級のダイヤ、最上級の盗みを見せてあげる。

自分を磨いて着飾りまくって堂々と闊歩したくなる。
彼女たちの放つ魅力に溺れて、どうしようもなく惚れてしまう。

鑑賞後にはも
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